2014年11月19日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

「産業看護師」とは、企業看護師とも呼ばれ、病院やクリニックなどの医療機関ではなく一般企業や大学などで働く看護師のことです。主に、企業で働く従業員の健康管理や、メンタルヘルスのケアなどを行います。
近年、人気が高くなってきている産業看護師が、どんな仕事をするのか、どんな役割を果たすのか、また病院での勤務とはどんなところが違うのか等、ご紹介します。

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従業員として社員の健康を守る！
産業看護師とは？

産業看護師の主な仕事は、従業員が発病した場合の応急処置です。
また、その企業ごとに変わりますが、産業医や産業保健師の指示に従って、以下のような業務のサポートをすることもあります。

１．健康診断の実施や、診断結果を受けて従業員への健康指導
２．従業員の労働内容や労働時間のチェックや過度に負荷がある場合の対策
３．ストレスやうつなど、従業員のメンタルヘルスの相談対応や対策
４．従業員からの健康相談や、健康面へのアドバイスをする。

このほか、健康診断や問診票など健康面に関する資料をエクセル等へ入力、管理することや、健康な状態で仕事ができるよう、業務に合わせた危険事項への注意喚起や季節ごとの衛生面での知識を教育するなど、業務は多岐にわたることもあります。

人気の秘密は？
産業看護師は他の看護師と何が違うの？

病院やクリニックに勤務する看護師が、病気の人を看るのに対して、産業看護師は、予防という観点で健康な人をサポートすることが大きな違いです。

産業看護師のほうが、仕事が多岐にわたることがあり、デメリットと感じる方もいるでしょう。ただし、自分自身のキャリアアップと前向きにとらえれば、メリットともいえます。また、企業に勤めるため、「土日祝休み」「残業なし」「福利厚生の充実」等の魅力があることも多いのです。
ただし、福利厚生のひとつをとっても、社宅や寮、賃貸住宅の補助など「住宅関連の手当て」、財形貯蓄や給食、保険などの「ライフサポート」、健康診断や人間ドッグなど「医療・健康関連の手当て」など、企業によって大きな差がありますので事前に確認しておくとよいでしょう。

看護師としてだけでなく、オフィスに努める企業人として、仕事ができる。残業なしで、アフターファイブを楽しめる。こういったことが、産業看護師が人気の要因のひとつとなっています。

産業看護師になりたい！
その前に知っておいてほしいこと。

看護師の求人は多く、転職の際にあまり苦労することなく次の就職先が決まることがほとんどだと思いますが、産業看護師の場合は、まったく別物です。
そもそもの求人が、病院に比べ少ないこともあり、産業看護師として就職するのは狭き門となっています。 時には、求人に応募しても面接までたどり着けないことも。履歴書の書き方から、面接のポイントまで、病院への転職とは違う対策が必要です。
そのため、産業看護師になるためには、事前にしっかり調査する必要があります。

本サイトには、「業界唯一の企業／大学転職専門チーム」があります。相談は無料ですので、こういったサービスを利用するのも、転職成功のひとつのポイントです。

仕事内容や条件をしっかり把握して
メリットの多い産業看護師に！

産業看護師は、今人気急上昇の仕事ですが、メリットもデメリットもあります。メリットを十分に生かすためにも、まずは応募したい企業について、きちんと知ることが大事です。その企業にあった履歴書と面接で、合格を目指しましょう。
そして、就職後は、健康な人の健康管理やパソコンへのデータ入力など、病院の看護師とは違う仕事に慣れていく必要があります。 さまざまなことをしっかり把握しておくことで、自分にあった産業看護師になることが可能なのです。