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不安な保健師必見!ブランクからの職場復帰のポイント

結婚や出産、あるいは介護などで一度仕事を辞めたけれど、一段落したタイミングでもう一度、保健師として復帰したいと考える人は多いと思います。しかし、ブランクを経て復職する際には、以前との業務の違いや、仕事と家庭の両立など、不安な点も多くあります。
そこで、保健師として復職する際に注意したい点をまとめました。また、ライフワークバランスがとりやすいと最近人気の高い「産業保健師」という働き方について、実際に現場で活躍している現役の産業保健師の話を交えながらご紹介します。

資格が必要な保健師は復職に強い!

少し古いデータになりますが、2014年度に公益社団法人日本看護協会が行った「保健師の活動基盤に関する基礎調査」によると、産休・育児休暇を取得したことのある保健師の74.4%が、職場復帰にあたり「不安があった」「不安がある」と回答しています。
ブランクから復職する場合、多くの人が不安に感じているのが以下の2点です。

  • 最新の医療情報についていけるのか?
  • 子育てや家庭と仕事の両立ができるのか?

しかし、保健師にとって、育児や介護の経験は、むしろプラスになります。さらに、職場や自治体、そして各地のナースセンターでも、復職支援セミナーなどを開催していますので、復職前に知識のブラッシュアップを積極的に行いましょう。
また、家庭と仕事の両立に不安がある場合には、派遣社員やパート社員といった働き方から、段階的に現場に慣れていくことも可能です。国家資格が必要な保健師という仕事は社会的ニーズも高いため、働き方の選択肢も多く、サポートも手厚いのです。

復職前に準備しておきたい3つのポイント

スムーズな復職をするために、以下の3つの準備を徹底しておきましょう。

  • 家族とよく話し合う
    復職後は、必ず家族の支援が必要な場面が出てきます。復職前には、家族としっかりと話し合うことが必要です。
  • 知識のブラッシュアップ
    最新の医療技術だけでなく、健康や保険に関連した新聞記事など、毎日しっかりと目を通すだけでも十分な効果があります。
  • 勤務先や雇用形態を慎重に選ぶ
    ワークライフバランスを考えながら、現状に合った働き方や職場を選ぶことが、復職や転職に成功するためのポイントとなります。

現役の産業保健スタッフにインタビュー「ワークライフバランスが良い“産業保健師”という働き方」

ブランクからの復職時、何を準備しておけば良いのか不安を感じる保健師の皆さんも多いかと思われます。そこで、現役の産業保健スタッフして働くアポプラスステーション株式会社の大塚ひろみさんにお話を伺いました。

復職時に想定されること・心得ておくべきこと

「産業保健師」の職場はあくまで企業なので、そこで働くためには医療機関ではなく「企業」で通じるレベルのビジネスマナーやパソコンスキルが求められます。実際にブランクを経て仕事に復帰される方から相談を受けたこともあるのですが、パソコンができると自負されていても、実際はメールのやりとりやインターネットが使える程度という場合も多くあります。「産業保健師」の職場では、ワードでの議事録や書類の作成、エクセルでの表計算や統計グラフの出力、パワーポイントでのプレゼン資料の作成などと、ビジネスソフトをある程度使いこなせることが必要なので、復職を決めたら各ソフトの市民講座などに通ったり、通信講座でスキルを習得しておいたりするなど、少しずつ準備をしておくと安心です。

また、スキル面だけではなく、改めて「なぜ、産業保健なのか?」をしっかり考えておくと良いでしょう。子育てと仕事の両立は想像以上にたいへんです。子供が小さいうちは体調を崩しがちですし、いろいろなことが自分の思うとおりにならず、また仕事への慣れにも時間がかかり、気持ちが滅入ることもたくさん出てきます。そのようなとき、あなたは社員の皆さんに明るく健康的な態度で接することができますか?産業保健の仕事は、自分が心身ともに健やかで初めて、良い結果が出せる「自分連動」の仕事です。もし、気分が落ち込んでいるとき、それを覆せるほどの「産業保健」へのモチベーションはありますか?是非、復職前にそのことを再度ご自身に問いかけてみてください。産業保健経験者の方はよくご存じかと思いますが、産業保健師の求人は非常に狭き門です。その高い倍率を潜り抜けて内定をいただくには、産業保健分野でやりたいこと、変えて行きたいこと、あなた自身がどう成長していきたいかをしっかり考えておきましょう。

仕事を一度お休みして復職するときには、誰しも不安はあると思います。しかし、産業保健師にとっては育児や介護の経験も、むしろ貴重な経験です。足りない経験を補う積極性と、人の話を素直に聞く心の柔軟性、そして一般常識やビジネスマナーがあれば、ブランクを乗り越えて再就職をすることは決して難しいことではありません。

企業の中で医療人として働くのが「産業保健師」

ここで改めて「産業保健師」についておさらいしましょう。保健師資格をお持ちの方、行政で経験を積まれた方であっても、「産業保健師」という仕事にはなじみが薄い方は多いかもしれません。「産業保健師」とは、企業に在籍しながら、そこで働く人たちの心と体の健康を守ることがおもな仕事です。具体的な仕事内容としては、産業医と連携しながら社員の健康診断の実施や結果の管理から、うつ病などに代表されるメンタルトラブルを抱える方の医療的なケア、病気を理由に休職される方・治療を終えて復職される方の手続き補助といった事務的な仕事まで多岐にわたります。病院勤務と一番違う点は、病院ではすでに病気を発症した方に対して治療にあたることがメインなのに対し、「産業保健師」は社員の病気の予防が一番大きな仕事だということです。

私自身、これまで2つの職場で社員の健康管理に関する部門の立ち上げを経験しています。それまでは健康診断で再検査が必要と判断されても放置したままの人が多かったところ、フォローアップや健康知識の啓蒙を徹底したことで再検査の受診率が上がったり、メンタルトラブルなどを気軽に相談をしにきてくれる方が増えたりすると、まさに大きなやりがいと喜びを感じます。

家庭と両立できる産業保健師の仕事

育児や介護などを経て、保健師として復職を希望される方にとって、「産業保健師」の仕事はとても魅力的だと思います。勤務時間は一般の会社勤めの方と同じく、就業時間が固定されている場合がほとんどなので夜勤もありませんし、土・日・祝日も休みの職場がほとんどです。また、働き方の選択肢も多様で、子供が小さいうちは派遣やパートとして働き、時間にゆとりが持てるようになったら正規社員の道を希望することも可能です。また、一般的に「産業保健師」を抱えているのはある程度、規模の大きな企業が多いので、病院勤務と比較すると福利厚生の面でも充実している場合が多いと思います。

ただ、前述のとおり、産業保健師になるには多くの応募者の中から抜きん出た存在にならなければなりません。条件だけにとらわれず、しっかり考え準備して復職へ挑みましょう。

求人数の少ない産業保健師になるには

復職や転職の際に感じる不安を解消するポイントは、情報収集にほかなりません。そこで、上手に活用したいのが、保健師などに特化して転職や復職支援をしているサイトです。「アポプラス保健師・看護師」には、最新の業界情報が集まっているほか、希望する働き方や自分の長所などに合わせて、キャリアコンサルタントが求人をご案内いたします。

また、今回ご紹介した産業保健師については、実際には求人数がとても少ないのが現状です。転職サイトに登録しておけば、非公開の求人を紹介してもらえる場合もあります。登録の際に条件面やスキルを伝えることで、ミスマッチをなくし、自分に合った職場を紹介してもらえるだけではなく、自分では思いもしなかったキャリアパスが提示されてキャリアアップにつながることもありますので、上手に活用してくださいね。

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