神奈川県の保健師動向

厚生労働省がまとめた「衛生行政報告例（就業医療関係者）の概況」によると、2016年12月時点の、神奈川県内で働く保健師の総数は2,149人となります。これを、人口10万人あたりに換算すると23.5人となり、全国で最も低い数字となっています。 また、神奈川県がまとめた集計によると、2016年12月時点で、行政保健師として働く人の割合が1,610人（保健所400人・県19人・市町村1,191人）と最も高く、次いで事業所で働く保健師は222人、さらに病院勤務の保健師が96人となっています。2014年12月時点と比較すると、市町村で働く行政保健師は255人増加、病院勤務の保健師は37人増加となっていますが、事業所勤務の産業保健師の数は19人減っています。 【神奈川県　保健師情報】 ■保健師数：2,149人（厚生労働省「衛生行政報告例（就業医療関係者）の概況」2016年12月時点） ■保健師養成学部・学校：10校（神奈川県「県内の看護師等養成施設」2017年3月時点）

転職ワンポイントアドバイス

京浜工業地帯を抱える神奈川県では、横浜市・川崎市にある企業を中心とした製造現場の健康管理室で働く産業保健師の需要が高いことが特徴です。求人として出される雇用形態としては、派遣社員の割合が最も高く、次いで正社員求人となっています。 神奈川県の場合、どうしても隣接する東京都と比較される場合も多いのですが、大企業の本社勤務での採用が多い東京と比べると、年収面では少し低い水準になります。しかし、先述したとおり、大手製造業やその関連企業の求人が多く、求職者の傾向としては、スキルアップを目指して、転職を重ねているキャリアのある経験者が多くいます。

神奈川県の概要

神奈川県は関東平野南西部に位置し、三浦半島を境として東側は東京湾に、南側は相模湾に接しています。神奈川県が集計した「神奈川県の人口と世帯」によると、2018年12月時点の神奈川県の人口は推計約918万人で、東京都に次いで全国第2位となっています。神奈川県内には全国的に知られた特徴のあるエリアが多く、港町として知られる横浜以外にも、歴史の街・鎌倉、サーファーの憧れの地・湘南エリア、温泉街として知られる箱根や湯河原などがあり、近年は外国人観光客からも人気を集めています。

神奈川県注目の市区町村

• 横浜市
• 川崎市
• 相模原市
• 厚木市
• 横須賀市