【保健師】業界情報会社勤めの産業保健師でもやっぱり服装は白衣なの?実態は...
2015年09月02日
こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
保健師の服装といえば「白衣」であることが一般的だと考える方も多いことでしょう。白衣の意味を調べると「白い衣服。特に、医師・化学者・美容師などが着る白色の外衣」という説明がなされています。美容師で白衣を着ているという方はあまり見かけないように思いますが、一般的に白衣を着ていると「医療従事者である」という印象を与えます。
保健師は、もちろん医療従事者の一員です。しかし職場によっては白衣を着ない場合もあります。特に会社勤めの産業保健師は、白衣を着用しないケースも多いようです。実態について調べてみましょう。
そもそも白衣とは?
白衣の歴史をご紹介!
白衣のはじまりは、1853年~1856年に行われたクリミア戦争だといわれています。あのナイチンゲールが着ていたのが「看護活動衣」で、白衣の前身と考えられています。
平成25年5月10日に埼玉県の済生会栗橋病院で行われた"白衣ファッションショー"によると、長めの丈のワンピースにコックさんのような帽子を被っていた時代もあったようです。徐々にスカート丈が短くなり、最近では男性の看護師も増えたことで、セパレートタイプのズボン型の白衣が主流になりました。また白に限らず、薄いピンクや、手術着などではブルーやグレーなどのカラータイプも登場しています。
産業保健師の服装について
白衣を着る人は少ない?
産業保健師は、白衣を着用する人もいれば、その企業で用意されたユニフォームを着用する人、私服で勤務する人などさまざまです。つまり勤務先の企業によって、何を着用するかが決められている(もしくは自由)のです。
ある企業では、もともと保健師は白衣を着用していたが、従業員が相談にくる場合「白衣よりも私服のほうが話しやすいのでは?」という観点から私服着用に切り替わったといいます。実際、私服に変えたことで相談者数が増加したという企業もあるようです。
産業保健師の服装は「白衣であるべき」「私服であるべき」などの決まりはなく、その会社でどんな役割を果たすのか、そのためにはどんな服装がふさわしいのかを考えることが大切なのではないでしょうか。
私服がOKなら何でもあり!?
服装自由の会社で気をつけたいこと
保健師の服装は、会社ごとに決められている場合と自由な場合があるとお話ししました。決まりがある場合はそれに従えばよいのですが、「私服と決められている」もしくは「自由である」場合は、逆にどんな服装にすればよいか迷うこともあるでしょう。
いくら私服がOKとはいっても、職場にふさわしくないカジュアルすぎる格好や派手すぎる格好は、当然避けるべきです。過度なメイクやアクセサリーの着用にも注意しましょう。なかにはネイルをしている保健師もいるようですが、あくまでも「清潔」であることが前提。今流行りの付け爪や派手なネイルアートなどではなく、薄いピンクやベージュなどにとどめるほうがよいでしょう。また、出張や講演会などに出席するときは、スーツやそれに準じるような服装(シャツにパンツ、もしくはスカートなど)をするなど、TPOを意識することも大切です。
産業保健師の服装の実態
白衣は少ないが「清潔」が一番
企業に勤める産業保健師の場合、白衣の着用が義務付けられているところは少ないようです。ただし私服OKの会社の場合でも、健康診断など医療関連に近い業務を行う場合は、白衣を着用する保健師も多いようです。やはり、会社の雰囲気やその場の雰囲気など、TPOにあわせた服装を心がけることが大切だということです。産業保健師として勤務するときに、「服装が自由」「私服出勤」という場合は、ぜひ参考になさってください。
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