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【保健師】業界情報保健師でも採血できるってホント?実は看護師よりも資格の取りにくい職業だった!?

2016年03月25日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師という仕事は、周りに理解されにくい仕事だと感じている方も多いのではないでしょうか。
ネット上の書き込みでも、こんなものがありました。
「健康診断に行ったら、保健師という名札をつけていた人に採血されました。大丈夫でしょうか?」

保健師のみなさんはご存じのとおりですが、保健師になるには看護師と保健師の両方の資格が必要ですから、当然保健師が採血しても問題ありません。

ここでは「保健師なのに採血してもいいの?」と疑問に思われる一般の方のために、「保健師はある意味、看護師よりも資格が取りにくい職業なのだ」という点について、お話ししたいと思います。

保健師の求人・転職特集はこちら

保健師と看護師の違い
保健師は2つの資格が必要なのです

一般の方からすると「保健師」「看護師」また「助産師」などは、それぞれ同列の医療系の国家資格だと認識されているようです。
確かに、それぞれ医療系の国家資格だということには違いありませんが、看護師と保健師・助産師は少し違います。
なぜなら看護師は「看護師」の資格のみが必要なのに対し、保健師は「看護師」と「保健師」の両方の資格が必要で、助産師は「看護師」と「助産師」両方の資格が必要だからです。
保健師助産師看護師法にも、以下のように書かれています。
保健師助産師看護師法「第二章 免許」第七条参照新しいウィンドウで開きます "保健師になろうとする者は、保健師国家試験及び看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。"
"助産師になろうとする者は、助産師国家試験及び看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。"
"看護師になろうとする者は、看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。"

保健師と助産師は看護師の仕事もできる!

つまり看護師は「看護師の仕事」のみしかできませんが、保健師と助産師はそれぞれ「保健師と助産師」の仕事以外に「看護師の仕事」もできるのです。
ここでは保健師のみの話に戻ります。
一般の人が看護師にしか行えないと思っている「採血」や「注射」などは、当然保健師も行えるということです。
どうぞ安心していただければと思います。

看護師の国家資格、保健師の国家資格、どちらが難しい?

ここまでお話しすれば、保健師は看護師よりも資格の取りにくい職業だということがご理解いただけたでしょうか。
看護師になるには最短で3年かかります。
高校卒業後、養成施設で最低3年間勉強することで国家試験を受けることができるようになり、その試験に合格することで看護師になれます。
ちなみに准看護師は中学卒業後に養成施設で3年間勉強、もしくは高校卒業後に2年間勉強することで資格を取ることが可能です。
しかし准看護師の資格だけでは保健師になることはできません。
保健師になるには正看護師の資格を取る必要があります。

では改めて「看護師の国家資格」と「保健師の国家資格」、どちらのほうが難しいのでしょうか?
平成27年に行われた「第101回保健師国家試験」と「第104回看護師国家試験」の合格率をみてみると、前者が99.4%なのに対し、後者は90.0%となっています。
多少の差はありますが、どちらも同じくらいの難しさといえそうです。
ただし何度も申し上げますが、保健師になるには「両方の資格」が必要ですから、やはり保健師のほうが看護師よりも勉強時間が長くなりますし、資格が取りにくいといえます。

保健師や看護師にとってはビックリ!?
世間の認識

あらためて保健師や看護師の方にとっては、世間の認識に驚かれたのではないでしょうか。
もし「保健師なのに採血している・・」と思われているなと感じたら、「看護師の資格もありますから、大丈夫ですよ」と言ってあげてもよいかもしれません。
しかし今後は、保健師の認知度がもっと高まっていくことが望まれます。

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