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【保健師】仕事内容・役割企業勤めの産業保健師とどう違う?行政保健師の仕事・役割

2014年12月02日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

行政保健師と、企業や大学などに勤める産業保健師とは大きな違いがあります。

最も違うのは、行政保健師は公務員であること。
産業保健師は「保健師」の資格のみで働けますが、行政保健師は「保健師」と「地方公務員」両方の資格が必要になります。

保健所や保健センターに勤め、地域の住民の健康管理や健康維持を目的として働く行政保健師と、企業に勤め、主に企業で働く人の健康管理やケアを行う産業保健師とは、仕事の内容も求められる役割も大きく違います。

具体的にどんな違いがあるのか、ご紹介していきましょう。

保健師の求人・転職特集はこちら

行政保健師と産業保健師の違い
地域に密着した幅広い活動か、企業側が求めるピンポイントの活動か

行政保健師は、保健所や保健センターで働くため、地域密着型の仕事になります。
健康管理や健康維持を目的とする活動なので、個別の相談に応じるだけではなく、セミナーなどを行い健康に対する理解を深めていくなどの啓もう活動なども行います。

一方、産業保健師は、企業などで働くため、その企業に勤める人のみが対象となり、企業側が求めること「社員の健康管理、意欲向上、心のケア」など、ピンポイントの活動が多くなります。

それぞれ「健康管理や維持」が根本の目的としてありますが、対象者が違うことで、仕事の内容も変わってくるのです。

行政保健師の仕事とは?
都道府県と市町村、働く場所でも違いがあります

行政保健師といっても、都道府県の保健所で働く場合と、市町村の保健センターで働く場合とで、内容は異なります。
ここでは、「保健所」と「保健センター」での仕事の違いについてご紹介します。

「保健所」で働く行政保健師は、市町村に比べて「大きな視点」で働くことが求められます。
都道府県民の健康管理や維持、増進を図るという意味では市町村と同じですが、少子高齢化が進んでいる昨今、「保健・医療・福祉」が三位一体となり、住みやすい世の中について考えることも必要です。
そのほか、新しい病気が発生したときの対応、世の中の動きをとらえ将来の問題点を予測し、対策をねることも求められます。

一方、「保健センター」で働く行政保健師は、「住民にとって身近なサービス」を行うことが求められます。
高齢者や障害者、乳幼児の健康など、その地域ならではのニーズに応えるべく、柔軟に対応することが必要です。
また都道府県で働く行政保健師と連携し、地域に根ざしたサービスを行ったり、民間の団体と連携したサービスを行ったりすることもあります。

行政保健師の役割が曖昧に?
大切なのは自分が求められていることを把握し、柔軟に対応していくこと

都道府県で働く行政保健師と、市町村で働く行政保健師の仕事と役割が異なることをお伝えしました。
しかし、介護保険法や障害者自立支援法などの度重なる改正により、その線引きが曖昧になっている場合もあります。

どんな場合でも、「都道府県民」や「市町村民」の健やかな生活を守るという意味では、目的は同じです。
自分が置かれた立場に求められていることは何か?を、みずから見極め、働くという柔軟性も必要です。
また、少子高齢化や出産の高年齢化など、世の中の状況を考えると、今後さらに問題点は多岐にわたると考えられます。

行政保健師には、問題を解決に導く力なども求められることになるでしょう。

公務員だから残業なし?
産業保健師と行政保健師、待遇面での違いはあるのでしょうか

行政保健師は、産業保健師同様、「土日休み」「夜勤なし」という条件で働ける職場といえるでしょう。
しかし公務員だからといって残業がゼロというわけではありません。
それぞれの職場により変わりますので、面接時などに確認しておくとよいでしょう。

では、産業保健師と行政保健師の違いで一番大きいことといえば何でしょう。
それは「安定」です。
公務員ならではの安定と安心が、産業保健師にはない魅力といえるのではないでしょうか。

待遇といえば気になるのが給与面ですね。
給与に関しては、それぞれの勤務先の違いや勤務年数などによるところも多いので、比較するのは難しいでしょう。働く前に個別に調べておくことをおすすめします。

行政保健師と産業保健師の違い!
公務員であることと、地域に根差した対応が求められること

行政保健師と産業保健師の一番の違いは「公務員」であるか否かということ。
気持ちの上でも「安定している」という安心感を得られることは大きいのではないでしょうか。

実際の仕事や役割に関しても、企業で働く人の健康を考える産業保健師と、都道府県民、もしくは市町村民の健康を考える行政保健師とでは、違いは歴然です。
地域に根差した対応ができるかどうかが、大きなポイントになると考えられます。

いずれにしても、行政保健師、産業保健師は、それぞれの仕事の良さがあります。
どこで働くかは、「自分がどんな役割を果たしたいのか」を一番に考えるとよいでしょう。

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