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【保健師】体験談男性保健師も増加中!先輩保健師も後輩に期待の声

2015年12月16日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

平成5年の法改正により、男性も保健師という仕事につけるようになりました。
日本看護協会の看護統計資料によると、男性保健師の数は、
・平成16年末 281人
・平成18年末 341人
・平成20年末 447人
・平成22年末 582人
・平成24年末 730人
と年々増加しています。
平成24年時の男性保健師の働き先は、市町村が364人と最も多く、次いで保健所の135人となっています。
事業所で働く人は66人いますが、男性保健師もやはり産業保健師より行政保健師のほうが多いようです。

ここではさらに男性保健師の実情について、現役保健師の声を交えながら迫ってみたいと思います。

保健師の求人・転職特集はこちら

アンケート発見!男性保健師に対する世間の声!?

男性保健師をテーマにした、あるアンケートをみつけました。
回答数が少ないアンケートなのであまり参考にはならないかもしれませんが、ご紹介します。

「男性保健師は必要だと思いますか?」
・絶対に必要である(45.9%)
・保健師は女性のみにするべきだ(32.4%)
・どちらでもよい(21.6%)

女性のほうがよいという声もありますが、どちらでもよいを含めると男性保健師に対して好意的な人が70%近くはいるということでしょうか。
まだ全体数としては男性保健師は少ないですが、今後人数が増えることで認知度があがり、「保健師は女性のみにするべきだ」という声は減少していくでしょう。

男性保健師Aさんの場合
「性別よりも経験と勉強」

在宅支援介護センターで働いています。家庭訪問や介護予防の教室を開くことが、主な業務内容です。

この職場では、男性だからやりにくいということは特にありません。
最初は驚かれることもありますが、「しっかりとした知識をもっている」「経験がある」ことで、安心していただけます。
在宅で介護している方や介護されている方にとって、保健師が男性か女性か・・ということよりも、「この人が信頼できるかどうか」が大切なのだと感じます。
性別よりも、自分自身にまだ介護経験がないことをネックに感じることはありますが、これは勉強と経験を重ねることで補えます。
今後はどんどん男性の保健師仲間が増えてくれることを願っています。

男性保健師Bさんの場合
「男性ならではの目線が役に立つことも」

母子保健の現場で働いています。最初は男性ということで警戒されたり驚かれたりする方も、確かに多かったですね。
ただ、自分の場合は3人の父親ということもあり、職業柄子育てにも積極的に関わったという自負もあったので、経験を話すことで安心していただくことができました。

確かに「母乳」など、女性ならではの相談は女性スタッフにまかせることもあります。
しかし、男性ならではの目線で子育てについてお話しできることもあり、お母さんだけではなくお父さんも育児に関わるきっかけを作ることができたと喜んでいただく場面もあります。
男性ならでは!の目線を大切にしながら、これからもがんばっていきたいと思います。

男性保健師Cさんの場合
「産業保健師は男性こそ活躍できる!?」

産業保健師として働いています。現場では「メンタルヘルスケア」を求められており、特に男性・女性という性別でのやりにくさは感じていません。

私の印象では、男性のほうがメンタル面に弱いのか?相談に訪れる人は男性が多く、同性ということで安心して話していただけている場面も多いように感じます。
母子保健などでは、性別がネックになることもあるかもしれませんが、産業保健師は男性のほうが活躍できる場所なのでは!?・・と最近はひそかに思っています。

先輩保健師から後輩たちへ
「興味があれば、ぜひチャレンジを!」

最初はお年寄りのサポートが中心で、高齢者の健康相談や介護予防を行っていました。
はじめて私を見た高齢者の方からは、「へ~男性保健師さんもいるんだね」と驚かれましたが、すぐに名前を覚えていただきました。
力仕事なども頼みやすいと思っていただけたのか、気軽に話してくださることは有り難かったですね。
介護に関しては保健師だけではなく、ケアマネージャーさんや介護士さんと連携していくことの大切さを感じました。
女性男性関係なく、それぞれが「専門職」としてのプライドをもち、よりよい方向へ進めるよう活動できたのはとてもよい経験になりました。

その後、母子保健の担当になりました。
男性保健師が苦手としている分野だと聞いていましたが、私の場合子育て経験がありましたので、あまり苦労はしませんでした。
男性・女性というよりも、母子保健の分野では子育て経験があるかどうかが、信頼してもらいやすいポイントなのかもしれません。
もちろん子育て経験がない保健師も、母子保健の分野でがんばっている人は多いので、最終的には努力しだいということでしょうか。

今は女性が大多数を占めている保健師の世界ですが、男性の保健師が加わっていくことで新しい視点で物事を見ることができるなど、必ずプラスに働くことと思います。
男性だから・・といって躊躇せず、どんどんチャレンジしていただきたいと思います。

男性保健師ももっと積極的に!仲間との交流もよい刺激になります

男性保健師は人数が少ないですから、男性保健師同士の仲間意識は強いのかもしれません。
2013年には第1回「全国男性保健師のつどいin沖縄」が開催されたり、最近でも男性看護師会によるセミナーが開かれたり、交流の場もあります。

テーマ:男子看護職のワーク・ライフ・バランス みんな仕事と私生活の両立どうしてる?
男性看護師会 活動報告

というセミナーでは、保健師・看護師・大学生・経営者など45名の男性看護職者が参加し、意見交換なども積極的に行われたそうです。

まだ割合は少ないとはいえ、男性保健師は増えています。
興味のある方はぜひ、チャレンジしてみてください。

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