【保健師】体験談【現場の本音】保健師あるある!思わず共感するリアルな現実8選
公開日:2015年04月08日
更新日:2025年04月30日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
「他の人と共感できる保健師の"あるある"を知りたい」
「産業保健師で働いているけど同じ悩みを抱えている人はいるの?」
「保健師の"あるある"にもやっとした場合の対処法が気になる」
このような悩みを持つ人のために、アポプラス保健師のライターチームが疑問を解決する記事を執筆しました。
職業には、それぞれの同業者が思わず共感する「あるある」が存在するでしょう。本記事では、保健師が思わず共感する、リアルなあるある8選を紹介します。また、保健師によくある悩みと対処法、よい職場を見つけるコツなども解説します。
保健師の仕事に興味がある方や、他の保健師が抱える悩みを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- ・保健師あるある!思わず共感するリアルな現実8選
- ・保健師の悩みあるあるとその対応方法
- ・保健師あるあるで課題に気づいたら?よい職場を見つけるコツ
- ・まとめ|産業保健師あるあるから自分に合った職場の特徴を把握しよう
保健師あるある!思わず共感するリアルな現実8選

ここでは、保健師なら思わず共感するリアルなあるある8選を紹介します。
「保健師」と答えても職業を理解してもらえない
「保健師の知名度が低い」と感じている保健師は、少なくありません。職業を尋ねられた際に「保健師」と答えても、多くの場合どのような仕事をしているのか理解してもらえないためです。
なかには、保育士や保険販売員と勘違いされることもあります。保健師とかかわる機会が少ないため、保健師を知らない人や、イメージが湧きづらい人が多いのでしょう。
インフルエンザが流行し始めるとピリピリする
保健師は、インフルエンザの情報に敏感です。とくに地域でインフルエンザが流行している時期は、人ごみを避けたり、手洗いうがいをこまめにおこなったりと対策を徹底しています。
ときには、職場内で流行しないように対策を勤務先から促されることもあります。インフルエンザが流行している時期は、感染しないためにピリピリとした雰囲気になるのです。
そういった不安な気持ちになりやすい時期は、正しい情報を共有したりお互いに声をかけ合ったりするなどして、職場全体の安心感を育てていくことが大切です。
看護師資格を持っていることは知られていない
保健師として働くには、保健師免許と看護師免許の両方が必要です。保健師免許と看護師免許を同時期に取得するには、保健師養成課程がある看護大学や専門学校などでカリキュラムを修了する必要があります。そして、看護師国家試験と保健師国家試験を受験し、それぞれに合格すると取得できます。
また、看護師免許を取得した後、保健師免許を取得することも可能です。まず、看護大学や専門学校でカリキュラムを修了し、看護師国家試験を受験し看護師免許を取得します。その後、保健師養成課程がある大学院や専門学校のカリキュラムを修了し、保健師国家試験を受験します。
このように、保健師になるためには2つの資格が必要です。しかし、保健師自体の認知度が高くないため、看護師との関連性も知られていません。
「自分は何もできていない」とやりがいを見失う
保健師として働く人のなかには、やりがいを感じられない人が少なくありません。保健師は「健康」に貢献する重要な職業です。しかし、保健師の業務は病気の「予防」がメインです。
病気の治療の場合は、回復を見届けたり患者さまとかかわったりするなかで、やりがいを感じる場面があるでしょう。一方「予防」の場合は、自分の仕事が役立っていると感じにくいのです。そのため「何もできていない」と思い、やりがいを見失うことがあるのです。
働く職場によって環境が異なり戸惑う
保健師の勤務先はさまざまであり、以下のようなところがあります。
- 行政機関
- 一般企業
- 学校
- 病院
保健師は、勤務先によって求められる業務内容はさまざまです。対象者も、乳幼児を含む児童をはじめ、成人・高齢者など勤務先によって変わります。
また、行政機関・学校・一般企業のそれぞれの場所で、雰囲気や文化も変わるでしょう。働く職場によって環境が大きく異なるため、戸惑う場合が保健師には多くあります。
働く職場ごとの役割を知りたい方は、以下のコラムも参考にしてください。
本記事では、行政保健師や産業保健師など、働く場所に応じた保健師の役割の違いを解説し、その具体的な取り組みにも焦点を当てます。
ストレス・メンタル不調の相談が意外と多い
産業保健師は、従業員から相談を受ける機会があります。内容は、身体のことだけでなく、ストレスやメンタル不調についての内容が多いです。
以前、アポプラス保健師ライターチームが実施した産業保健師へのアンケートでも、従業員からの相談で1番多かったのは「ストレス・メンタルヘルス」に関する内容でした。
次に「健康問題」「職場での人間関係」が続きます。このアンケートの結果から、保健師は身体の健康に限らず、ストレスやメンタル不調につながる幅広い相談を受けていることがわかります。
メンタルヘルスケアの実践方法を知りたい方は、以下のコラムも参考にしてください。
本記事では、具体的な5つのメンタルヘルス活動やその活動が求められる背景、保健師の役割について解説をしていきます。
社内の人から何をやっているか知られていない
職場の人から、保健師が何をしているか知られていないケースもあります。保健師自体が一般的にあまり知られておらず、多くの職場で保健師の人数も少ないことが理由としてあげられます。保健師の業務内容や重要性、成果が理解されにくいのはよくある悩みです。
周りの人から保健師がどのように見えているか詳しく知りたい方は、以下のコラムも参考にしてみてください。
本記事では、「社員から産業保健師はどう見えている?」ということについてお話していきます。
産業保健師は1人の職場が多い
産業保健師にとって、企業に在籍している保健師が1人だけなのはよくある状況です。独立行政法人労働者健康安全機構の調査でも報告されています。
「令和2年度 事業場における保健師・看護師の活動実態に関する調査報告書」のなかで、保健師または看護師を雇用している企業のうち、49.4%が1人のみを雇用しているとしています。
1人職場は、自分のペースで業務を進めやすい点や、やりたい企画が通りやすい点が魅力です。その反面、代わりがいないため休みにくい・孤独を感じる・相談相手がいないなどの悩みを抱えている人もいます。
産業保健師の配置人数について詳しく知りたい方は、以下のコラムを参考にしてみてください。
本記事では、たった1人の産業保健師の職場で、発生しやすい問題とそれを乗り切るポイントについて解説します。
保健師の悩みあるあるとその対応方法

ここまで解説してきた保健師あるあるでは、次のような悩みが読み取れました。
- やりがいを見失う
- 就職先の環境にとまどう
- 業務を理解されにくい
- 孤独を感じる
- 相談相手がいない
その他にも、業務量が多い、精神的なプレッシャーが大きいと感じている人もいます。
このような悩みが辛いと感じるときは、次のような対処法を試してみましょう。
- やりがいを感じられることを書き出す
- 慣れない環境では自分の役割や目的を再確認する
- 積極的に自分からコミュニケーションを取る
- 社外の人に相談する
- 業務内容や業務量の調整を上司に相談する
- 休日はリフレッシュする
自分に合わない職場で無理をしすぎると、心身ともに疲弊してしまいます。上記の対処法を試してみても解決しない場合は、転職も1つの選択肢です。
職場を変えることで新たな人との出会いがあったり、視野が広がったりと、これまで気づかなかった対応策を発見するきっかけになるかもしれません。転職を前向きにとらえて、自分自身に合った働き方を見つけていきましょう。
産業保健師の方で仕事が辛いと感じている方は、以下のコラムも参考にしてみてください。
本記事では、産業保健師が業務において辛いと感じる理由や対処法を紹介します。
保健師あるあるで課題に気づいたら?よい職場を見つけるコツ

悩みがあり、業務が辛いと感じている場合は、転職を検討するのも1つの手です。ここからは、よい職場を見つけるコツを3つ紹介します。
働く環境が整っているかチェックする
在籍する保健師の人数や業務内容、企業の雰囲気や文化など、働く環境が自分に合っているか確認しましょう。また、初めて保健師を採用する企業の場合、企業側も保健師の役割や具体的な業務を把握できていないこともあります。
他の部署とも連携し、いちから働く環境を整えることにやりがいを感じる人がいる半面、負担が大きくストレスに感じる人もいます。長く活躍するためには、働く環境が整っているかをチェックし、自分に合っているかを事前に確認しておくことが重要です。
経営層が健康経営に積極的な企業を探す
経営層が健康経営の重要性を理解し、積極的に取り組む姿勢がある企業を探すとよいでしょう。従業員の健康管理や健康増進が経営方針に取り入れられ、産業保健師の活動が受け入れられやすく、企画も通りやすいためです。
健康経営とは、従業員の健康管理や健康増進への活動を「投資」と考え、経営的な視点で戦略的に行うことです。生産性向上や、離職防止などの効果があります。経営層が健康経営に取り組むメリットを理解している企業に勤めると、保健師としての業務をおこないやすいでしょう。
人材紹介サービスや求人情報のポイントを見極める
産業保健師は、求人は多くありません。そのため一般企業への転職は、人材紹介サービスを利用するとスムーズです。
人材紹介サービスを選ぶ際のポイントは、以下の項目を確認することです。
- コンサルタントと十分な面談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策を受けられる
アポプラス保健師では、企業で保健師として働きたい方向けの人材紹介サービスを提供しています。業界に精通したコンサルタントがサポートしていますので、転職を検討している保健師の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、求人情報のポイントや探し方については、以下のコラムを参考にしてみてください。
本記事では、産業保健師の求人を探す方法やその際に確認すべきポイントについて紹介します。
まとめ|産業保健師あるあるから自分に合った職場の特徴を把握しよう
保健師が思わず共感する保健師あるある8選を紹介しました。あるあるを通して、保健師が抱える悩みの部分も確認できたのではないでしょうか。保健師の悩みは、やりがいを感じられない・業務を理解されにくい・孤独を感じる・相談相手がいないなどがあります。
悩みを抱えている方は、やりがいが感じられることを書き出す・積極的に周囲とコミュニケーションを取る・休日はリフレッシュできるよう心がけるなどの対処法を試してみましょう。それでも悩みが解決しない場合は、転職も選択肢の1つです。
産業保健師としてよい職場へスムーズに転職するには、人材紹介サービスの利用を検討するとよいでしょう。アポプラス保健師は、企業で保健師として働きたい方向けの、人材紹介サービスです。ぜひお気軽にご相談ください。
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