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【保健師】仕事内容・役割【しっかり学ぼう】保健師における「PDCAサイクル」って実際どんなこと?

2016年04月11日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

「PDCAサイクル」は、マーケティング用語として広まった言葉です。
ビジネスの現場やマーケティングにおいては、まず計画(Plan)をたて、実行(Do)、その結果を評価(Check)し、改善(Act)するという一連の流れが大事だということです。

つまりPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)という流れを繰り返すことで、品質や成果を向上させることができるという考え方です。

保健師がたずさわる保健活動においても、この「PDCAサイクル」を回すことは大切だとして、論文なども発表されています。
▼論文「PDCAの日常化で保健師活動を「見せる」から「魅せる」へ (特集 PDCAサイクルを回そう! : 効果的な事業展開のために)」
http://ci.nii.ac.jp/naid/40019310715

現在「PDCAサイクル」の必要性がさけばれているのは、行政保健師のいる現場です。
「PDCAサイクル」について、問題点について、お話しします。

保健師の求人・転職特集はこちら

保健活動におけるPDCAサイクル
~まずはPDCAについて知ること~

まずPDCAサイクルを回すには5つの手順が必要だといわれます。
(1) 誰のために何のために行うのか目的をハッキリとさせること
(2) いつまでにどこまで改善する必要があるのかを明確にすること
(3) そのためには何をどれだけ実施する必要があるかを明確にすること
(4) 実施と指標のモニタリング
(5) 評価と計画の見直し
▼PDCA サイクルに基づく保健活動を推 進するための体制整備について「PDCAのための5つの手順」参照
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/11/dl/s1129-7c.pdf

また保健活動においてこのPDCAサイクルを回すには、「PDCA」という考え方を現場に浸透させる必要もあります。

保健活動におけるPDCAサイクル
現状の問題点とは?

保健活動において「PDCAサイクル」を回すことは、環境を改善することにつながるということは、何となく感じていただけたでしょうか?
しかしいざ現場で実行しようとすると、こんな問題点があることがわかりました。
「Do(実行)するのは保健師なのに、Plan(計画)を立てるのは事務職や本庁になっている場合が多いということ」。
悪くいえば現場について把握できていない人が計画を立てることになり、計画自体が現場に適していないものになってしまうのです。
事業者目線の計画になり、生活者目線の計画でない以上、実行すること自体が無意味になる可能性もでてきます。
つまり「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」の流れの中には、常に現場を知っている保健師の存在が不可欠だということなのです。

保健活動におけるPDCAサイクル
保健師が主役に!

保健活動の場において大切なのは「生活者目線」であることです。
PDCAサイクルを回すための5つの手順の中の(1)誰のためには、「生活者」であるという認識をもつことが大切です。
それを認識すれば計画を立てる中心になるのは、現場を知り生活者の声を聞いている保健師であるべきということが想像できるかと思います。
また、実行においても評価においても改善においても、現場を知っている保健師が関わることは重要です。
もちろん偏った見方にならないよう、評価や改善面では保健師以外の意見を取り入れることが大切なのはいうまでもありません。

行政保健師も産業保健師も!
PDCAサイクルは成果を向上させるために有効です

現在は「PDCAサイクル」の必要性がさけばれているのは、行政保健の現場のようです。
しかしマーケティング手法のひとつでもある「PDCAサイクル」は、産業保健の現場でも有効な手立てといえるでしょう。
「誰のために」という前提がそれぞれ違いますから、計画の内容や実行の内容はもちろん異なります。
ただ、それぞれの現場での問題点を明確にし、業務改善につなげることは重要なこと。
いままでも自然に行ってきた・・という現場もあるかもしれませんが、全員が「PDCAサイクル」という考えを共有することで、さらに効率的に動かすことができるのではないでしょうか。
保健の現場でも活用できる「PDCAサイクル」を上手く回し、よりよい業務を行っていただければと思います。

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