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【保健師】仕事内容・役割社員から産業保健師はどう見えている?~産業保健師に求められること~

2024年04月24日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

勤務先の会社の従業員からどのような存在だと思われているか、確認したことはありますか?産業保健師・看護職として職業の自負があったとしても、昨今の情報発信や信頼関係構築においては、「誰が言うのか」ということは職業よりも個人に重きを置いた視点で見られつつあります。

経営陣・従業員からの信頼を高め、これまでのキャリアをいかんなく発揮し、今後もさらに求められる存在になるために、今回は「社員から産業保健師はどう見えている?」ということについてお話していきます。

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「世間から見た」医療従事者とは

臨床現場に出て看護師としての経験を積んでいたことがある方が多いと思われます。その際、世間の方から看護師がどのような姿に映っていたか考えたことはありますか?

一般の方が患者として病院を訪れた際に、「看護師や医師に面倒くさそうな、愛想の悪い態度をされることが多い。不安だったのに声かけに気持ちがこもっていなくてつらかった」というような声を耳にすることがあります。

あなたはどうでしょうか?勤め先の企業にいる経営陣や従業員の方々に対して、どのような接し方をしていますか?これまで経験してきた臨床現場では、中には緊急性が高く1つの選択を間違えば命を落としかねない重要な局面も数多くあったと思います。それゆえに冷静かつ慎重に対応しなければいけないこともあるでしょう。中には抱えている患者数が多かったり、トラブル続きでまともに仕事ができず残業ばかりで心身ともに疲労困憊だったり、看護師自身も余裕がない状況が多かったとも思われます。

しかし、医療職でない人たちにはそうした事情を汲み取るのが難しいことの方が多いようです。なぜなら、医療職でない人たちは「病気や怪我で弱っている弱者」の立場だという認識があるためで、心身の不調からくる不安もあり、医療職には寄り添ってくれる姿勢を期待してしまうのです。だからこそ、コミュニケーションにおいて重要になるのが、産業保健師としてのあなたの立ち振る舞いになります。

産業保健師のホスピタリティを考える

医療業界でのホスピスとは、がんなどの疾病の末期患者を受け入れてその人らしさを保ちつつ、苦痛を少しでも和らげていくためのチームを組んでケアするという緩和ケアの概念です。ですが、一般的にはホスピタリティとして「心からのおもてなし」「深い思いやり」という意味で捉えられており、近年様々な業界で注目されています。

以前配信したコラム「産業保健師がやりがちな失敗エピソードと対応策」で、「患者に寄り添いすぎて自分の業務が見えなくなっている」という話をご紹介しました。一見すると真逆だと思うかもしれませんが、一般社会と医療業界の狭間にいる産業保健師は、このホスピタリティの扱い方を適切に扱わなければいけないと考えます。

従業員に対しては相手の就労環境や家庭環境、本人の希望などをしっかり拾い上げた上で相手に届くような健康指導をする必要がありますし、経営陣に対しては従業員の実情を数値として報告し方針を定めて結果を出せるように動かなければなりません。

ですが、そこに医療職としての自負を全面に出してしまうと、結局目に見えない壁をつくることになってしまい、従業員からも経営陣からも「健康指導をする人だと思うけど、普段何やっているかわからない」という見られ方をされてしまいます。医療従事者としての毅然とした観点を、相手の立場に立ってわかりやすく親しみやすい形で届けること。それが産業保健師に求められることではないでしょうか。

「保健師さん(職業名)」ではなく「〇〇さん(名前)」と呼ばれる存在に

あなたは勤め先の企業の社員の方々から、普段どんな風に呼ばれて認知してもらえていますか?従業員や経営陣に信頼され、親しみを持って気軽に相談をしても大丈夫と思われる存在になるためには、まず職業名での認知よりも名前で呼んでもらえる(名前だけで何をしている人なのかわかってもらえる)ようになることが大事だと思います。

名前で呼んでもらうということは、面談においても「保健師さんに呼ばれた」のではなく「〇〇さんと話してくる」という認識に変わり、健康課題がある従業員の方であっても生活習慣の改善への協力や健康経営の取り組み施策への参加率や態度も変わってくるのではないかと考えられます。

冒頭でも触れましたが、これからの時代は職業よりも個人に重きを置いた視点で「誰が言うのか」を見られる時代です。あなたの言葉はちゃんと意味をもって相手に届いているか、改めて考え直してもいいのかもしれません。

【まとめ】社員から産業保健師はどう見えている?~産業保健師に求められること~

今はSNSの発達により、ありとあらゆる媒体でさまざまな立場の人が世界に向かって情報を発信している時代です。職業上の倫理観や価値観・観点はたくさんあると思います。しかし、それでも自分が価値提供する相手の立場に立つことで、相手がどんな世界を見ているのか考えるのも、時には重要ではないかと考えます。

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