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【保健師】業界情報企業別の産業保健師の働き方の違い

公開日:2024年05月29日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

産業保健師として働きたいあなたは今、何を主眼において職場探しをされていますか?今回は、企業の業種、従業員の人数規模などを考慮した上でどんな働き方の特徴があるのかをご説明しながら、「企業別の産業保健師の働き方の違い」についてお届けしていきます。

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企業の業種が異なれば健康課題も変わる

既にご存じだと思いますが、企業の業種・業態によってそこで働く人たちの健康課題は大きく変わります。産業保健師の配置が最も多い製造業は、扱う材質によっては化学物質による中毒だったり、重たい機材を運ぶための筋骨格系の障害、工場内の機械騒音による難聴、長時間労働による慢性疲労などが挙げられます。一方、IT業界では長時間の座り仕事による運動不足や姿勢不良、リモートワーク下における精神的ストレスがあります。

また小売業では長時間の立ち仕事に加えて商品の陳列や搬入作業に伴う筋骨格系の障害があったり、金融業では長時間高度で専門的な知識を正確に扱わなければならないことによる精神的ストレスに加え、高ストレス環境による心疾患のリスクがあったりします。

転職活動の状況によっては、単に就職先を探すだけでなく、希望する就職先の企業の特性を早い段階で知っておくことで、その後の業務への準備もしっかり行うことができると考えられます。

【産業保健師の職場】企業別の具体的な働き方と注意点

企業別の具体的な働き方として、「雇用形態」と「出勤スタイル」ではどんなことが考えられるのかも見ていこうと思います。大企業で働く場合は、「常勤での雇用」になることが多い傾向があります。出勤スタイルは基本的には出社型が多いですが、勤務形態に柔軟性がある企業だと一部リモートワークも取り入れている会社もあるようです。特に製造業の場合は、大規模な工場、複数の拠点があることにより現場巡回や労働環境のチェックが重要なため、どうしても出社傾向が多くなるようです。また、大企業では基本的に産業医とともに産業保健職の専属チームをつくりチームで働くことが多くなります。

一方で中小企業の場合は、「非常勤やパート勤務での雇用」が多い傾向があります。加えてIT系の企業や立ち上げたばかりのベンチャー企業では、直接雇用する余裕がないため「業務委託」のような形になることもあります。IT系企業の出勤スタイルは、リモートワークやハイブリッド勤務も多く、会社に出勤する機会が少ないところもあります。

Web面談やオンラインシステムを活用した「オンラインでの健康サポート」業務が中心となるところも。ただし、同じ中小企業でも建設業のように身体的外傷の発生頻度が高い職場においては、製造業と同様に現場の巡回や労働環境のチェックが必須となるため、「常勤雇用での出社勤務」となることもあるようです。

企業の規模感にかかわらず、同じ「ものづくり」でも「物体を組み合わせてつくる」ものづくりは現場での作業が多くなるため、産業保健師自体の場所移動も多くなると思われます。その結果、「オフィスでゆっくり作業する」という時間が少なくなるため事務作業が後回しになりやすく、訪問と事務作業のバランスを取るためのスケジュール管理も非常に重要となると考えられます。さらに度重なる移動による体力消耗もありますので、効率よく業務を遂行する上では自分自身の健康管理もしっかり行うことで業務効率の向上にもつながるでしょう。

対して「ものづくり」でも「パソコンの中でものをつくる」ITやWeb関連の業界は、ずっと同じ場所で作業し続けることがほとんどです。そのため、作業現場を視察することもあるとは思いますが、比重としては「リモートワーク環境下における健康サポート」が多くなりやすいと考えられます。そのため、デジタルコミュニケーションのスキルはもちろん、オンラインツールによるカウンセリングスキル、リモートワーク環境下での研修を企画する企画力、健康情報を一元化するクラウド系のシステム管理力や最新のテクノロジーを活用したITリテラシーなどが求められます。

【まとめ】企業別の産業保健師の働き方の違い

就職・転職の職場探しではどうしても募集要項に記載されている条件のみに着目しがちですが、「普段からどんな現場でどんな働き方をしている企業なんだろうか」と就業条件と合わせてその企業の事業内容や業種についても調べておくと、入社後の就業環境のミスマッチの解消につながると思います。

大企業のとある自動車メーカーでは「当社の産業医にはこんな人になってほしい」と特設ページが解説されており、自社の理念とともに「求める人材」について事細かに明記されていました。産業保健師としてどんなことに貢献していきたいのか、ご自身の働き方も含めて企業選びを考えることも重要かと思います。

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