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【保健師】仕事内容・役割保健所で働く行政保健師の仕事!保健センターとの違い、ご存じですか?

2015年12月24日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

行政保健師といえば、保健所や保健センターで働く地方公務員のこと。
保健所でも保健センターでも、そんなに違いがないのでは?
と思われるかもしれませんが、そもそも保健所と保健センターには大きな違いがあります。

今回は「保健所と保健センターの違い」「保健所での保健師の仕事」について、詳しくお話ししたいと思います。

保健師の求人・転職特集はこちら

保健所と保健センターの違い
そもそも設置場所が違う!

保健センターは市区町村に設置され、保健師・看護師・栄養士などが配置され、保健指導業務を行っています。
保健所は都道府県、政令指定都市、中核都市などに設置されており、医師、保健師、栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師、獣医師、薬剤師、精神保健福祉相談員、理学療法士、作業療法士、聴覚言語専門職などより多くの医療関連の専門家が配置され、それぞれが業務を担っています。 つまり地域の範囲など規模でいえば、保健センター<保健所となるわけです。

国民生活センター「くらしの豆知識」参照新しいウィンドウで開きます

保健所で働く保健師
どんな業務内容が?

保健所での業務内容は、保健センターと同様の業務から保健センターとは異なる業務まであります。

保健センターと同様の業務

  • 母子保健 母子保健離乳食講習会や乳幼児健康相談、3歳児健康診査など、また子育て支援。
  • 精神保健福祉 心の病気や悩みについての相談。助言、指導だけでなく、社会復帰に関する相談。
  • 予防 感染症や結核の予防のほか、最近はエイズに関する面接相談や抗体検査など。
  • 健康推進 健康教室、健康相談、成人検診、各種がん検診、適所リハビリ教室、訪問指導など

保健センターと異なる業務

  • 地域のケアシステムの構築
  • 自治体の健康問題に関する施策の運営と管理

保健所は各専門家が多数いるため、保健師としてより専門性の高い業務を行うことが必要となっています。

全国保健師教育機関協議会「保健師の活動の場」参照新しいウィンドウで開きます

保健所で働く保健師
今後求められる業務とは?

世の中の変化に伴い地域保健法なども見直され、保健所で働く保健師に限らず、保健師の業務は多様化しています。
保健所で働く保健師は、今後どのような活動を求められているのかまとめました。

(1) 地域にみずから出向く
広範囲にわたって地域を見守る必要がある保健所の保健師は、みずから市町村へ出向き住民はもちろん、市町村で働く職員(保健センターで働く保健師を含む)などと対話することが必要です。
机上の仕事だけではわからない、少数意見や潜在的ニーズを発見するためにも、心がけていただきたいことのひとつになります。

(2) 広域的な視点で管内地域を捉える
保健に関する問題は市町村ごとに違います。
保健所はそれぞれの市町村の問題を把握するだけではなく地域全体の格差にも目を向け、専門家集団としてキャッチしていく必要があります。
各市町村で行われているケアやサービスが公平に行われること、問題点が見逃されないことなどを把握し調整するのも保健所の保健師の役割になっていくのです。

(3) 広域的なネットワークづくり
保健所の保健師が担う地域ケアシステムづくりは、保健師だけで完成させることはできません。
さまざまな専門機関や関係者がそれぞれの意見を出し合い、よりよいシステムを作る必要があります。
そのための会議などは今も行われていますが、そういった場で保健師は意見をまとめる、会議の舵取りをするなどの役割も求められています。

(4) 健康危機への介入と予防
近年は新型インフルエンザが流行するなど、突発的に起こる健康問題などが多くなっています。
このような健康危機には保健所の保健師がいち早く介入し、地域住民に適切な情報を発信するなどして、予防に努める必要があります。
また平常時から住民らへ啓発活動を行い、地域住民が主体となって問題を解決できる仕組みを作ることも求められています。

地域保健総合推進事業「保健所保健師活動事例集作成検討会報告書」参照PDF

やっぱり安定の公務員!
保健所勤めの保健師のメリットとは?

保健所で保健師として働くということは、公務員になるということ。
公務員になるということは、自治体ごとに行われる地方公務員の採用試験に合格しなくてはなりません。
また国家公務員に比べれば、地方公務員の試験は難しくありません。
一次試験、二次試験とありますので、時間はかかるかもしれませんが、チャレンジする価値は大いにあります。
なぜなら、保健所で働く保健師には数多くのメリットがあるからです。
ここでは具体的に保健所勤めの保健師のメリットについてご紹介しましょう。

1.強みがひとつ増える!

「保健師」「看護師」という国家資格に、「地方公務員」としての肩書きまで「保健師」となった時点で、「看護師」と「保健師」という2つの国家資格をもつことになります。
これだけでも、一生働いていける安心の資格となりますが、保健所で働くには「地方公務員」の資格がなければ働くことができません。
つまり、保健所で働く場合「公務員」という肩書きもつくのです。
保健所で働くということは、病院で働く看護師や産業保健師より、安定・安心という意味で、数段上であるといえるでしょう。

2.「土日休み」「残業なし」「夜勤なし」保健所の保健師なら、うれしい3つの条件つきで働くことも可能に!?

保健師として働く前に看護師として勤務したことのある方なら、この3つは夢のような条件かもしれません。
若い頃は、看護師として働くやりがいや生きがいを感じ、「土日仕事」「残業あり」「夜勤あり」でバリバリ働いていた人も、結婚や出産を経験したり、年齢を重ねて体力の低下を感じたりすることで、働き方の方向転換を考える人も多いようです。
「無理をせず、家族や自分のことも大切にしながら働きたい」そう考えたときに、「土日休み」「残業なし」「夜勤なし」で働くことも可能な保健所の保健師は、とても魅力のある仕事といえるでしょう。

3.コミュニケーション能力を生かせる
都道府県民のみなさんと向き合い、働くという魅力

看護師として患者さんと向き合うことに充実感を覚える人も多いでしょう。
では、保健所の保健師になると「人と向き合う機会が減ってしまうのか」というと、そうではありません。
都道府県民の健康推進を目指す保健所では、健康教室や健康相談、訪問指導などを行っており、人と接する機会も多いので、コミュニケーション能力が必要とされる職場といえます。
看護師として、患者さんや医師との疎通を図ることに心を配ってきた経験も活かせます。
また、専門家として、療養中の人や障害を抱える人の相談、支援を行うなど、ひとりひとりと向き合うことが必要な仕事も多いです。
コミュニケーション能力を生かし働きたいという方にとっても、魅力のある仕事といえるのではないでしょうか。

保健所ならではの保健師活動
転職時の参考に

今回は、保健所に焦点をしぼって保健師の活動内容について詳しくお話ししました。
保健師として転職を考えるうえで、産業保健師や行政保健師、それぞれ働き先による違いを知ることは大切です。
転職を考える際の参考にしていただければと思います。

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