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【保健師】仕事内容・役割2015年12月1日スタートのストレスチェック制度で保健師の今後はどう変わる!?

2015年10月30日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

産業保健師といえば、企業で働く人々の心と体の健康を担う大切な役割があります。特に現在は「心の健康」が重要視されています。

その理由として、日本では平成20年の時点ですでに、心の病気で通院や入院をしている人が323万人にのぼり、実に40人に1人の割合となっていることが挙げられます。心の病気は今や一部の人の病気とはいえず、だれにでもかかりうる病気とされており、生涯を通じて5人に1人はかかるともいわれています。

そんな中、産業保健師の役割は大きく、今後もますます活動の場が広がると考えられています。
公益社団法人日本看護協会でも、平成26年3月「産業保健推進センター等の保健師の役割・課題に関する調査報告書」がまとめられています。
https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/2014/25-sangyohokenshi.pdfPDF
これらの現状をもとに、産業保健師の役割について考察していきます。

保健師の求人・転職特集はこちら

ビジネスパーソンの心のケア
現在の産業保健師の役割

まずは産業保健師が現在行っている「ビジネスパーソンの心のケア」についてお話しします。

  • 心の問題を抱える人の相談にのる
  • 悩みを抱える社員が話しやすい環境を作る
  • 病気の診断をされた人に対しアドバイスを行う
  • 病気により休養した社員の復職のサポートを行う

これらが主な産業保健師の役割になります。心の問題をケアするためには、その人自身の心の声を聞き、その人にあったサポートを行う必要があります。
個人的な問題が多くマニュアル的な対応ができない難しさがあるのも事実です。

今後の産業保健師の役割
心の問題をいち早く探すことも必要!

現在は心の病を感じた本人、もしくは周りの人からの働きかけによって「心の病」を見つけているのが現状ですが、心の病にいち早く気付き対処するのも重要です。

そのため2015年12月1日より「ストレスチェック制度」が導入されることになっています。
この制度は1年ごとに1回、労働者に対して「ストレスチェック」を行い、仕事のストレス要因・心身のストレス反応などを発見することを目的のひとつとしています。
またこの制度により問題が発見された後は、面接などで指導を行ったり適切な処置を行ったりします。さらに企業ごとに集団分析を行い、心の病を未然に防ぐ努力も必要になります。

このストレスチェックは主に、産業医や産業保健師が担う役割とされています。つまり産業保健師は、心の病を抱える人のケアだけにとどまらず、心の病の発症を未然に防ぐことも求められていくのです。

産業保健師の役割として重視される「心のケア」
スキルアップも必要に

今後ますます重要視される産業保健師の役割が、メンタルヘルスケアであることは間違いありません。
そんな中、より専門性の高い産業保健師の存在は必要不可欠となることでしょう。

たとえば保健師の資格以外に、ヘルスカウンセラーや精神対話士などの資格をもつことは産業保健師の強みとなります。
実際、産業保健師として働く中で必要性を感じ、産業カウンセラーの資格をとった、保健師の方もいます。
産業保健師としての役割を果たすため、また産業保健師として就職するためにも、保健師としてさらなるスキルアップを目指すことは、今後大切になると考えられます。

企業側が考える産業保健師の満足度
関わる頻度がカギを握っている!

産業保健師の役割が現在も今後も重要視されるであろうことは、明白です。
一方で中央労働災害防止協会が行った調査の中で、興味深い内容があったのでご紹介します。
事業側からみた産業保健スタッフの満足度は、保健師が84.8%、看護師が84.0%、そのほか衛生管理者等66.9%、運動指導担当者57.1%、心理相談担当者等75.5%、産業栄養担当者等67.6%となっています。

保健師の満足度が高いほか、体の健康よりも心の健康に関して従事しているスタッフのほうが満足度が高いという結果になっています。
また、活動頻度が高いほど満足度が高いという結果もあり、産業保健スタッフの必要性・重要性が垣間みえる結果となりました。

産業保健師の役割は、今後ますます重要視されることでしょう。現在、産業保健師として役割を果たしている人も、今後産業保健師を目指す人も、この現状を踏まえ業務にあたっていただければと思います。

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