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【保健師】業界情報怪我人の介抱も保健師の仕事!?工場での保健師の仕事を徹底解剖!

2016年01月27日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

企業で働く産業保健師といえば、メインの業務は主に「健康管理」と「メンタルヘルスのケア」になります。
しかし企業で働く産業保健師の中にはオフィスで働くだけではなく、大企業などの工場を担当することもあります。
工場での保健師の仕事は、一般企業の事務や営業職の人にする対応とはまた違った業務が求められます。
たとえば工場内で発生した事故による怪我の対応、工場内が従業員にとって働きやすい環境かどうかのチェック作業、工場内が安全で安心して働ける場所になっているかどうかのチェックや改善なども仕事のひとつとなっています。
では、具体的に工場での保健師の仕事内容は、どういったものなのでしょうか。

保健師の求人・転職特集はこちら

工場での保健師の仕事
まずは業務内容をチェック!

一般的に工場で勤務する保健師の業務内容は以下になります。

  • 従業員に対する健康、衛生面の指導(健診なども含む)
  • 従業員からの相談対応業務(メンタルヘルスケア含む)
  • 工場内の安全衛生に関わる業務
  • 病気や怪我の処置

上の2つは産業保健師の一般的な業務内容です。
従業員のために心身のケアを行うという意味では、ほかの産業保健師と仕事に違いはありません。
注目したいのは下の2つ、こちらは工場勤務ならではの業務内容になります。
工場での仕事はデスクワークの仕事よりも、危険やリスクを伴う可能性が高くなります。
だからこそ予防を図ることも保健師に求められています。
次のコーナーでは改めて、「工場内の安全衛生に関わる業務」と「病気や怪我の処置」について、詳しくお話ししていきます。

工場内の安全衛生
従業員が安全な職場で働けるような配慮

工場内には大きな機械や特殊な機械が多く、事故なども発生しやすいもの。
また交替制勤務(夜勤と日勤)で働いている場合もあり、健康面でのケアも重要になります。
工場内での無理な勤務体制が従業員の健康面に影響を及ぼしていないか、職場の環境は安全面に配慮されているかなどのチェックも、産業保健師に求められる場合があります。
産業保健師にそこまで求められるのか・・と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
実は保健師の免許をもっている人は、各都道府県の安全衛生科などに申請することにより「第一衛生管理者」という国家資格を取得することができます。
そこで、「衛生管理者」についても、次のコーナーでご説明しておきます。

保健師が取得可能な資格だから、衛生管理者の仕事もチェック!

厚生労働省のホームページには、衛生管理者は、以下のうち衛生に関する技術的事項の管理を行うと書かれています。

  • (1)
    労働者の危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。
  • (2)
    労働者の安全又は衛生のための教育の実施に関すること。
  • (3)
    健康診断の実施その他の健康の保持増進のための措置に関すること。
  • (4)
    労働災害防止の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

厚生労働省「衛生管理者について教えてください」参照 新しいウィンドウで開きます

また"職場において労働者の健康障害を防止するため、常時50人以上の労働者を使用する事業者は、その事業場専属の衛生管理者を選任しなければならない"と定められています。
衛生管理者の資格を取ることで、保健師として工場に勤務するだけではなく衛生管理者としての仕事もできるようになります。
つまり「衛生管理者」とは職場における労働者の健康障害を防止する専門家のことなので、産業保健師として工場で働く人が取得しておくと、就職する際にも就職してからも武器のひとつとなる可能性があります。

病気や怪我の処置
保健師は看護師の資格を持っているからこそ

企業で働く保健師が、その企業の保健室の先生であるかのように、病気や怪我の治療にあたることは多々あります。
工場でもそれは同じことですが、怪我の発生が一般の企業に比べて多いので、保健師の仕事としてクローズアップされることがあります。
もちろん病気も怪我も治療を行うのは医師ですから、保健師が行えるのはあくまでも応急処置など。
ただし産業医がいない場合は、病院に行ったほうがよいのか、救急車を呼んだほうがよいのか、手当をして様子をみたほうがよいのかなどの判断なども、保健師に求められます。
つまり保健師として働きながら看護師に近い役割をすることも多いのが、工場で働く保健師の仕事なのです。
まさに看護師・保健師両方の資格が活かせる職場だといえるかもしれません。

工場の保健師の仕事内容は、看護師としての経験が役立つ職場

まとめますと、工場での保健師の仕事は、「従業員に対する健康、衛生面の指導」「従業員からの相談対応業務」「工場内の安全衛生に関わる業務」「病気や怪我の処置」が主な内容になります。
従業員と直接接することが多いので、コミュニケーションを密にとるよう意識する必要がありそうです。
日頃からコミュニケーションをとっておくことで、工場内の問題点は把握しやすくなりますし、従業員たちも心配事や相談事があるときに、気軽に保健師に声をかけてくれることでしょう。
怪我や病気の対応については、看護師時代の経験が役に立ったという保健師の声もよく聞かれます。
保健師の仕事に興味はあるが、看護師の仕事にも魅力を感じているという方は、工場での保健師勤務を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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