【保健師】業界情報保健師になるのに必要な受験資格って?なりたい人は要チェック!
2015年09月03日
こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
今回は保健師を目指している方への情報です。現在保健師の資格をおもちの方にはご存じの内容になりますので、ご了承ください。
さて保健師の受験資格については、厚生労働省が「次のいずれかに該当するもの」として、以下のように定めています。
- 1)
文部科学大臣の指定した学校で1年以上保健師になるのに必要な学科を修めた者
- 2)
厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者
そのほか、外国で保健師の資格を取得している人などに特別に与えられる受験資格などがありますが、一般的には上記2つになります。この受験資格について、もう少し詳しくお話しします。
保健師の受験資格
文部科学大臣の指定した学校とは
文部科学大臣の指定した学校とは、国公立・私立を含む「保健師についての勉強をする」大学・短大を指します。現在のところ、国立の保健師学校(大学院)は3校、公立の保健師学校(大学院)は2校、国立の保健師学校(大学)は38校、公立の保健師学校(大学)は45校、私立の保健師学校(大学)は205校、公立の保健師学校(短大)は0校、私立の保健師学校(短大)は5校となっています。※文部科学省ホームページより(平成26年5月1日現在)
基本的には四年制大学で学び、受験資格を得ることが多くなります。ちなみに大学院の場合は北海道・東北・東京・岡山・大分に各1校のみ、短大の場合は岩手・長野・大阪・奈良・高知に各1校のみとなっています。大学については国公立・私立含め、全国各地にあるようです。
保健師の受験資格
厚生労働大臣の指定した養成所とは
保健師養成所(もしくは保健師学校養成所)は、いわゆる専門学校と呼ばれるところを指します。修業年限は6ヶ月以上なので、大学よりも早く保健師の資格を取得できるように思えるかもしれませんが、大学の場合は看護師・保健師両方の資格を同時に勉強し取得するのが一般的。保健師養成所の場合は、入る前に看護師の資格を取得しておく必要があります。
教育の内容は「地域看護学」12単位、「疫学・保健統計」4単位、「保健福祉行政論」2単位、「臨地実習」3単位と定められています。地域看護学の内訳は「地域看護学概論」3単位、「地域看護活動論」9単位です。臨地実習とは「地域看護学実習」になります。
保健師になるための受験資格
まずは看護師資格を!
この記事を読んでくださっている方は、すでに看護師の資格をおもちの方、看護師の資格はなく、これから保健師を目指す方の2通りいらっしゃるのではないでしょうか。すでに看護師の資格をおもちの方は、「厚生労働大臣の指定する保健師養成所」もしくは「文部科学大臣の指定した学校(短大)」で受験資格を取得するのが近道になります。これから看護師・保健師両方の取得を考えている方は、「文部科学大臣の指定した学校(大学・または大学院)」で勉強し、看護師と保健師の受験資格を取得するのがオススメです。しかし最近は看護系の大学に入ったからといってだれもが保健師の受験資格をとれるわけではなく、成績優秀者のみが保健師を目指せるという大学も多いようなので、相当の努力は必要になるということも、覚えておいてください。
保健師になるのに必要な受験資格
「保健師になるための勉強」をすること
保健師になるには、「保健師学校」や「保健師養成所」を卒業するだけではダメなのです。学校や養成所を卒業することで、ようやく保健師国家試験の受験資格を取得でき、保健師国家試験に合格することで、「保健師」の資格を得られます。ちなみに第101回の保健師国家試験の合格率は99.4%となっています。
保健師になるまでは長い道のりになりますが、指定された学校や養成所でしっかり学べば合格率はかなり高いことがわかります。保健師を目指す方は、ぜひがんばってください。
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