【保健師】業界情報【必見】産業保健師のスキルアップに役立つ資格4選!キャリアにつながる選び方も解説
公開日:2016年02月10日
更新日:2025年02月13日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
「産業保健師としてさらにスキルアップするための資格を把握したい」
「産業保健師の実務に役立つ資格にはどのようなものがあるの?」
「資格を取得するメリットや選ぶ際のポイントを知りたい」
このような悩みを持つ人のために、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームが疑問を解決する記事を執筆しました。
資格を取得し、専門的な知識を習得することで、収入アップやキャリアアップにつながります。産業保健師として働く人の中には、将来を考えスキルアップを目指すために資格の取得を考えている人も多くいます。しかし、さまざまな資格があり、どの資格が役立つのかわからない人も多いでしょう。
本記事では、産業保健師のスキルアップに役立つ資格4選を紹介し、キャリアにつながる選び方や、資格を取得するメリットも解説します。どのような資格を取得すれば自分が目指すキャリアを形成していけるか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- ・産業保健師がスキルアップに役立つ資格7選
- ・産業保健師のスキルアップ資格を選ぶ3つのポイント
- ・産業保健師がスキルアップのために資格を取得するメリット
- ・資格取得を目指す産業保健師へのアドバイス
- ・よくある質問|産業保健師スキルアップのための資格に関する
- ・まとめ|産業保健師としてスキルアップを目指すなら資格取得を視野に入れよう
産業保健師がスキルアップに役立つ資格7選
ここでは、企業に勤める産業保健師が業務に活かせる資格や、転職やキャリアアップに役立つ資格7選を紹介します。
健康経営アドバイザー
経済産業省によると、健康経営は次のように定義されています。健康経営とは、従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。健康経営は、従業員の活力向上や生産性の向上などの組織の活性化をもたらし、結果的に経営面においても大きな成果が期待できます。
企業経営にとってますます重要になっていくものと考えられるため、健康経営の知識を持つ人が社内でも求められます。
健康経営アドバイザーは、健康経営の必要性を伝え、自社内の健康経営実践へのきっかけをつくる推進者です。東京商工会議所が経済産業省から委託され2016年から開始した制度で、これまでの受講者は5万人です。
東京商工会議所の研修プログラム動画を受講し、効果測定に合格することで取得できます。研修は動画が用意されているため、好きな時に視聴できる手軽さがあります。
なお、健康経営アドバイザーの認定期間は2年間であり、更新するには2年ごとに研修の受講が必要です。健康経営に関する知識を習得することで、キャリアの選択肢が広がります。
産業カウンセラー
産業カウンセラーは、従業員が抱えるストレスや心の問題に対して、メンタルヘルスの維持や改善に寄与します。さらにメンタルヘルス対策に加え、キャリア形成や職場の人間関係開発、環境改善などにもかかわることで従業員をサポートします。
産業カウンセラーを取得するには、日本産業カウンセラー協会が開催する講座を受講し、試験に合格しなければなりません。メンタルヘルス対応において有用な資格であり、とくに従業員の健康管理に携わる産業保健師に適しています。
第一種衛生管理者
衛生管理者とは、労働安全衛生法に基づいて定められた労働災害を防ぎ、健康を守るための国家資格です。具体的な役割は、労働条件や職場環境の改善、労働者の健康管理、労働衛生教育などです。
常時50人以上の労働者がいる事業場では、労働者数に応じて、定められた人数の衛生管理者を選任することが義務付けられています。選任された衛生管理者は、衛生に関する技術的な部分を管理します。とくに、企業で従業員の健康管理に携わる産業保健師に向いている資格です。
衛生管理者免許には第一種と第二種があります。すべての業種の事業場で衛生管理者になれるのは、第一種衛生管理者免許を保有している人です。一方、第二種衛生管理者免許を保有している人は、有害業務と関連が少ない情報通信業や金融業などの業種に限って衛生管理者になれます。保健師の資格を保有している人は、労働局へ書類を提出することで、試験を受けることなく第一種衛生管理者を取得できます。
第一種衛生管理者免許を取得するメリットは、給与がアップする可能性があることです。多くの企業が、資格を保有する人に手当を支給しており、資格を取得することで給与のアップが期待できます。また衛生管理者としての役割を果たすことで、キャリアアップにつながったり、就職先が広がったりする可能性もあります。
労働衛生コンサルタント
労働衛生コンサルタントは、労働安全衛生法に基づいた国家資格です。職場の労働衛生を向上するために事業場の診断やアドバイスをおこないます。
- 安全衛生診断
- リスクアセスメント
- 労働災害防止
- 災害調査
- 安全衛生教育
- 衛生管理者業務
- 労働衛生をマネジメントするシステムの構築や監査
労働衛生コンサルタントとして活動するためには、労働衛生コンサルタント試験に合格する必要があります。試験は筆記試験に合格後、口述試験が実施されます。受験資格は、保健師免許を保有している人の場合、保健師として10年以上業務に従事した経験が必要です。
保健師が取得するメリットは、専門性が高い資格であるため、需要が高く転職の幅が広がることです。需要が高い分野で働くことで、報酬アップやキャリアアップにつながります。
さらに、労働衛生コンサルタントとして独立することも可能です。労働衛生コンサルタントは、資格取得の難易度が高いものの、報酬アップやキャリアアップにつながりやすい資格といえます。
メンタルヘルス・マネジメント検定
メンタルヘルス・マネジメント検定は、職場の心の健康問題を未然に防ぐための知識を習得できる検定で、Ⅰ種(マスターコース)は人事・労務担当者向けに計画立案スキルを、Ⅱ種・Ⅲ種はラインケアやセルフケアを重点的に学べます。
産業保健師は従業員のメンタルヘルス相談や教育を担うため、この検定で組織全体の対策を推進でき、産業カウンセラーとの相乗効果が期待されます。試験はオンラインで実施され、合格率はコースにより50-70%程度で、eラーニング受講後受験可能です。
健康運動指導士
健康運動指導士は、個人の心身状態に合わせた運動プログラムを作成・指導する資格で、保健医療者と連携した生活習慣病予防や健康増進に活用されます。産業保健師の健康診断フォローや職場エクササイズ企画に直結し、運動生理学やリスク評価の専門知識が得られます。
取得には指定講習会受講と試験合格が必要で、保健師免許保有者が受験可能です。
産業保健看護専門家制度
産業保健看護専門家制度は、日本産業衛生学会が認定する専門制度で、登録者・専門家・上級専門家の3段階があり、産業保健サービスの質向上を目指します。
第一種衛生管理者保有の看護師・保健師が対象で、試験と実務経験により専門家へ進化でき、キャリアラダーとして最適です。登録後5年以内の専門家試験合格で継続し、更新に研修が必要です。
産業保健師のスキルアップ資格を選ぶ3つのポイント
産業保健師が、スキルアップのために取得する資格を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
資格を取得する際には費用や時間がかかる場合があるため、目的に合った必要な資格を取得しましょう。
現場のニーズから考える
資格を選ぶ際には、産業保健師としてスキルアップしたり、職場に貢献したりするために、職場のニーズから取得する資格を選ぶ方法があります。産業保健師の業務内容は多岐にわたり、勤務する企業によって必要とされる知識は異なります。
そして、保健分野の情報は日々アップデートされるため、学び続けることが大切です。現在働いている職場のニーズがある資格を取得すると、すぐに業務で活かせる点がメリットです。
キャリアアップを考慮する
キャリアアップを考慮して取得する資格を選ぶ方法です。多様な知識を習得することで、仕事の幅が広がったり、転職先が増えたり、転職に有利に働いたりします。
キャリアアップを目指して資格を選ぶ際は、次のようなことを考慮します。
- 今後どのような業務を担当したいのか
- 昇進を目指すのか
- 現在の企業で長く働きたいのか
- 転職したい場合はどのようなところに転職したいのか
- 収入アップを目指すのか
自分のキャリアを形成するために必要な資格を選ぶとよいでしょう。キャリアアップに役立ちます。
興味や目標に合った分野を考慮する
興味や目標に合った分野を考慮して取得する資格を選ぶ方法もあります。現在の職場でキャリアアップが期待できない、転職は気が重いなどと感じている人もいるのではないでしょうか。
興味や目標に合う分野、または副業に関する分野の資格を取得することで知識を習得したり、経験を積んだりできます。また、将来的に業務やキャリアアップに活かせる可能性もあります。
産業保健師がスキルアップのために資格を取得するメリット
産業保健師が資格を取得するとさまざまなメリットがあります。ここでは、その中から3つのメリットを紹介します。
職場での信頼性が向上する
資格を取得すると、職場での信頼性が向上するメリットがあります。資格の取得によって、知識やスキルを習得していることを客観的に証明できるからです。職場だけではなく、取引先や顧客からも信頼を得やすくなります。
また、資格取得に対する意欲や努力が評価され有利に働くこともあります。このように、資格取得により職場での信頼性が向上することがメリットです。
キャリアの選択肢が広がる
資格を取得することで、キャリアの選択肢が広がることは大きなメリットです。資格を保有することや、習得した知識やスキルを活かすこと、また資格取得に対する意欲や努力が評価されることでキャリアの選択肢が広がるケースがあります。
たとえば、現在勤務している職場で業務の範囲が広がったり、転職先の選択肢が増えたり、転職で有利に働いたりするなどです。とくに、資格を保有していることで企業が求める条件とマッチする場合は、強みとしてアピールできます。資格を取得することで、キャリアの選択肢が広がることは大きなメリットといえます。
専門的な知識を深められる
資格取得を通じて、専門的な知識を深められる点もメリットです。資格を取得するための学習では、基本から応用まで網羅した知識や最新の知識、標準的な知識を学びます。体系的な学習を通して、専門的な知識を学べるため理解が深まります。このように、専門的な知識を深められることも資格取得のメリットです。
資格取得を目指す産業保健師へのアドバイス
資格取得を目指す産業保健師に、3点のアドバイスを紹介します。
学習計画を立ててコツコツ進める
資格取得の学習を進めるためには、学習計画を立てることが大切です。試験日を見据えて学習計画を立て、仕事を考慮して学習量を調整しましょう。
毎日一定の学習時間を確保する計画や、非常に細かい計画を立てるのではなく、柔軟に調整しながら進めることが重要です。進捗状況を定期的に確認し、計画通りに進んでいない場合は、計画を修正することがストレスなく学習を進めるコツです。
講座を活用する
講座の活用は、学習を効率的に進める選択肢の一つです。資格によって講座の受講が必須の場合もありますが、独学での受験が可能な資格もあります。独学は費用を抑え、自分のペースで学習できる点がメリットです。しかし、計画通りに進まなかったり、モチベーションが続かなかったりする場合があります。
講座を活用すると効率的に学習でき、疑問も短時間で解決できるため、モチベーションを保ちやすくなる点がメリットです。ただし、費用がかかり、講座にペースを合わせる必要がある点には注意してください。独学に不安を感じる人や、思うように学習が進まない人は、講座の活用が選択肢の一つとしてあります。
資格取得後の活用方法を考える
資格取得を目指すにあたっては、取得後の活用方法を事前に考えておくことが大切です。取得する資格を選ぶ際に、現在の業務に役立つか、業務内容を広げられるか、転職やキャリアアップに活用できるかを考慮します。すぐに活用できない資格でも、知識を習得し経験を積むことで、将来活用できる可能性もあります。
しかし、取得する資格が自分の目標に合っているか、活用方法を考えたうえで取得することが、費用や時間を無駄にしないために大切です。また、資格取得後の活用方法を具体的にイメージすることで、学習のモチベーションアップにもつながります。
よくある質問|産業保健師スキルアップのための資格に関する
Q: 産業保健師のスキルアップに特におすすめの資格は何ですか?
A: 健康経営アドバイザー、産業カウンセラー、第一種衛生管理者、労働衛生コンサルタントの4つが代表的です。
これらは健康経営推進、メンタルヘルス対応、職場環境改善、専門コンサルティングに直結し、業務活用性が高いです。
Q: 産業保健師が資格を取得する主なメリットは何ですか?
A: 職場での信頼性向上、キャリア選択肢の拡大、専門知識の深化が主なメリットです。
給与手当の増加や転職有利、業務範囲拡大につながり、生産性向上にも寄与します。
Q: スキルアップ資格を選ぶ際のポイントは何ですか?
A: 現場ニーズの適合、キャリアアップ目標(昇進・転職・収入)、個人興味の一致を考慮します。
職場の健康課題や将来像にマッチしたものを優先し、無駄なく活用可能です。
まとめ|産業保健師としてスキルアップを目指すなら資格取得を視野に入れよう
産業保健師がスキルアップのために資格を取得すると、職場での信頼性が向上します。また、キャリアの選択肢が広がる、専門的な知識を深められるといったメリットもあります。
スキルアップに役立つ資格を選ぶポイントは、現場のニーズから考えることやキャリアアップを視野に入れること、興味や目標に合った分野を考慮することです。産業保健師としてのスキルアップに活かすという目的を忘れずに、計画的な資格取得をしていきましょう。
保健師専門の転職サポート!32年の実績!
転職サポートに登録(無料)【新着】お役立ちブログ
- 2026年01月15日 主婦から保健師になるには?資格取得の4つのルートと学費・年齢の現実を解説
- 2026年01月15日 【2026最新】看護師のスキルアップ資格15選|働きながら取れる?難易度・費用・年収を全比較
- 2026年01月15日 【2026年最新】保健師の就職先10選|行政・企業・病院の違いと選び方
- 2026年01月15日 保健師と看護師の違いとは?|向いている人・年収・働き方・転職ルートを解説
- 2026年01月15日 【例文テンプレ付き】保健師の志望動機完全ガイド|市町村・企業・学校別の受かる書き方









