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【保健師】仕事内容・役割保健師からのスキルアップが精神保健師というのは間違い!保健師との共通項は?

2015年12月10日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師からスキルアップを目指す場合、
統括保健師を目指したり、産業カウンセラーの資格をとったり、さまざまな方法が考えられます。
精神保健師も、一見すると保健師からスキルアップしてなれる職業にように思えますが、実はまったく違います。
正式には「精神保健福祉士」と呼ばれる職業で、福祉系のお仕事になります。
このお話しは、以前の記事でもご紹介しています。
▼最近よく耳にする精神保健師って?
https://www.kan54.jp/blog/healthnurse-jobdescription/24-02.html

精神保健福祉士は、"いわゆる「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」
と呼ばれる仕事につく人のための国家資格です。
精神的な障害のある人に対して、日常生活がスムーズに営めるように支援したり、社会参加に向けた支援活動を行ったりします。"
▼けあサポ「精神保健福祉士とは」参照
http://www.caresapo.jp/shikaku/seishin/naru/#list03

つまり医療分野である保健師とは違い福祉分野のお仕事ですから、「保健師からスキルアップしてなる職業」という考え方は間違っています。

しかし精神保健福祉士の働き先は病院や診療所、保健センターや保健所となっていますので、保健師が共に働くことはあります。
そのときに相手の仕事を少しでも理解できるよう、精神保健福祉士の仕事と保健師の関係などについて、お話ししたいと思います。

保健師の求人・転職特集はこちら

精神保健福祉士の働き先
保健師と共通する場も多い

精神保健福祉士の働き先を具体的にあげると、
・精神科病院
・精神科や心療内科のある病院、診療所
・精神保健福祉センター
・保健センター、保健所
・グループホーム
・市町村の福祉担当部門
などです。保健師と共通する場が多いことは一目瞭然です。
また、実際に保健師は精神保健福祉士とともに、精神障害者への支援を行うこともあります。
次のコーナーでは、「精神障害者への支援」の詳しい内容について、お話しします。

在宅精神障害者への支援
保健師の仕事は?精神保健師とどう分担する?

在宅で生活する精神障害者の自立とは、"セルフケア行動を獲得・継続する体験を積み重ね本人らしい生活がその意思によって営めるようになる状態"と定義されています。

在宅精神障害者を支援するためには「医療・保健・福祉」による総合的な体制が必要です。
その体制づくりの中心となるのが精神保健福祉行政。
精神障害者への支援にマニュアルはなく、一人ひとりにあわせた対応が必要になりますから、福祉の勉強をした精神保健福祉士の出番となります。
一方で行政に所属する保健師は個別の支援のみならず、"地域のニーズを見極め障害者が利用できるサービスの地域格差をなくすため不足している資源の創造・充実など、地域の支援体制づくりを主体的に担うことが期待されています。"
個別の支援は精神保健福祉士が、住みやすい地域づくりの支援は保健師が行うなど、お互いが協力しあい、活動していくことが大切なのです。

精神障害者アウトリーチ推進事業
こちらも保健師と精神保健師がタッグを!

精神障害者アウトリーチ推進事業とは、"未治療や治療中断している精神障害者等に、保健師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士等の多職種から構成されるアウトリーチチームが、一定期間、アウトリーチ(訪問)支援を行うことにより、
新たな入院及び再入院を防ぎ、地域生活が維持できるよう、平成23年度から試行的に実施"しているものです。
▼厚生労働省「精神障害者の地域移行について」参照
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/chiiki.html

具体的な実施方法は、以下のとおり
・支援にあたっては、支援対象者が医療機関や障害福祉サービスによる安定的な支援に移行するまでの間とし、概ね6カ月を目安とするが、支援期間及び支援終了時期については、個々の状況に応じ、ケース・カンファレンス等で十分な協議を行うものとする。
・支援対象地域については、実施する医療機関等における特性や地理的条件、
地域における対象疾患の発生頻度等を踏まえ、訪問による支援が可能な合理的な範囲を予め設定した上で実施すること。
とされています。まだ施行段階であることから、地域なども限定されて行われているようです。

▼厚生労働省「精神障害者アウトリーチ推進事業実地要綱」参照
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/dl/chiikiikou_02.pdf

精神保健福祉士とともに
保健師の活動も重要視

精神保健福祉士と保健師の仕事は領域が異なりますから、保健師がスキルアップして精神保健福祉士を目指すというのは一般的ではありません。
もしあなたが精神障害者を支える仕事につきたい・・・とお考えなら、保健師として支援する方向でお仕事を探してみてはいかがでしょうか。

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