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【保健師】仕事内容・役割保健師と助産師の明確な違いって?

2015年01月16日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師と助産師は、正看護師の資格を持っている人だけが取得することのできる国家資格です。
看護師の上級資格という意味では同じですが、保健師と助産師は、仕事の内容が大きく違います。

まず、保健師助産師看護師法では、「保健師」とは"厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者をいう。"とあります。
「助産師」は"厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、じよく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子をいう。"と定められています。

法律だけをみてもわかりにくい・・・という方もいると思いますので、この後具体的に違いについてお話ししていきます。

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明確な違い 1つめ
お世話する対象者が違う

保健師が保健指導などを行う対象者について、特に制限がないのに対し、助産師がお世話する対象者は、妊婦、じよく婦(褥婦:出産後間もない女性、産婦ともいう)、新生児に限られています。
お世話する対象者が違うことで、行うことが同じ保健指導だったとしても、仕事の内容が大きく違うことは想像できることと思います。

なお、保健師はあらゆる人が対象者となるといいましたが、企業に勤める産業保健師、保健所に勤める行政保健師など、働き先によって、企業で働く人々、地域に住む人々など、対象者は変わってくるということも覚えておきましょう。

明確な違い 2つめ
保健指導の内容がこんなに違う!

対象者が違うことで、活動の内容は大きく違います。
基本的に「体の健康」と「心の健康」をケアするという意味では、保健師も助産師も同じです。しかし、具体的な内容は以下のようになります。

※保健師は、大きく分けて「産業保健師」と「行政保健師」に分かれますので、それぞれについて説明します。

・産業保健師の場合

 勤め先の企業で働く人々の健康診断、診断後のフォロー。メンタルヘルスケアなど。

・行政保健師の場合

 地域に住む人々の健康診断、健康相談。健康に関するセミナーの開催など。

・助産師の場合

 助産。出産が始まるまでの妊婦のフォロー、出産直後のじよく婦へのメンタルフォロー。新生児の栄養指導、沐浴指導、授乳指導など。

明確な違い 3つめ
男性は、保健師にはなれるが、助産師にはなれない

保健師と助産師の3つめの大きな違いは、保健師は男性でも女性でも資格を取得できるのに対し、助産師は女性にしか取得できない資格であるということです。

助産師は、妊婦が対象であり、助産の仕事があるため、現在の日本では、男性は難しいと考えられているようです。
一方海外には、男性の助産師もいます。アメリカやイギリス、オーストラリアに存在はしていますが、圧倒的に女性のほうが多いのが現状です。

保健師と助産師の違い
年収と勤務状況も参考に、保健師・助産師の道を選ぼう

保健師と助産師の明確な違い、3つについてお話ししました。
保健師を目指すか助産師を目指すかを考える参考になったでしょうか。

最後に、気になる年収と勤務状況についても、お話ししておきましょう。

平均年収を比べてみると、保健師の平均年収が528万円に対し、
助産師の平均年収は379万円といわれていますので、かなり金額が違うと感じることでしょう。

ただし、助産師の場合、未経験の場合と経験を積んだ場合では年収に大きな差がでるようで、
40代を過ぎると平均500万円ほどまでアップするようです。
また、保健師はだいたい決まった時間に出勤し、休日もしっかり確保できるのに対し、お産はいつ始まるかわからないため、助産師のほうは、急な呼び出しや残業などが必要な場合も多いようです。

仕事の内容はもちろん、勤務状況や収入などが大きく違うこともあるので、
「保健師になるか、助産師になるか」は、自分がやりたいことは何か、どんな生活をしたいのか、など
さまざまな条件を見極めつつ、決定する必要がありそうです。

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