【保健師】仕事内容・役割地域包括支援センターでの保健師のお仕事教えます
2015年01月21日
こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
保健師の働き先はいろいろあります。
一般的なのは、保健所や保健センターですが、ほかにも、病院や企業、大学、介護施設などさまざまです。その中のひとつとして、地域包括支援センターで働く保健師がいることをご存じでしょうか?地域包括支援センターとは、高齢者のための保健や福祉、介護などの相談を受けたり支援したりする機関です。具体的に「地域包括支援センターとは?」「保健師の地域包括支援センターでの仕事内容とは?」などをご紹介します。
地域包括支援センターは高齢者を応援
地域住民にとって頼れる存在なのです
厚生労働省によると、地域包括支援センターとは、"地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しているもの"とあります。
平成24年4月末現在では全国で約4,300カ所設置されています。
2025年には団塊の世代が75歳以上になりますので、日本の高齢化は今後も加速していきます。そんな中、高齢者はもちろん、介護する家族にとっても、地域包括支援センターは、頼れる存在といえるでしょう。
高齢者やその家族のよき理解者に
保健師の役割は心のよりどころになること
ひとり暮らしの高齢者や、高齢者の介護をする家族にとって、どこに何を相談すればよいのか?は不安なことのひとつです。
そんな悩みを気軽に相談できるのが、地域包括支援センター。センターでは保健師以外にも、社会福祉士や介護支援専門員などが働いています。
その中で医療の知識をもつ保健師は、高齢者やその家族の健康サポートを求められています。
高齢者の家を訪問して悩みを聞いたり相談にのったり、介護する家族の心のケアやサポートも、保健師が行うことのひとつです。
不安な気持ちをやわらげてくれる保健師の存在は、高齢者とその家族にとって大きなものとなるでしょう。
やりがいがあります!
介護の予防も保健師の大事な役割
だれもが、「高齢者になっても周りに迷惑をかけずに生きたい」、そう思っているもの。
介護の必要がない健康な老後を送るためのサポートも、保健師にとっての大きな役割です。
たとえば、介護保険で行える、介護予防サービスのケアプランを作成する。要支援・要介護状態になる可能性が高い人への機能向上や健康改善などの教室を開催することなどがあります。
実際に行われている例では、「生活習慣病予防教室」「認知症予防教室」「転倒予防教室」などがあります。
また、ひとり暮らしの高齢者が家に閉じこもることなく、地域の人とふれあう場を作るため「地域ふれあいサロン」を開催することもあります。
今は元気な高齢者がこれからも元気で過ごすための、きっかけや啓発につながると、多くの高齢者に喜ばれています。
高齢者問題は日本の大きな課題
地域包括支援センターで働く保健師への期待
地域包括支援センターで働く保健師が、高齢者にとって頼りにされ、役立つ仕事をしていることを、ご理解いただけたでしょうか?
高齢者の増加は日本の現実です。高齢者が元気に生きられることは日本をハッピーにします。そのためにできる「介護予防」の仕事は保健師にとって重要な使命といえるでしょう。
また、介護が必要になった場合、不安を抱える高齢者や家族にとっても、地域包括支援センターで働く保健師は欠かせない存在です。
まさにこれからの日本に必要な保健師の存在。重要な任務であるとともに、やりがいを感じられる仕事です。
保健師としてのキャリアがある人はもちろん、若さと元気さが求められることから、新人の保健師にも十分な活躍の場があります。
一番大切なのは、「やる気」です。保健師のみなさん、地域包括支援センターで働くのも選択肢のひとつとして考えてみませんか?
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