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【看護師】過去の記事一覧くしゃみ連発!!社内で巻き起こる花粉症の猛威に保健師がサポートできることは?

2016年04月14日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

花粉症の患者数は推定で3,000万人以上、いまや国民の4人に1人は
スギ花粉症であるといわれています。

第一三共株式会社「花粉症ステーション」参照
http://www.kafunst.info/kafun/faq/q_1.php新しいウィンドウで開きます

株式会社マーシュが行った「1年以上の花粉症の自覚症状がある」方への
アンケートによると、全体の44.7%が5年以内に発症したと答えており、
今後も花粉症が発症する人が増えていくことも予想されます。
また花粉症による症状で仕事に支障をきたしたという人も多く、以下のような回答も
ありました。

  • 大事な商談中に鼻水がたれて恥ずかしい思いをした。
  • 接客業をしているため、外からきたお客さまと接するときにくしゃみと目のかゆみに悩まされました。
  • 接客業のためマスクをするわけにもいかず苦しい思いをしました。
  • 仕事中にくしゃみがとまらず業務に支障をきたした。
  • 通勤ラッシュ時、電車の中でくしゃみを我慢できないこと。
株式会社マーシュ「花粉症に関するアンケート」参照新しいウィンドウで開きます

このような状況を考えると、産業保健師が会社の人のために行う「花粉症対策」は重要であることがわかります。
保健師としてどんなサポートができるのか?考えていきます。

保健師の求人・転職特集はこちら

環境庁がまとめた「花粉症環境保健マニュアル」をチェック!

まずは環境庁がまとめた「花粉症環境保健マニュアル」をチェックしてみましょう。
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/full.pdf新しいウィンドウで開きます

  • 花粉症のメカニズム
    花粉症は体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす異物反応です。
  • 花粉症を発症するまで
    花粉が体内に入ったからといって必ずしも花粉症を発症するわけではありません。
    身体の中にアレルギー素因をもった人は抗体を作りますが、数年から数十年花粉を浴び続けることによって抗体が十分な量になります。
    この後に花粉が入ってくることで症状が出現し、これが花粉症の発症となります。
  • 花粉症増加要因と症状を悪化させるもの
    最近の研究では空気中の汚染物質やストレスの影響が、花粉症の症状を悪化させるといわれています。
    また食生活などの生活習慣、たばこ、黄砂なども悪化させる可能性が指摘されています。
  • 花粉の多い日
    • 1.
      晴れて気温が高い日
    • 2.
      空気が乾燥して風が強い日
    • 3.
      雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いた後
  • 花粉の多い時間帯
    昼前後と日没後に多いといわれています。

以上については、知識として知っておかれるとよいでしょう。

花粉症の予防法をおさらい!

花粉症の予防は「花粉を寄せ付けない、花粉を吸い込まない」などがあります。
一般的なことになりますが、予防法は以下のとおりです。

  • 1.
    マスクをする
    マスクの装用により花粉を吸い込む量を1/3~1/6減らすことができるといわれています。
    また不織布のマスクの下にガーゼをあてたり、ガーゼのマスクと二重に使用したりすることで、鼻に入る花粉を減らすことも
    できるようです。
    最近はダチョウの抗体マスクが花粉症の予防に効果があるともいわれています。
  • 2.
    メガネをかける
    通常のメガネでも目に入る花粉の量は40%減少し、花粉症対策用メガネの場合は65%も減少できます。
    コンタクトレンズは花粉によるアレルギー性結膜炎の症状を増幅する可能性があるので、花粉が飛散する時期には使用を
    控えたほうがよいようです。
  • 3.
    うがい、手洗い、洗顔
    風邪やインフルエンザ予防にもつながる、うがい・手洗いに加えて、洗顔も有効です。
    目や鼻、それぞれのパーツも洗うイメージで洗顔するとよいでしょう。
    ただし刺激しすぎるのはよくありませんので、ごしごし洗わないことも大事です。

花粉症対策で保健師ができること
対策情報の周知や新しい情報の告知

花粉症は今や日本人の4人に1人がなるといわれていますから、花粉症の予防法などを個人で知っていることも多くなります。
それをふまえ、保健師は「花粉症予防の正しい情報」を伝えたり、「数値をみせながら予防法に効果があること」を伝えたり
することも必要かもしれません。
また環境庁や厚生労働省が発表する情報などをいち早くとりいれ、必要に応じて社内にお知らせすることも大事です。
花粉症がひどい場合は病院へ行ってもらう必要がありますが、予防の段階ならば保健師が取り組めることがいろいろあるはずです。
ビジネスマンが本気で悩んでいる花粉症について、産業保健師も真剣に取り組んでいただければと思います。

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