【保健師】業界情報保健師の学会・研究会って何するの！？
2016年01月04日
こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
保健師の仕事は毎日の業務だけではなく、雑誌を読んだり本を読んだりして勉強したり、ときには学会や研究会に参加したりと、「学びの場」をもっている方が多いようです。
行政保健師ではなかなかそうはいきませんが、産業保健師の場合は「勉強の機会を企業が与えてくれ、費用も出してもらえることが、ありがたい」という声も聞かれます。
しかし、まだ学会や研究会に参加した経験のない方にとっては、保健師の学会や研究会って、「一体どんなことをするんだろう」「ほんとうに必要なことなのかしら」
と思われることもあるかもしれません。
実際、どんなことが行われ、どんな勉強をし、保健師にとってほんとうに役立つものなのか、気なるところですね。
これまでに開催された学会の事例や、今後開催予定の学会のご紹介をしながら、保健師の学会・研究会についてお話しします。
日本公衆衛生学会の活動内容
「日本公衆衛生学会」は、昭和22年に設立された機関です。「公衆衛生学の進歩発展と会員相互の研鑽（けんさん）を計り、もってわが国公衆衛生の向上に資すること」を目的として活動しています。
日本公衆衛生学会総会は、毎年1回行われており、多くの保健師が参加しています。
平成27年は先月、11月4日（水）～6日（金）に「長崎ブリックホール」で行われました。
テーマは「ライフステージに合わせた健康づくりを目指して」、特別講師に草野仁氏を迎えるなど、大盛会のうちに幕を閉じたようです。
開催地は毎年変更され、全国各地で行われています。直近５年間の開催地とテーマは以下のとおりです。
平成26年 栃木県「連携と協働：理念から現実に向けて」
平成25年 三重県「変革規我が国の公衆衛生学の現状と課題 隣接諸科学との対話」
平成24年 山口県「健康リスクへの先見的対応の展望と公衆衛生の課題」
平成23年 秋田県「公共性の地平からみた公衆衛生の将来展望」
平成22年 東京都「公衆衛生の発展に向けて ―調査研究から政策へ―」
テーマに関する講演だけではなく、各地の取り組み例を紹介するコーナーもあり、この紹介が役立つという保健師の声も聞かれます。
日本保健師活動研究会の
さまざまな取り組みや交流会
日本保健師活動研究会は、2001年に「日本公衆衛生看護研究会」として発足しました。
毎年「研究大会」を開き、経済評論家やキャリアカウンセラーなど、さまざまな分野から講師を呼び、講演を行っています。
2011年からは、地域交流会も開くようになり、第一回目は「東日本大災害から未来へ-保健師は活動をどのようにつないでいくのか-」をテーマに交流しました。
2012年からは、さらに活動が広がり、愛知県や静岡県でも交流会を開催。1月と5月には研究大会、3月は初めての「第1回保健師学術集会」が、東京工科大学にて開催されました。
2015年は3月22日（日）に「平成26年度第3回勉強会」を東京八重洲にて開催。
「住民・関係者と向き合い、地域を捉えられる新任期保健師の人材育成」をテーマに各市町村の事例紹介、質疑応答、グループディスカッションなどを行いました。
勉強会に参加できなかった人にも情報が提供できるよう、HP上で活動報告なども行われています。
2015年12月・2016年1月開催予定
学会や研究会のご紹介
2015年12月
1日～4日 第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学会大会 合同大会（兵庫県）
3日～5日 第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学会大会 合同大会（高知県）
5日～6日 第35回日本看護科学学会学術集会（広島県）
5日～6日 日本精神衛生学会第３１回大会（福岡県）
6日 北海道精神神経学会第128回例会（北海道）
2016年1月
16日～17日 第50回日本成人病（生活習慣病）学会学術集会（東京都）
21日～23日 第26回日本疫学会学術総会（鳥取県）
28日～29日 第35回日本社会精神医学会（岡山県）
- ※
会期、会場等につきましては変更が生じることもあります。
2016年１月以降も、さまざまな学会や研究会が、日本各地で予定されています。
保健師専門の転職サポート！30年の実績！
転職サポートに登録（無料）
