2016年03月17日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師としての働き方には、さまざまな道があります。
企業や大学で産業保健師として働く道。
保健センターや保健所で行政保健師として働く道。
電話相談を受けたりライターとして活動したり、在宅保健師として働く道。
そしてもうひとつが、「開業保健師」として独立して働く道です。

保健師として開業するということは、すべてが自己責任となりますから、簡単なことではありません。
しかし開業保健師として活躍されている保健師の方もたくさんいらっしゃいます。
そこで実際に開業している保健師さんたちの声を聞きながら、独立に必要なことをまとめてみました。
興味のある方は、参考にしていただければと思います。

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開業保健師への道
まずは自分に向いているかどうかを把握

「開業保健師になりたい」と思った理由はなんですか？
開業する＝独立するというのは大変なことですから、安易な理由で開業することはおすすめできません。
また「開業することが向いているか」「企業などで働くほうが向いているか」といった見極めも大事です。

開業したという方も、理由はさまざまです。

• 一定の制限や枠組みのある雇われ保健師ではなく、自分が納得して「プロの保健師」として働ける道を選びたかったから
• 親の介護のため保健師として勤務することはできなくなったが、どうしても「保健師としての仕事」を続けたかったから
• 保健師ならだれでもよい・・ではなく「○○さんに頼みたい」といわれる保健師になりかったから

保健師に限らず、独立することは簡単なことではありませんから「強い意志」をもつことは、大事です。
何か困難に見まわれたときにも「この思いがあるからがんばれる」という核になるものがないと、開業してもうまくいかない可能性が高いでしょう。
本気で開業したいのか「自分は独立してやっていく自信があるのか」など考えるところから、まずは始めてみてください。

保健師として独立するのに必要なこととは？

保健師として独立するのに、最低限必要なことはなんでしょうか。
「保健師として必要とされる人」にならなくてはいけませんから、「何に特化するか」を決めることは大切です。
保健師として万能なゼネラリストになりたいなら、行政保健師や産業保健師として、さまざまな仕事をこなすほうがよいかもしれません。

開業するということは、人が「お金をだしてでも頼みたい」と思える仕事をする必要があります。
「お金をだしてもらう価値のあるサービスを行う」ことがポイントなのです。

また一言で開業といっても、個人事業主、株式会社などさまざまな形態がありますから、具体的に必要なことは形態によって変わりますので、ここではお話しできません。
その代わりに、独立に対して支援してくれる団体について、ご紹介します。

保健師として独立したいなら
「日本開業保健師協会」を活用しよう

日本開業保健師協会の会員になると、５つのサービスを受けることができます。

• （１）
  起業相談をする
• （２）
  協会主催の研修を割引価格で受講できる
• （３）
  協会から仕事を紹介してもらえる
• （４）
  ホームページに掲載してもらえる
• （５）
  団体保険に入会できる

日本開業保健師協会「サービス内容」参照

保健師として独立したいと考えている方は、まずこの協会の会員となって「開業するとはどういうことか」など勉強することから始めてもよいのではないでしょうか。
会員には「賛助会員」「準会員」「正会員」「プラチナ会員」の四段階があります。
いずれも入会金や年会費が必要になりますから、よく検討してから入会されることをおすすめします。

開業保健師として独立するためには、さまざまな段階をふむ必要があります。
しかしその前に「自分が独立してでもやりたいことは何か」を明確にすることが最も重要ではないかと思います。
「なんとなく」では決して成功することはできないでしょう。
独立を考えている方は、ぜひじっくり考えることからスタートしてください。