2015年12月17日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

看護師から保健師への転職を考えている人にとって、保健師の「土日祝日休み」「夜勤なし」という条件は魅力のひとつ。では「残業」についてはどうでしょうか？
保健師の声を聞いてみると「残業ゼロ、定時帰社は当たり前」という人が多いものの、「毎日３時間の残業あり」「サービス残業の経験あり」という声もあるなど、保健師だから残業がまったくないとは言い切れない状況にあるようです。
アフター５を楽しみたい！と思って保健師になったのに、現実は全く違った・・ということにならないようにしたいもの。
行政保健師と産業保健師の違いもあるようですので、実際の声を聞きながら保健師の残業事情について探ってみましょう。

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行政保健師は
サービス残業が当たり前！？

まずは行政保健師の声をいくつかご紹介します。
・サービス残業が多く、正直体の疲れがとれません・・。
・残業というか、拘束時間が長く苦痛です。
・公務員というだけでクレームが発生し、サービス残業もやむを得ないという風潮がある。

一部ではありますが、行政保健師は毎日のように残業が発生するが、申請することもできず結局はサービス残業をしているという声が多く聞かれます。
保健師に限らず、公務員の残業については社会的に問題になることもあり、「残業が多くても叩かれる」ために上司が残業をつけることを認めず、サービス残業となってしまうという実態がいまだに残っているところもあるようです。
しかし、必ずしも行政保健師すべてがサービス残業をしているわけではなく「定時で上がれることも多い」「残業はあるが残業代をもらっている」という人もいますので、勤める自治体によって事情はかなり違うようです。

産業保健師のサービス残業はなし？
行政保健師とは大きく違う実態・・

こちらも、まずは産業保健師の声をいくつかご紹介します。
・サービス残業は一切ありません。
・毎日ほぼ定時で帰れます。
・残業はしっかり請求させてもらえます。
このように、産業保健師は「残業なし」「残業が発生しても５分単位で申請できる」など、うれしい環境にある人が多いようです。
産業保健師はその会社で勤務する人々の健康状態を保つことが仕事の基本であるため、社内的にも「産業保健師がサービス残業をしている場合ではない」という空気が流れているという状況にあるようです。
こうした風潮から、行政保健師よりも産業保健師のほうが「残業が少ない」「サービス残業もない」という環境になっているといえそうです。
しかし企業によって「残業に関する考え方」はそれぞれ異なります。
求人を見つけ仕事に応募する際には「残業があるか」「残業が発生する場合、週何時間ほどの残業になるか」「残業代は支払われるか」など、細かくチェックしておくほうがよいでしょう。

保健師の残業は
勤務先による違いが大きい！

さまざまな保健師の声をまとめると、行政保健師のほうが産業保健師よりもサービス残業が多いようだ・・ということが推測されます。
「保健師として働きたい」「残業はしたくない」という方は、行政保健師よりも産業保健師を目指すほうがよいのではないでしょうか。もちろん「行政保健師だから残業が多い」「産業保健師だから残業が少ない」とは言い切れませんので、就職する前に個別に確認しておくことをおすすめします。
ただ行政保健師の場合は、それを調べること自体難しい状況にあります。
一方で産業保健師の場合は、転職サービスなどを利用することで、間に入ってくれるコンサルタントから残業についての実態などを教えてもらうことも可能です。
転職する際には、コンサルタントにこんなことを聞いてもいいものか？などと遠慮せず、何でも質問することをオススメします。
もし間に入ったコンサルタントがその質問に対してきちんと対応してくれないようであれば、誠実に対応してくれる会社にチェンジすることで、よりよい転職が望めることもあります。

一般の企業で働く友だちのようにアフター５を楽しみたいという方は、「よい転職サービスを利用」し、「残業の有無をしっかりチェック」してください。
そして、より希望にあった職場への転職を実現していただければと思います。