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【保健師】業界情報新卒がなかなか企業保健師になれない理由とは...

2015年02月09日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

看護系の大学に通い、看護師と保健師、両方の資格を取得した新卒の人は、企業保健師にはなれない・・・という"うわさ"を耳にした方もいらっしゃるでしょうか。
実はこれ、単なる"うわさ"であり、絶対に新卒が企業保健師になれないというわけではありません。 しかし、「新卒で企業保健師になる」のは、かなり難しいことであるというのも事実です。

では、なぜ新卒で企業の保健師として働くことは難しいのでしょうか。さまざまな観点から、新卒と企業保健師の関係をご説明しながら、理由をお話しします。

そもそも「求人情報」を見つけられない!?
企業保健師の求人はこんなルートでやってくる!

新卒で企業保健師として働きたい場合、どこで求人を探しますか?基本的には、大学にきた求人を探すということが多いのではないでしょうか。

一般的に企業は、通常の求人情報などで保健師を募集することは少なく、専門の求人サイトや、つながりのある病院や大学に求人を出すことが多いようです。
たとえば、保健師の実習で学生が来ている大学宛てに求人を出す・・・といった具合です。そのため、新卒で企業保健師として働きたい場合、「求人情報」を探すこと自体が、まずは大変なのです。

看護師としての臨床経験が求められている?
保健師の仕事は、看護師の経験が役立つのです

企業によっては、保健師を募集する際に「看護師経験がある」ことを、希望するところもあります。それは、保健師の仕事が、"看護師の経験が活かされる"業務内容だからです。

保健師は「健康に関するプロ」として、いろんなことを相談されたり、アドバイスしたりすることがあります。そんなとき看護師として、多くの患者さんを診てきたことは、きっと役に立つことでしょう。
実際に、保健師として働いている人も「看護師としてやってきたことが、とても役立っている」「看護師の経験なしに、保健師の仕事をするのは、私には無理だった」「病院で5年、企業で5年、看護師として働いた経験が、今の保健センターでの仕事にも活きている」と話しています。
企業保健師として新卒で働くことも、もちろん可能ですが、看護師としての経験を積むこともプラスになることは、間違いないでしょう。

企業によっては新卒を求めるところも?
数は少ない大企業のホンネ

従業員が10,000名を超える大企業では、その企業のカラーに染まってくれる、新卒の保健師を求めることもあるようです。
大手の企業になればなるほど従業員の数は多く、働く企業保健師の数も多くなります。
つまり、企業内で新卒の保健師をベテランの保健師が教育する体制が整っているのです。

企業の規模が小さくなると、企業保健師の数も減り即戦力となってくれる企業保健師を求めることが多くなるようです。
新卒の企業保健師の働き先はゼロではないが、求人数が少ないというのは、こういった現状を見てもよくわかります。

新卒で企業保健師になる道!
狭き門ですが、チャレンジする価値はあります

大学で看護師と保健師、両方の勉強をしてきて、自分は「保健師に向いている」と考えれば、新卒と同時に保健師としてのキャリアを積みたいと考えるのは、当然のことだと思います。

ただ、新卒が企業保健師になりにくい理由は、「求人情報が少ない」これにつきると思います。
また、せっかく両方の資格を持っているのですから、長い目でみて「看護師として働く」ことは、とてもよい経験になることでしょう。
新卒で保健師として働くか、看護師として働くかは、いろいろ悩むところだと思います。最後はあなた自身が決めることですが、こちらでご紹介した情報、先輩たちの声、大学での先生のアドバイスなどを元によく考えていただくことをおすすめします。

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