【保健師】求人・転職情報産業保健師として採用されるために、今身につけておきたい力とは
公開日:2015年11月13日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
産業保健師として採用される確率は低く、就職は難しいといわれています。
確かに看護師のように求人数が多いわけではなく、求人情報を見つけるだけでも苦労した...という経験をもつ方も多いでしょう。
しかし産業保健師は、2015年12月からストレスチェック制度が導入されることもあり、今後特に需要が高まっていくことも予想されます。
そんな中で産業保健師として採用されるために身につけておきたい力があります。
さっそくご紹介していきましょう。
企業が求める産業保健師像
メンタルヘルスケアに強い即戦力の保健師
厚生労働省は、日本人の約15人に1人が一生のうちに一度はかかる病気がうつ病であると発表しています。
加えて、平成20年にうつ病患者が100万人を超えました。
企業にとって、働く人、一人ひとりが大切な人材です。心も体も健康で、会社のために働いてもらいたい・・・そう考えています。
そんな中、体は健康なのに、うつ病などの心の問題で休職する人も数多くいるのが現状。
産業保健師を求める声が企業側から上がるのは、当然のことといえるでしょう。
またうつ病に限らず、心の病は一部の人だけの問題ではなくなっています。
心の病によって仕事が手につかない、休職してしまう人がでてくることは、企業にとって大きな損失となりますから、「メンタルヘルスケア」の必要性は、多くの企業が意識をしていることでしょう。
そのため保健師の採用を検討する企業は増えていると考えられますが、企業にとっては保健師の資格さえもっていればよいというわけではありません。
利益を上げることに関して敏感な企業が、すぐに成果をあげてくれる実績のある保健師を採用したいと考えるのは当然のことといえます。
産業保健師の採用に向けて
保健師の実績を積む
産業保健師として採用されたい場合、保健師としての実績を積んでおくことは有利に働きます。
即戦力になる人材といえば経験者。保健師としてどんな仕事をしてきたか、どんな成果をあげてきたかを職務経歴書などに書くことはアピールポイントになります。
初めて保健師として働く人は、あまり高望をせず「未経験可」という求人を見つけたら、経験を積むという意味でチャレンジしてみるのもよいでしょう。
また最近は中小企業でも保健師の活用を検討しています。2011年には「第1回 産業保健を支援する事業の在り方に関する検討会」を開くなどして厚生労働省も後押ししています。
最初から大企業を狙うのではなく、中小企業を狙ってみるのもひとつの方法です。
その積み重ねが、いずれ自分の希望する職場に産業保健師として採用されるきっかけとなることでしょう。
産業保健師の採用に向けて
ストレスチェックについて勉強しておく
2015年12月からは「ストレスチェック制度」が始まります。
これは従業員数50人を超える事業所すべてに義務付けられた制度です。
ストレスチェックはだれもが実施できるわけではなく、医師または保健師等と定められていますので、この点から保健師を採用する企業が増えることも考えられます。
つまりストレスチェックを行える保健師は採用される可能性が高いと考えられます。
現時点では、ストレスチェック制度が始まっていませんから経験を積むことはできませんが、ストレスチェック制度の実施に関する研修やセミナーに参加しておくことが大事。
「産業医・保健師等のストレスチェック実施者向けのストレスチェック制度の実施に関する研修」は、全国に設置している47の産業保健支援センターにて無料で開催されています。
具体的なスケジュールは、各産業保健支援センターのホームページなどでチェックできます。
産業保健総合支援センター
産業保健師の採用に向けて
関連資格の取得または勉強を
競争率の激しい産業保健師の採用を勝ち取るには、人より優れた部分がある点をセールスポイントにすることも必要です。
たとえば保健師の資格以外に、衛生管理者や産業カウンセラーの資格をとっておくとアピールにつながります。
また、単に資格をとるだけではなく、この資格をどう活かしてきたかの経験が語れることがベスト。
つまり保健師としての実績とあわせて示すことで、強力なセールスポイントになるのです。
<まとめ>
産業保健師として採用されるために大手企業の多くは、産業保健師を実際に採用しています。また、中小企業でもメンタルヘルスケアの必要性は理解されつつあり、厚生労働省も産業保健の大切さを訴え、活動しています。
中小企業では、大企業のように産業保健師を常駐させることは難しいかもしれませんが、出張型の保健師などを採用することで、補うことも考えられています。
また、企業によっては、産業保健師を採用したり、産業保健分野をどうするかを積極的に考えたりしているところもあります。
競争率の激しい産業保健師。採用されるためには「実績を積む」「ストレスチェック制度の勉強をする」「資格をとる」などがアピールポイントになるとお伝えしてきました。
もちろんこれらも大事ですが、もっとも大切なのは「コミュニケーション能力」でもあります。
保健師は人と接する仕事であり、ときには心に不安を抱えた人の応対をすることもあります。
どんな人にも平等に接し、相手を安心させることのできるコミュニケーション能力があるかどうかは、面接の際に重視されることでしょう。このこともぜひ覚えておいてください。
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