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【保健師】業界情報保健師国家試験は過去問が重要!試験の概要やおすすめの過去問も紹介

公開日:2015年12月15日
更新日:2025年01月24日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

「保健師国家試験の過去問にどう取り組めばいいのかわからない......」
「過去問だけで合格できるの?他に必要な対策は?」
「おすすめの過去問集はある?」

このような悩みを持つ人のために、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームが疑問解決につながる記事を執筆しました。

保健師国家試験に合格するための重要なポイントは、過去問です。医療や福祉の現場で求められる高い専門性を問う保健師国家試験は、広範囲かつ奥深い知識を必要とするため、ただ教科書を読んでいるだけで合格するのは難しいです。

出題傾向を見極め、効率的に学習を進めるためには、過去問を中心とした対策が欠かせません。過去問は単なる練習問題ではなく、試験の傾向や重要分野を読み解くカギです。実際、合格者の多くが過去問を徹底的に解き込むことで、必要な知識を効率的に身につけています。

本記事では、保健師国家試験の概要や過去問が重要な理由、おすすめの過去問集やアプリまで合格をつかむための情報を徹底解説します。「保健師を目指しているけれど、どこから手をつければいいかわからない」と悩んでいる方も、この記事を読み進めれば、自信を持って試験対策を始められるでしょう。

目次

【過去問前に把握】保健師国家試験の概要

【過去問前に把握】保健師国家試験の概要

保健師国家試験に合格するためには、まず試験そのものについてしっかりと理解することが重要です。受験資格・試験日程・合格率などの基本情報を事前に押さえることで、効率的な学習計画を立てられます。

ここでは、保健師国家試験の概要を詳しく解説し、合格への第一歩をサポートします。試験対策を始める前にチェックしておきましょう。

保健師国家試験とは

保健師として働くには、必要な専門知識や技術を持っているかどうかを判断するための保健師国家試験に合格することが必須条件です。詳細な試験概要は、例年8月頃に厚生労働省のホームページで発表されます。

試験は毎年2月に全国12の都道府県(北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県)で実施されます。自分の受験地を早めに確認しておくと安心です。

受験者にとって年に一度の重要なチャンスであるため、スケジュールをしっかり立てて挑みましょう。また、日程や合格率、勉強方法などの詳細を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

保健師を目指す方必見!国家試験の概要(日程や合格率)と勉強方法

本記事では、保健師になるために必要な国家資格の種類や試験の概要を紹介するとともに、合格に向けた勉強方法をアドバイスします。

近年の合格率

ここでは、過去5年間の国家試験合格率を紹介します。

受験者数 合格者数 合格率
2024年 7,795人 7,456人 95.7%
2023年 8,085人 7,579人 93.7%
2022年 7,948人 7,094人 89.3%
2021年 7,834人 7,387人 94.3%
2020年 8,233人 7,537人 91.5%

※参考:厚生労働省|保健師国家試験の合格発表 第106回第107回第108回第109回第110回

保健師国家試験の合格率は、近年一貫して高い水準を維持しています。2024年の合格率は95.7%と、過去5年間でもっとも高い結果となりました

また受験者数に関しては2024年は7,795人と、2023年の8,085人から減少していますが、合格者数は高い水準を維持しています。受験者数が減少しても合格率が高く、合格者数は保たれているといえます。

合格基準

次に、過去5年間の国家試験の合格基準を紹介します。

満点 合格点 必要正答率
2024年 144点 87点 60.4%
2023年 144点 87点 60.4%
2022年 142点 86点 60.6%
2021年 142点 86点 60.6%
2020年 144点 87点 60.4%

※参考:厚生労働省|保健師国家試験の合格発表 第106回第107回第108回第109回第110回
※必要正答率は小数点第二位以下を四捨五入して算出

保健師国家試験の合格に必要な点数は86点〜87点で推移し、過去5年間にわたりほぼ一定の水準を維持しています。合格に必要な正答率は約60%で安定しているため、6割の点数を超えられれば合格が狙えます。

この安定した合格基準は、受験者にとって安心材料となるでしょう。

保健師国家試験で過去問が重要な理由3選

保健師国家試験で過去問が重要な理由3選

保健師国家試験は、幅広い知識を問われる試験です。その中で効率よく合格を目指すためには、過去問の活用が欠かせません。過去問対策を通して合格への道筋が見えてきます。ここでは、過去問が重要な理由を3つ紹介します。それぞれの理由を理解し、効果的に学習を進めましょう。

出題傾向を把握できる

保健師国家試験は、出題される分野や形式に一定の傾向があります。過去問を解くことで、どのようなテーマが頻繁に出題されるのか、選択肢の構成パターンなどを掴めるようになります

同じ分野でも問われる角度が異なるケースもあるため、試験の「癖」を理解することが可能です。出題傾向の把握によって、対策すべき重要なポイントがより明確になります。

メリハリをつけて勉強ができる

単にテキストを読んでいるだけでは、勉強が単調になりがちです。しかし、過去問を活用すれば、問題形式で学ぶことで知識の定着が進みます。正解を導き出す過程で論理的に考える力が鍛えられ、解答へのプロセスが頭に残りやすくなります

また、正解した問題はスキップし、間違えた箇所に集中するなど、効率的に時間を使う工夫が可能です。

苦手な分野が発見できる

過去問を解くと、自分がどの分野でつまずいているのかが明確になります。

試験の全体像を把握したうえで、得意な分野を維持し、苦手分野を重点的に強化する計画が立てられるでしょう。たとえば繰り返し間違える問題があれば、そのテーマに特化して復習し、理解を深められます。

【過去問中心】保健師国家試験の勉強方法

【過去問中心】保健師国家試験の勉強方法

保健師国家試験の対策において、過去問を中心とした勉強法は非常に効果的です。自分が理解できている部分と、まだ理解が不十分な部分を明確にしながら進められるため、効率よく知識を定着させられます。

ポイントは、「理解」と「復習」のサイクルを繰り返すことです。ここでは、具体的な勉強の手順を3つのステップにわけて解説します。

【ステップ1】過去問を解く

最初のステップは、過去問を実際に解いてみることです。最初は正答率が低くても問題ありません。

重要なのは、解いた問題を次の3つに分類することです。

〇:答えの根拠が理解できたうえで正解した問題
△:正解したが根拠が曖昧な問題
×:不正解、または勘で正解した問題

3つの分類を過去問集に直接書き込んだり付箋を活用したりすることで、自分の弱点がひと目でわかるようになります。

【ステップ2】解説を読んで理解を深める

次に、△と×の問題に対する理解を深めていきます。解説を読み、なぜその選択肢が正解になるのか、また他の選択肢が不正解である理由を明確にします。

〇に分類された問題は、すでに十分理解しているため、このステップではスキップして構いません。すでに理解済みの〇の問題は飛ばし、集中すべき部分にエネルギーを注ぎましょう。

【ステップ3】参考書を活用して知識を補完する

さらに理解を深めるためには、参考書も活用しましょう。問題に関連するページをチェックすることで、解説だけでは補いきれない関連知識を得られます。この作業によって、記憶の定着だけでなく、知識の広がりも期待できます。

上記の3つのステップを繰り返し、すべての問題が〇になるまでサイクルを回しましょう。過去問を繰り返して理解を深めることで、自信を持って本番に臨めます。

【厳選】保健師国家試験におすすめの過去問

【厳選】保健師国家試験におすすめの過去問

保健師国家試験の合格を目指すうえで、質の高い過去問集を選ぶことは、学習の効率をあげるうえでとても重要です。問題を解く際に、詳細な解説や関連知識を深められる内容が詰まった過去問集を活用することで、合格に向けた勉強を一段と充実させられます。

ここでは保健師国家試験対策におすすめの過去問を、書籍とアプリにわけて紹介します。それぞれの特徴を知り、自分に合ったものを選びましょう。

書籍

保健師国家試験の対策書として定番の一つが「クエスチョン・バンク 保健師国家試験問題解説」です。厳選された良問だけでなく、最新の試験問題や予想問題も収録されています。厚生労働省が示す正答に基づいた詳しい解説が特徴で、選択肢ごとに根拠が明確に示されているため、効率よく学べます。イラストや図表を多数取り入れており、視覚的にも理解しやすい構成です。

さらに、同シリーズの「保健師国家試験のためのレビューブック」との相互リンクが用意されているため、関連知識をスムーズに学習できます。他にも「公衆衛生がみえる」や「国民衛生の動向」といった関連書籍への参照ページも付属しているため、幅広い知識の補完が可能です。

保健師国家試験の過去問を書籍で解く際には、クエスチョン・バンクを利用すれば必要な知識を効率よく身につけられるでしょう。

アプリ

保健師国家試験の勉強を効率よく進めるために、過去問が収録されたアプリの活用もおすすめです。スマートフォンを使えば、通学や通勤中などのスキマ時間を有効に使って学習できます。ここでは、保健師試験対策に役立つ2つのアプリをご紹介します。

【1.保健師国試400問】
こちらのアプリは、国家試験で実際に出題された約400問を収録しており、追加課金や会員登録が不要で、すべて無料で利用できます。ランダムに20問出題されますが、一般問題と状況設定問題を選択して挑戦できます。

また、間違った問題だけを再トライできる機能や試験結果の履歴保存機能があり、自分の弱点を効率的に克服するのに役立つでしょう。さらに、保健師向けのお役立ち情報も掲載されているため、実践的な知識を広げることも可能です。

【2.保健師試験問題集(用語集付き)lite りすさんシリーズ】
本番と同じ形式で4択や5択の問題を解けるのが特徴です。過去の97回から99回の国家試験から厳選された240問が収録されており、簡単な解説も付いているため、復習や力試しに最適です。

また、自動的に間違えた問題を記録し、まだ解いていない問題や間違えた問題を優先的に出題してくれる機能が搭載されています。セーブ機能もあるため、途中でやめても次回は続きから学習を再開でき、忙しい方でも効率的に勉強を進めることが可能です。

こちらのアプリは、iPhoneには対応していないためご注意ください。

アプリは、紙の書籍や参考書と併用することで、学習の幅を広げられるでしょう。日常のスキマ時間を活用しながら、保健師国家試験の合格に向けた準備を効率的に進めることをおすすめします。

保健師国家試験の過去問でよくある2つの疑問

保健師国家試験の過去問でよくある2つの疑問

過去問は保健師国家試験の勉強において重要な役割を果たしますが、どのタイミングで、どのように取り組むべきか迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、過去問や参考書のどちらを優先すべきか、いつから勉強に取り組むべきかなどを紹介します。

過去問よりも参考書や問題集が大事?

過去問と参考書・問題集については、基本的に過去問を優先するようにしましょう。とくに試験勉強を始めたばかりの段階では、過去問を活用することで試験の出題傾向や問題の形式を掴めます

過去問には実際に出題された問題が収録されているため、基礎的な知識の確認や、試験の流れを把握できます。過去問の解説では不足している部分については、参考書を読んで補うようにしてください。

ある程度過去問を解き進めて自信がついてきたら、予想問題集に挑戦するのも効果的です。予想問題集では、今後出題される可能性が高いテーマや新しい傾向を押さえた問題に取り組めるため、実力をさらに引きあげることが期待できます。

過去問を優先しながら、足りない部分を参考書や問題集で補うことで、効率的な学習ができるでしょう。

いつから勉強を始めればいい?

保健師国家試験は毎年2月中旬に実施されるため、勉強を始める時期は試験までのスケジュールを逆算して決めることが大切です。保健師単独受験の場合、年明けからの1カ月間で集中的に取り組むケースも多く見られます。看護師国家試験と同時受験する場合は、12月頃から勉強を始めるようにしましょう。

看護学生の場合、年末頃まで実習や卒業論文で忙しくなることが一般的です。そのため、実習などが終わったタイミングでスムーズに試験勉強に移行できるよう、問題集や参考書を早めに準備しておくと安心できます

また同時受験の場合には、保健師試験にのみ合格しても専門職として働けないため、まずは看護師国家試験の勉強を優先しましょう。看護師の勉強を保健師試験対策に活かして、効率的に勉強するようにしてください。

まとめ|保健師国家試験の合格は「過去問」で掴もう

保健師国家試験の合格には、試験の基本情報を把握し、過去問を中心とした効率的な学習が欠かせません。出題傾向を掴み、苦手分野を克服することで、合格の可能性は大きく高まります。

また、質の高い過去問集や便利なアプリを活用すれば、学習の質をあげることが可能です。継続的な取り組みと適切な教材選びで、自信を持って試験本番に臨みましょう。

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