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【保健師】仕事内容・役割産業保健師と産業看護師、実は似ているようで違う仕事内容なんです。

2016年02月09日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

産業保健師と産業看護師は、同じ「産業看護職」に携わる人。
企業や工場で働く人々のために働いています。
働く環境が同じでどちらも「産業」という言葉がつくことから仕事内容も同じように感じる方もいらっしゃると思いますが、厳密にいえば異なります。
国が定める「保健師看護師助産師法」によると、保健師とは"厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業する者"で、看護師とは"厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業する者"とされています。

このあたりが「産業保健師」と「産業看護師」の違いになります。
では具体的な仕事内容はどう違うのでしょうか。お話しします。

保健師の求人・転職特集はこちら

産業看護師の仕事
デスクワークや面談業務も

産業看護師と一言でいっても、職場によって求められる業務は違います。
企業の保健室のような場所に常駐し怪我や病気の対応をすることもありますが、事務室などに勤務し健康診断後のフォローとして社員と面談を行ったり、健診後の資料の整理などのデスクワークをしたりすることも多いようです。
また、企業の場合は通常の業務で怪我などを負うことは少ないですが、工場の場合は怪我をする機会も増えますので怪我の対応を多く行っているという産業看護師の方もいるようです。
一般的には「怪我や病気の人」の対応になりますが、デスクワークや健康相談などを受けることもあり病院で働く看護師とは仕事内容が大きく違うと考えてよいでしょう。

産業保健師の仕事
メンタルヘルスケアを重視

病院で看護師として働く場合、夜勤があったり土日・祝日の勤務があったり、自分のプライベートの時間がうまく作れないなどお困りのことも多いでしょう。
しかし企業に勤めるクリニカルスペシャリストは週休2日制が確保されていることが多く、転職した方の中には体が楽になったことをメリットとしてあげる方が多いようです。
特に夜勤がなくなったことをメリットと捉える方は多くなります。
また全員ではないと思いますが、看護師として働いていた頃より年収がアップしたという方もいます。
ほかには「臨床から離れた仕事に就きたい」、でもこれまでのキャリアを活かしたいという理由で転職し、自分の理想に近づけたということをメリットにあげている方もいらっしゃいます。

クリ二カルスペシャリストのデメリット
経験者の声より

保健師の仕事といえば、健康の維持や病気の予防です。
産業保健師は企業で働く人たちの健康維持や病気の予防が主な目的になりますから、健康診断の結果を元に個別に健康相談を行ったり、企業全体に向けて健康セミナーを行ったり、さまざまな面から対応していくことが求められます。
また産業保健師の仕事の大きな比重となっているのがメンタルヘルスケア。
最近は仕事場でうつ病を発生するケースも多く、メンタル面の予防や早期治療は産業保健師にとって大切な役割となります。

産業保健師と産業看護師は違う
でも実際の職場では・・・?

産業保健師と産業看護師の業務内容は厳密にいえば違います。
先ほどご紹介した内容を比べていただくと、「体の健康に関する」業務を中心に行うのが産業看護師で、「心の健康に関する」業務を中心に行うが産業保健師だといってよいでしょう。
しかし実際の現場では保健師だから看護師だからといって業務に差はないというところも多いようです。
職場によっては産業医のもと保健師と看護師が連携して業務にあたることもありますし、産業医が常駐せず保健師と看護師が力を合わせて業務にあたることもあります。
そうなると「保健師だからこの仕事」「看護師だからこの仕事」という線引きはなくなり、産業保健師も産業看護師もチームワークを大切にしながら業務を遂行することが求められるのです。
実際の現場では、産業看護師がメンタルヘルスケアを行い、産業保健師が病人や怪我人の対応を行っていることもあるようです。

産業保健師と産業看護師の新しい仕事
「ストレスチェック」とは?

平成20年4月から義務化されている「特定健診・特定保健指導」は、基本的に医師・保健師・管理栄養士が中心になって担うと定められています。
では平成27年12月からスタートが義務づけられた「ストレスチェック制度」については、どうでしょうか。

「ストレスチェック制度」とは、1年ごとに調査票を用いて「仕事のストレス要因」や「心身のストレス反応」及び「周囲のサポート」についてチェックする制度のこと。
チェック後は高ストレス者と評価された労働者に対し、サポートなどを行っていきます。
産業保健の現場に新たに導入されたこの検査実施者は、現時点では医師または保健師等と定められています。
ただし現在保健師に加え一定の研修等を受講した看護師や精神保健福祉士も検査を実施できるよう調整されています。
今後、一定条件をクリアした産業看護師がストレスチェック検査実施者となる可能性は多いにありますので、産業保健師と産業看護師の大切な仕事のひとつとなることは間違いないでしょう

産業保健師と産業看護師の仕事は違う
しかし協力することが重要

ここまでお話ししてきたとおり、産業保健師と産業看護師の仕事内容は厳密にいえば違います。
しかし同じ職場で働く場合「保健師だから看護師だから」と線引きせず、協力しながら業務にあたっていることが多く、そのほうが現場はスムーズに動いています。
つまり実際は、産業看護師と産業保健師の仕事に大きな差はなく、お互いが産業看護の現場で働く者同士、連携しながら業務にあたっているようです。
ただ「資格」の意味を考えれば、保健師は「看護師」と「保健師」両方の資格をもっていますが、看護師は「看護師」の資格のみになります。
法で定める「保健指導に従事する」仕事内容については、保健師が積極的に関わっていく姿勢が必要かもしれません。
お互いの得意分野を尊重しつつ、産業保健師と産業看護師がともに企業で働く人のために、業務を遂行していただければと思います。

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