【保健師】業界情報【離島就職希望者必見】離島の保健師は本土の保健師とどう違うの??求人の探し方は?
2016年02月26日
こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
日本には数々の有人離島があることをご存じでしょうか。
平成22年の国勢調査では、有人島数は418島とされています。
九州方面は島の数が多く、特に沖縄県、鹿児島県、長崎県などには多くの島があります。
実は東京にも、大島・新島・神津島・御蔵島・青ヶ島・母島・南鳥島・利島・式根島・三宅島・八丈島・父島・硫黄島と13もの島があります。
それぞれの島は人口も少なく、医療関係者の人手不足も深刻な問題となっています。
そのため離島のある各都道府県では、保健師を募集しているところも多くあります。
そこで離島で働いてみたいと考えていらっしゃる保健師のみなさんのために、離島に関する情報をご紹介します。
「本土の保健師とどう違うのか?」「求人はどのように探したらよいのか?」など、お話ししたいと思います。
本土の保健師と離島の保健師
大きな違いはある?
保健師の仕事は「住民の健康を守ること」。
それは本土であっても離島であっても同じことです。
ただ住民の数が多い都会に行けば行くほど保健師の仕事は分担され、「母子保健担当」「高齢者担当」など担当する対象者の範囲が狭くなる傾向にあります。
一方で人口の少ない離島の場合、ひとりの保健師が高齢者もお母さんもお子さんも、すべての人を対象にする必要があります。
そのため「母子保健を究める」というより、幅広い分野を知っておくことが必要になります。
おおげさではなく「島民全員の健康を守る」のが離島の保健師の仕事なのです。
その点は離島と本土の大きな違いといえるのではないでしょうか。
離島の保健師の過ごし方
ある保健師の一日をご紹介
東京都福祉保健局のホームページに、離島で働く保健師の一日が紹介されていましたので、簡単にご紹介します。
8:00 出勤
9:00 介護サービス事業所との月1回の情報共有化委
10:00 移動中島民の方に呼び止められ、血圧のご相談を受ける
11:00 高齢者のご自宅を訪問
13:30 予防接種の準備
14:00 乳幼児のご家庭を訪問
15:00 予防接種開始
17:15 業務終了
1日の業務の流れとしては、一般の保健師と変わらない様子。
ただ先ほどもお話ししたように、ひとりの保健師が「高齢者」も「乳幼児」も対応していることがわかります。
離島の保健師の心構え
大切なのは島に溶け込むこと
離島で保健師として働くということは、今までの生活がガラリと変わることになります。
保健師の仕事内容が大きく変わるわけではありませんが、便利な生活が当り前だと思って過ごしていた方にとっては、カルチャーショックもあるでしょう。
- 公共交通機関は基本バスのみ。
- 生活物資の供給は天候にも左右される。
- 物価が高い
- 携帯電話やラジオの電波が悪い場合がある。
- テレビの視聴チャンネルが少ない。
など、簡単に上げるだけでもこれだけあります。
島で暮らすという心構えをもつことは、もっとも大切なことではないでしょうか。
また、本土とは違い時間がゆったり流れていると感じる方も多いようです。
特に都会で暮らしていると、時間をキッチリ守らなければ生活がしにくいこともありますが、逆に離島ではキッチリし過ぎると生活がしにくいということもあります。
まずは「島の暮らしに慣れ、島民の人と仲良くなる」、この気持ちを大切にしていただければと思います。
離島で保健師として働くには?
求人はどうやって見つける?
求人情報は「離島の保健師」など、インターネットで検索すると、東京都の募集、沖縄県の募集、「佐渡市の募集」など見つけることができます。
また「この離島で働きたい」という希望があるなら、直接問い合わせてみるという方法もあります。
ただ、募集をしていないという場合もありますので、必ず就職できるとは限りません。
離島で働く保健師の醍醐味は、島民一人ひとりに深く関わりお世話できることかもしれません。
それは保健師の原点ともいえるのではないでしょうか。
保健師として離島で働きたいという方は、ぜひ積極的に情報を集め、夢を実現していただければと思います。
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