【保健師】業界情報企業保健師に聞いた会社勤めのアリ・ナシ特集
公開日:2014年11月28日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
企業保健師とは、文字通り「企業に勤める保健師」のことです。
企業に勤めるといえば一般の会社員と同じ。給与や賞与がもらえて、福利厚生もうけられる、アフターファイブも楽しめそう!
と、よいことがたくさんありそうですが・・・実際は、どうなのでしょうか?
企業保健師として働く人たちの声を聞きながら、会社勤めのアリ・ナシを探っていきましょう。
企業保健師の仕事って?
先輩保健師さんが実際にやっている仕事をノゾキ見!
企業保健師の本音を聞く前に、まずは企業保健師ってどんな仕事があるのかをみていきましょう。
保健師だから「保健指導でしょ?」と思うのは大間違いです。
企業保健師は企業の一員ですから、企業の利益となってくれる保健師を求めています。
具体的に、このような仕事をされています。
・社員の健康のサポート
・社員のメンタル面のサポート(カウンセリングルームの開設)
・「禁煙セミナー」など、健康に関する啓もう活動
・セミナー開催に伴う、チラシの作成や広報活動
・職場での怪我などに対する救急対応
・特定健康診断、巡回健康診断、人間ドッグ
・医療費の分析
・休職者の復職支援
なかには、「えーこんなことも!?」という内容もあるかもしれません。
これらすべてを企業保健師が対応しているわけではなく、勤め先の企業によって変わってきます。
企業保健師の「アリ」
三大嬉しいことは「土日の休み」「夜勤なし」「福利厚生」
企業保健師として働くようになって、一番うれしかったことをたずねると、多くの人が
「土日に休みが取れるようになった」
「夜勤がなくなり、定時に帰れるようになった」
「福利厚生が手厚い」
と答えています。
看護師時代は、休みが取れにくい、夜勤が辛い、でもそれが当たり前だと思っていたから、新しい世界が開けたといっても過言ではないかもしれません。
ほかにも一般の会社員と接する機会が増えたのでビジネスマナーを学ぶことができた、会社のお金で研修やセミナーに参加し、勉強させてもらえたなど、前向きなうれしさを語る人もいます。
企業保健師の「ナシ」
保健師以外の仕事に追われて、クタクタに~
うれしいことがある半面、実際に働いてみないとわからなかったイヤな面も・・・。
こちらも実際に企業保健師として働く人の声から探っていきます。
「想像していたより給料が安かった」
「勤めている企業には産業医がいて、秘書のように扱われた」
「上司は医療系ではなく、営業畑の人。仕事の内容が理解してもらえなかった」
「電話の応対などの雑用が多く、保健師としての仕事以外の部分で時間に追われる」
と、働いてみないとわからない不満が多くでてきました。
もちろんこれらの声が、すべての企業保健師の声ではありませんが、実際に体験した人がいることも事実です。
行政保健師とは大違い!
保健師の資格をもつ企業人として働くのが「企業保健師」なのです
企業保健師の「アリ」と「ナシ」。実際の声を聞いていかがだったでしょうか?
想像どおりの世界でしたか?想像以上の世界でしたか?
保健師というと一般的なイメージは、健康相談にのってくれたり、出産時に訪問してくれたりする、行政保健師の仕事かもしれません。
看護師に比べると保健師の仕事はマイナーで、実際に関わった人でないとわからないことも多いでしょう。
そんな保健師が企業で働くのですから、「保健師としての仕事」と「企業人としての仕事」にアタフタしてしまうことも、仕方のないことです。
ただ何も知らずに「企業保健師」として働くのと、こんな世界なのだと知って「企業保健師」として働くのとでは、 心構えも気合いも大きく違うのではないでしょうか。
企業保健師として働きたいと考えている人はもちろん、これから保健師の資格をとってみようかな、保健師ってどんな仕事なのかな、と思っている人たちにも参考になれば幸いです。
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