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【保健師】求人・転職情報保健師の派遣社員のメリット・デメリット、現場の声は?

公開日:2015年10月19日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師には正社員として働く以外に、パートやアルバイト、派遣社員として働く方法があります。
平成20年度の「産業保健師就業実態調査研究事業」の報告書によると、全国に46,000人いる保健師のうち65%にあたる30,000人は行政保健師であり、残り16,000人は健診機関や医療機関で働いている人が多く、企業などで働く産業保健師と呼べる人は2,500人程度とみられています。
この2,500人のうち1,000人を対象に行われたのが「産業保健師就業実態調査」なのですが、事業場の中で派遣社員はたったの16.1%となっています。

派遣社員は全体的にみると少ないようですが、メリットもデメリットもあります。
保健師の派遣社員の声などを聞きながら、保健師の派遣の働き方について考えてみます。

保健師の求人・転職特集はこちら

保健師の派遣社員とは
派遣社員の定義について

まずは派遣社員の定義について、「一般社団法人 日本人材派遣協会」のホームページを参考にご紹介します。
・派遣会社と雇用契約を結ぶ
・派遣会社が契約を交わしている派遣先で働く
・給料支払や福利厚生などは雇用主である派遣会社が行う
・派遣先からは直接仕事の指示などを受ける
・社会保険が完備されている
これらを満たしているのが派遣社員です。

派遣会社が仕事先を探してくれる、仕事上での不安や問題を派遣会社に相談できるというメリットがある一方で、自分が働き続けたいとしても契約が終了してしまうことがある、などのデメリットもあります。

派遣社員として働く保健師の声(1)
「交通費やボーナスは支給されるの?」

家事・育児との両立を考えて、派遣という形態で保健師として働くことを選びました。
仕事先を探す必要がないので楽だというのは正直なところ。
でもあまり条件を厳しくすると紹介できる派遣先がないといわれてしまうので、そこは派遣会社の人としっかり相談するようにしています。

私が派遣された先では「派遣さん」という立ち位置だったので、日々の業務はルーティンワーク的なことが多くあまりきつい仕事はありませんでした。
定時に入って定時に上がるという仕事スタイルでも、時間内にしっかり働けば周りの方は納得してくださったので気持ちよく働くことができました。
仲良くなった頃に契約が切れる・・・ということもありますが、仕事先は仕事先と割り切るようにしています。

私にとって派遣の一番のデメリットは、交通費やボーナス・退職金の支給がなかったことでした。
仕方がないとは思いつつ「もらえたら嬉しいし有り難いだろうなぁ」ということはいつも思っています。

派遣社員として働く保健師の声(2)
努力の甲斐あって正社員に!

正社員の働き口がなかなか見つからなかったため、派遣社員という働き方を選びました。
いつ契約が切れるか心配しながらでしたが、仕事を一生懸命やることで派遣先の方とも仲良くなり、「いずれは正社員としての働き口を見つけたいんだ」ということも話せる仲になっていました。

派遣といえども「とにかくマジメに、要望以上の仕事をする」をモットーにがんばっている間に契約の1年がたってしまいました。
「また新しい派遣先を見つけてもらわなくてはいけないかな・・・」と心配していたのですが、そのときに派遣先の上司に「ここで正社員として働かないか?」というお誘いをいただきました。

自分の場合は仕方なく派遣社員という道を選んだ・・・という形でしたが、最終的に正社員として働けるようになったのでありがたかったです。

派遣社員として働く保健師の声(3)
「自分の考えで仕事を進められる」

病院で看護師業務をしていた頃は、医師の指示に従うことが重要だとされていました。
しかし、今働いている会社では、健康の維持増進がメイン活動で、保健師として自分が決め、行動していくことが求められているので、とてもやりがいがあります。派遣といえども、資格をもっていることで頼りにしてもらえていると感じます。
また、病院での人間関係と会社の人間関係は微妙に違うので、最初は戸惑いました。
でもこれは、慣れてしまえば大きな問題ではないかもしれません。
一方、友人の場合は、産業医がいる会社で保健師として働いていていますが、みずから行動するというよりは、産業医の指示に従い働けるため安心できると言っていました。
自分がどちらのパターンで働きたいのか考え、会社を選ぶ場合に「産業医がいるかいないか」「保健師は何人いるのか」などを知っておくことも大事だと思います。いずれは、正社員として働きたいと思っているので、そのときはしっかりチェックしておきたいと思っています。

派遣社員として働く保健師の声(4)
「勉強する場が与えられる」

夜勤がなくほぼ定時で帰ることができるので、体がとても楽になりました。産業保健師として働く一番のメリットだと思います。
私は派遣なので当然かもしれませんが、社員として働いている保健師の方も、ほとんど残業はないようです。
もっとも求められているのは、従業員のメンタルヘルスケアなので、従業員とのコミュニケーションは密になっています。
また思っていたのと大きく違ったのは、事務仕事などのオフィスワークが多いということ。
保健師としての仕事というよりは、事務職のOLをやっているような感覚もありました。
幸い、パソコンが苦手ではなかったのでこなせていますが、スキルがないとちょっと大変かもしれません。
友だちは、面接の際に「パソコンのスキルは?」と聞かれ、「ありません」と答えたにも関わらず、「すぐ覚えられるから」と採用になりましたが、最初は少し苦労したようです。会社を選ぶ際に、パソコンのスキルをどの程度求めているか?などは確認しておくとよいかもしれません。

派遣社員として働く保健師の声(5)
「上司が医療職でない場合も」

私が働く職場はサービス残業ゼロで、5分単位で残業代が発生することは大きな魅力です。
とはいっても、残業する必要もほとんどないのですが。
ラッキーだったのは、福利厚生が充実していること。「土日祝日休み」「夜勤なし」という理由だけで、保健師を目指していたので、こういう特典がついてくるとは思っていませんでした。やっぱり大きな企業で働く安心って、あるのですね。
想像と違ったのは、直属の上司が事務職の人で、医療の分野を知らないこと。
何か相談したいときには、ほかの保健師や産業医に話すようにしています。
どの会社でも同じだと思いますが、上司の機嫌を損ねないように・・・という気配りを忘れないように心がけています。
病院とは違った人間関係は入ってからでないとわからないものですね。

保健師として派遣で働く
仕事とプライベートを分けたい方に

保健師として派遣社員として働くというスタイルは少ないようですが、考えようによっては「アリ」といえそうです。
あなたはどうでしたか?
派遣社員として働くのが向いている方は、自分をしっかり持っていて「仕事は仕事、プライベートはプライベート」に分けたいという方、今はプライベートのほうに比重をおきたいから責任のある仕事を任されたくないという方などには、ピッタリの働き方といえるかもしれません。また残念ながら正社員になれなかったので・・・という人も、派遣社員として働きながら正社員への道を掴む可能性もあるということを覚えておいていただければと思います。
また「その職場で働いている人はだれか?(産業医?保健師?医療職ではない人?など)」
「パソコンのスキルはどの程度必要か?」などをチェックしておくことがポイントになりそうです。
保健師がひとりの場合、自分の裁量で仕事を進めていくことが多くなりますし、産業医が常駐している場合は、産業医の指示に従って仕事を進めることが多くなるでしょう。
最初から理想の職場を見つけ正社員で働けるとよいですが、少し心配だな・・・という場合は、派遣として働くのもひとつの道です。

保健師の働き方のひとつ「派遣」。メリット・デメリットを精査したうえで検討してみてはいかがでしょうか。

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