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【保健師】業界情報保健師の需要は増加傾向?今後の展望を考察!

公開日:2015年10月16日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

保健師の需要を考えるとき、看護師と比較されることはよくあること。
ご存じのとおり看護師は売り手市場、保健師は買い手市場で、保健師として就職するのが困難であることは確かです。
しかし看護師が「医療現場」の仕事だとすれば、保健師は「予防医学」の分野に携わる仕事です。
高齢化社会、生活習慣病の問題、メンタルヘルスの問題などを抱える日本にとって、「予防医学」に関わる保健師の需要は高まっていくと考えられます。

具体的に保健師はどんな仕事を任され、どのような現場で需要が高まっていくのか、考察していきます。

保健師の求人・転職特集はこちら

高齢化社会の問題
活躍を期待される保健師

高齢化が進む日本。内閣府の発表によると、平成25年10月1日現在の日本の人口は1億2,730人と3年連続減少しているのに対し、65歳以上の高齢者人口は、過去最高の3,190万人となっています。
65歳~74歳は総人口の12.8%、75歳以上は12.3%となっています。
高齢化に伴い、「いかに健康に老後を過ごすか」は高齢者やその家族にとって切実な願いとなっています。
当然、高齢化が進むと、介護を受ける高齢者に加え介護をする人も増えていきます。そんな中、被介護者、介護者の双方を助ける存在として保健師は重要な役割を担います。
また現在も介護施設や老人ホームの保健師求人はありますが、今後も増えることが予想されます。
介護問題は当人たちだけでなく、さまざまな人が協力しあうことで解決する必要があります。
その一員として保健師の活躍が期待されているのです。

生活習慣病の問題
「予防医学」を支える保健師の重要性

日本の医療制度改革により、2008年から「特定健康調査」や「特定保健指導」が実地されるようになったことは、ご存じでしょうか。対象となるのは40歳以上75歳未満の被保険者・被扶養者で、生活習慣病を素早く見つけ、早い段階から治療、または予防することの大切さを訴えていくことが目的です。
まさに「予防医学」に国が目を向けていることの現れです。

生活習慣病は予防することで防げる病気です。
しかし生活習慣病が進むと「がん」「心臓病」「脳卒中」などを発症し最悪の場合は死に至ります。
そのため生活習慣病を発症させない、進行させない、予防するという考えが重要になります。
予防医学は、保健師が目指す分野。つまり予防医学の分野ではエキスパートといえるのが保健師といっても過言ではないのです。

健康診断をサポートしたり、健康を維持するためのセミナーを行ったり、保健指導を行ったりする保健師は、地域や会社で今後も必要とされていくことが予想されます。

メンタルヘルスの問題
これを支えるのも保健師の仕事

日本では、うつ病は、約15人に1人の人が一生のうちに一度はかかる病気といわれています。
厚生労働省が発表した「平成24年労働者健康状況調査」では、過去1年間にメンタルヘルスの不調により連続1か月以上休業または退職した人の割合は8.1%となっています。
このような状況を踏まえ、メンタルヘルスケアに取り組む事業所は増えており、平成19年は33.6%だったのが、23年には43.6%、24年には47.2%となりました。

また2015年12月からは「ストレスチェック制度」の導入が始まります。ストレスチェックの主な流れは、

  • 1)
    労働者に質問票を配布
  • 2)
    質問票をストレスチェック実施者が回収
  • 3)
    質問票を元に実施者は高ストレス者をピックアップ
  • 4)
    高ストレス者に対して適切な処置を行う

となっています。この実施者は「医師、保健師、厚生労働大臣の定める研修を受けた看護師・精神保健福祉士」の中から選ぶとされています。
ストレスチェックの導入を義務化されているのは従業員50人以上の事業場ですが、50人以下の事業場でも国が補助金を支給するなどして導入を推進。保健師の需要が高まる要因となるでしょう。

日本が抱える問題と保健師の関連性
だから保健師の需要は今後増加する!

高齢化社会、生活習慣病の問題、メンタルヘルスの問題、この3つを解決するために、保健師の力が必要とされていることは、ご理解いただけたでしょうか。

高齢化社会を支えるために介護施設で働くことも、生活習慣病やメンタルヘルスの問題を解決するために企業で働くことも、保健師にとって大切な仕事であり社会に求められている力です。
ただし保健師の国家資格に合格する人数は毎年15,000人近くいるため保健師の数が増えているのも事実。
保健師の需要が高まり保健師の数が増えている今、保健師として働き続けるためには、みずからレベルアップを図り質の高いサービスを提供できるように努めることが必要になるといえるでしょう。ただ、今後さらに保健師の力が、社会に必要とされていくことは間違いありません。
今は看護師だけれど、保健師の資格をとろうか考えている人はチャレンジする価値があると思います。
すでに保健師の資格を保有しているが、現在は看護師として働いているという人も、保健師として就職することを検討するのもひとつの道です。
就職の難しさだけで、保健師の需要は少ないと諦めず、保健師を目指してみてはいかがでしょうか。

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