【保健師】業界情報【目指せ高収入】保健師が年収700万を稼ぐ5つの方法!ポイントや難しい理由も解説
公開日:2025年03月24日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
「保健師として働いているけれど、年収700万円って目指せるの?」
「年収700万円の保健師になるための方法を知りたい。」
「保健師としてキャリアアップをして高収入を目指したい!」
このような悩みを持つ人のために、保健師転職のアポプラス保健師のライターチームが疑問を解決する記事を執筆しました。
保健師が年収700万円を稼ぐことは難易度が高いとされていますが、就職先や働き方によっては、十分に目指せる金額です。本記事では、年収700万円の難易度が高い理由や、年収700万円を目指す方法とポイントなどを紹介しています。収入アップを目指す保健師の方や、これから保健師を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- ・保健師は年収700万を目指せる?
- ・保健師が年収700万を目指すのが難しい理由3選
- ・年収700万の保健師になるための5つの方法
- ・年収700万の保健師を目指す際のポイント
- ・保健師で年収1,000万円を目指せるか?
- ・まとめ|保健師で年収700万円以上を目指すことも可能
保健師は年収700万を目指せる?

保健師は、国家資格を必要とする専門性の高い職業ですが、年収700万円の到達は難易度が高いとされています。年収700万円は、保健師の平均年収と比べると高い水準であるためです。しかし、就職先や働き方によっては、保健師でも年収700万円を目指すことが可能です。
たとえば公務員として行政機関で働く「行政保健師」の場合、年収はどの職場であっても一定水準であるため、年収700万円は難しいでしょう。一方で一般企業に勤める「産業保健師」の年収は、企業によって大きく異なるため、勤務先や働き方によって年収700万円を目指すことも可能です。
保健師が年収700万を目指すのが難しい理由3選

保健師が年収700万円を達成することは難易度が高いとされています。ここでは、保健師が年収700万円を目指すのが難しい理由を3つ解説します。
平均年収よりはるかに高い水準である
保健師が年収700万円を目指すのが難しい理由に、平均年収と比べて非常に高い水準であることがあげられます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保健師の平均年収は約451万円です。保健師の平均年収を年代別でみると、もっとも平均年収が高い年代は55〜59歳であり、約620万円です。
また、保健師が勤務する多くの職場はカレンダーに沿った勤務であり、土日の出勤や夜勤がありません。そのため、夜勤手当などによる収入アップも期待できない点には注意が必要です。このような理由から、年収700万円は、保健師の平均年収と比べて非常に高い水準といえます。
以下のコラムでは、行政保健師と産業保健師の年収を比較しているため、気になる方はあわせて参考にしてください。
この記事では、行政保健師と産業保健師について、年収や仕事内容などの特徴や違いを詳しく解説していきます。
働く場所によっては達成が難しい
保健師の就職先はさまざまであり、年収も勤務先によって異なります。行政保健師の場合「令和3年地方公務員給与の実態」によると、平均年収は約630万円(諸手当を含む看護・保健職の平均)です。
公務員は「国家公務員法」「地方公務員法」により、副業が原則禁止されています。そのため、基本的には副業による収入アップも見込めません。また民間企業に勤務する産業保健師についても、在籍する企業の給与体系によっては、現実的に年収700万円を目指せない場合もあります。このように、勤務先によっては年収700万円の達成を期待しにくい場合もあります。
開業権がない
国家資格を取得した保健師でも、法律上の開業権はありません。同じ医療職でも、医師と助産師は法律上の開業権を持つため、医師は病院やクリニック、助産師は助産所を開業できます。しかし、保健師は開業権がないため、個人で医療施設の開業はできません。開業権がないことが、保健師が年収700万円に到達しづらい理由の1つです。
ただし、一般的な開業届を税務署に提出し、個人事業主として働くことはできます。保健師は開業権がないため、年収700万円を達成しづらい側面がありますが、一般的な個人事業主として活動することで、年収がアップする可能性もあります。
年収700万の保健師になるための5つの方法

保健師が年収700万を目指す方法は、いくつかあります。産業保健師として勤めながら副業をおこなったり、個人事業主として働いたりする方法です。ここでは、5つの方法を紹介します。
給料が高い会社に就職する
給料が高い企業に転職することで、年収があがる可能性があります。一般企業に勤務する産業保健師の年収について、公的なデータはありませんが、450万円程度であるといわれています。
産業保健師の年収は、勤務先の企業や雇用形態によって幅があり、大企業ほど年収が高い傾向です。大企業に勤める保健師の場合、年収800万円を超えるケースもあります。
アポプラス保健師では、産業保健師の求人を数多く取り扱っています。アポプラス保健師サイトの求人検索で実際に調べて、700万円を超えるような求人はどのようなものかを具体的に把握しておくようにしてみてください。
また、外資系企業は、成果を出すことで評価され、報酬がアップする可能性があります。
年収があがる大手企業や外資系企業への就職は、保健師が年収700万円を得る方法の1つです。
手当がつく役職者を目指す
大手企業に長期間務め、役職者を目指すことも、年収をあげる方法の1つです。同じ企業に長期間勤務すると、勤続年数に応じた昇給が見込めます。それに加え、経験を積んで役職に就くと、役職手当が支給されるため、年収アップにつながります。このように、同じ企業で長期間経験を積んで役職に就くことも、年収をあげる1つの方法です。
年収アップにつながる資格を取得する
資格を取得すると、年収アップにつながるケースがあります。勤務先によっては、対象の資格を取得すると、資格手当が支給される企業があります。また業務の幅が広がったり、昇給や昇格につながったり、転職先の選択肢が広がったりすることで、年収アップにつながるケースもあるのです。
年収アップが期待できる資格は以下のようなものがあります。
- 第一種衛生管理者
- 労働衛生コンサルタント
- 健康経営アドバイザー
- 産業カウンセラー
- メンタルヘルスマネジメント検定
- 健康運動指導士
このような現在の職場で活かせる資格や手当が支給される資格、転職で有利に働く資格を取得することは、年収700万円を目指すための有効な方法です。
副業で収入源を増やす
本業の収入に加えて副業の収入を得ることも、年収700万円を目指す方法の1つです。副業をおこなうと、さまざまなスキルが身につくため、保健師の業務でも活かせる可能性があります。
保健師の知識や経験を活かせる副業は、以下のようなものです。
- 保健指導員
- 非常勤バイト(看護師の単発夜勤)
- 医療系コールセンター
- 医療ライター
- 医療に関する内容の翻訳
- SNSやブログでの情報発信
このように、保健師の資格を活かせる副業や興味があることに挑戦できる副業など、幅広い選択肢があります。また、自宅でできる副業と、出向く必要がある副業にわけられます。本業に支障が出ないよう、自分に合う副業を選ぶことが大切です。
独立して稼ぐ
個人事業主として独立することは、保健師が年収700万円を目指す方法の1つです。保健師の開業権については解説しましたが、一般的な開業届を税務署に提出し、個人事業主として働くことが可能です。個人事業主として働く方法は大きくわけると2パターンあります。
1つは、企業や事業所などから、保健師としての仕事を受注して働く方法です。2つ目は、知識を活かして自分で考えたサービスを提供する方法です。たとえば、予防医学を活かした料理教室や介護運動教室の開催、保健師対象の研修会の開催などが考えられます。オンラインも活用すると、時間や場所の有効利用につながります。
このように、保健師が個人事業主として働く方法は大きくわけると2パターンあり、2つのパターンを組み合わせることも可能です。独立して年収をアップするためには、成果を出し、よい仕事を受注していくことが重要です。
年収700万の保健師を目指す際のポイント

ここでは、年収700万円の保健師を目指す際のポイントを3つ紹介します。
まずは年収600万の保健師を目指すことも視野に
年収700万円は難易度が高い金額のため、より現実的な年収600万円を目指すことを視野に入れてもよいでしょう。一般の大企業に勤める保健師の場合、年収600万円を超えるケースがあります。役職のポジションで、年収600万円前後を提示している企業も少なくありません。
副業をおこない、本業と副業の収入を合算することで、年収600万円を達成できる可能性もあります。まずは、年収600万円を目標に年収アップを目指すことも選択肢の1つです。
過度な負担を避ける
年収アップを目指す際に大切なポイントの1つは、過度な負担を避けることです。年収アップのための転職や独立、役職に就くことは、働く環境や業務内容の変化が伴います。また、資格取得や副業は、本業以外に時間の確保が必要です。
睡眠不足やストレスによって、本業で力を発揮できない状況は避けなければなりません。また、苦痛に感じてしまうと長く続けられません。精神的にも、体力的にも無理のない範囲でおこなうことが大切です。
理想のゴールを明確にしておく
年収がアップした先のゴールを明確にしておくことも大切です。キャリアプランやライフプランの理想を明確にしておきましょう。また、収入アップのためにおこなう行動と、理想のプランに相違がないことも重要です。収入アップのためにおこなう転職・昇格・独立・副業などと、理想のプランに相違がないか意識しながら、計画的に年収アップを目指しましょう。
保健師で年収1,000万円を目指せるか?

保健師の平均年収は、約451万円であり、年収1,000万円は、年収700万円と比べるとさらに難易度が高いとされています。しかし非常に狭き門ではありますが、年収の高い大企業に就職すると、年収1,000万円を目指すことは可能です。大企業では、高度な専門知識や、資格を複数所有する保健師に対して、年収1,000万円以上を支払う企業があるからです。
また、産業保健師として年収の高い企業で働きながら資格を取得したり、役職に就いたり、副業に挑戦したりすると収入アップにつながる可能性があります。その他、個人事業主として独立することも年収1,000万円を目指す方法の1つです。年700万円を目指すよりもハードルは高くなりますが、就職先や働き方によっては保健師も年収1,000万円を目指すことが可能です。
まとめ|保健師で年収700万円以上を目指すことも可能
保健師の平均年収は約451万円ですが、適切な方法をとれば年収700万円を目指すことが可能です。具体的には大企業に就職したり、副業をおこなったり、個人事業主として働いたりすることで年収700万円を目指せます。
難易度は高いため、理想のプランを明確にして計画的に収入アップを目指すことが大切です。年収700万円をいきなり目指すのが厳しいと感じる人は、まずはより現実的な年収600万円を目指す選択肢を検討してみましょう。
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