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【保健師】給料【保健師・看護師】の年収はどれくらい?年収アップの方法も解説

公開日:2014年11月13日
更新日:2024年10月02日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。

医療系の職業へ就く際、保健師と看護師のどちらの道に進むか迷う方も珍しくありません。看護師の資格を取得すると保健師の道へも進めるため、詳細なキャリアプランを設定したうえで進む道を決める必要があります

その際、注目したいのが「年収」です。本記事では、保健師の年収を年齢別・経験年数別・企業規模別で細かく紹介していきます。また、産業保健師・行政保健師や保健師・看護師の年収の違いについても丁寧に解説します。医療業界へ進もうと考えている方や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

保健師の年収

保健師の年収

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、2023年の保健師全体の平均年収は451万500円です。また、平均月収は31万2,900円、平均賞与は75万5,700円でした。なお、調査対象の平均年齢は38.6歳、勤続年数が6.5年です。令和4年の同調査による前年(2022年)の保健師の平均年収は481万2,800円であるため、30万円以上の大幅な減少がみられます。

なお、令和5年の同調査によると、看護師の平均年収は508万1,700円です。保健師の平均年収と比べて、看護師の方が50万円ほど高いことがわかります。これは保健師の働き方は日勤のみが中心であるのに対して、看護師は夜勤による夜勤手当が付くため、保健師よりも平均年収が高くなっているのだと考えられます。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

年齢別

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保健師における年齢階級別の平均年収は、以下の通りでした。

年齢 平均年収(賞与含む)
20歳〜24歳 359万6,700円
25歳〜29歳 426万7,800円
30歳〜34歳 397万2,000円
35歳〜39歳 475万5,600円
40歳〜44歳 516万8,400円
45歳〜49歳 461万1,700円
50歳〜54歳 468万7,800円
55歳〜59歳 620万4,800円
60歳〜64歳 535万2,200円
65歳〜69歳 350万8,000円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

一番高いのは55歳〜59歳で、60歳以降は定年後の再就職による数値が反映されていると予想されます。

経験年数別

次に、経験年数別の平均年収は下記の表の通りです。

経験年数 平均年収(賞与含む・残業代等除く)
0年 356万9,700円
1〜4年 385万8,000円
5〜9年 404万3,600円
10〜14年 474万1,000円
15年以上 527万4,700円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

平均年収の増額幅が一番大きくなるのは、勤続年数10年〜14年であるとわかります。勤続年数を積み重ねてなんらかの役職や責任者の立場にキャリアアップすると、年収が大幅に上昇すると予想されます。

企業規模別

企業規模別の平均年収は、以下の通りでした。

企業規模 平均年収(賞与含む)
10人以上99人以下 445万7,100円
100人以上999人以下 436万4,300円
1000人以上 464万7,700円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

一般の職業では企業規模が大きいほど年収が高い傾向にありますが、保健師においては1,000人以上になるまではその傾向がみられませんでした。なお、行政保健師の場合は「公務員」というくくりであるため、基本的に勤続年数によって年収が決まります。

産業保健師と行政保健師の年収の違い

産業保健師と行政保健師の年収の違い

保健師の年収は、産業保健師・行政保健師・学校保健師などの職場によって差がありますが、民間企業で働く産業保健師の給与相場はどれくらいなのでしょうか。

一般的に、産業保健師の平均年収は450万円前後といわれており、500万円前後といわれている行政保健師の平均年収より、低めの水準となっています。他方、令和5年賃金構造基本統計調査による保健師全体の平均年収と比較すると、同等程度の水準となります。ただしこれは平均値であるため、勤務先や経験によって年収が変わってくるというのが実情です。

産業保健師は所属する会社の一職員という立場となるため、給与体制も就業先の会社の規定に準じることになります。働く場所は大手企業・中小企業などさまざまですが、企業の規模・業績・雇用形態などによっても給与水準が異なります。どの会社で働くかによって年収は大きく変わってくるため、年収300万円という方もいれば、1,000万円を超えるという方もいます。

産業保健師は勤務先の企業の業績によっては、賞与が多い年もあれば大幅なカットがなされることもあり、年収の変動が起こりやすいという傾向もあります。他方、公的機関で公務員として働く行政保健師の給与は安定しています。

もっとも、産業保健師ならではの待遇面のメリットとして、大手企業などでは「福利厚生」や「各種手当」が充実している点があります。勤務先の企業にもよりますが、住宅手当・家賃補助・家族手当・財形貯蓄制度・保養所などの余暇施設など多岐にわたり、給与以外でも好待遇が期待できます。

産業保健師が年収アップするための方法

産業保健師が年収アップするための方法

ここからは、産業保健師が年収アップを目指すための具体的な方法について解説します。産業保健師は民間所属のため必ずしも通用するとは限りませんが、以下の方法が有効といえるでしょう。

長く勤続して昇給を目指す

大手企業などで産業保健師として勤務している場合、同じ職場で長く働くことによって、勤続年数に応じた昇給が期待できます。また、経験を積んで役職に就くことで役職手当が得られるため、収入を増やすことにつながります

また、経験や知識を高めることによっても、将来の収入増加が期待できます。先を見越したスキルの獲得を目指していきましょう

給与条件のよい職場に転職する

同じ産業保健師として働くのでも、勤務先によって年収は大きく変わります。現在の職場で長く働いても給与アップが期待できないのであれば、給与条件のよい企業へ転職するのも一つの方法です。

ただし、給与面ばかり重視して安易に転職してしまうのは好ましくありません。会社が変われば産業保健師としての働き方にも違いが出てくることを理解し、給与以外の部分まで含めて総合的に判断することが大切です。

行政保健師が年収アップするための方法

行政保健師が年収アップするための方法

ここからは、行政保健師の年収をアップさせる具体的な方法を紹介します。行政保健師は公務員であるため、年収は勤続年数に依存するのが基本です。しかし、経験を積んで民間の保健師に転職することで、年収アップが見込めます。

専門資格を取得する

行政保健師は「介護支援専門員」や「健康運動指導士・健康運動実践指導者」といった専門資格を取得することで、介護関連の役職にキャリアアップできます。また保健師は「第一種衛生管理者」の資格を無試験で取得できるため、産業保健師として民間企業の責任者へ転職も可能です。

条件のよい職場に転職する

行政保健師は公務員のため、若い年齢から就職すれば安定した給与が見込めます。そのため、20代後半や30代といった年齢で行政保健師になると、生涯年収は新卒でそのまま勤めている人よりも下がってしまうでしょう。

そのような場合は行政保健師としてある程度経験を積み、学校保健師や病院保健師、産業保健師における高い役職の求人へ応募するのが効果的です。相応の能力は求められますが、採用につながれば年収アップを目指せるでしょう。

研修や講習に参加してスキルアップを目指す

保健師のキャリアは幅が広く、福祉住環境コーディネーターや労働衛生コンサルタントといったさまざまな道があります。ただし目指す仕事によって必要な知識やスキルが異なるため、研修や講習に参加して知見を広げなければなりません。

また職業によっては、保健師として一定年数の経験を条件とする場合もあるため、着実に実務経験を積みあげていきましょう

保健師と看護師の年収の違い

保健師と看護師の年収の違い

前述した通り、令和5年賃金構造基本統計調査によると保健師の平均年収は「451万500円」、看護師の平均年収は「508万1,700円」です。単純にこの金額だけをみると、看護師の方が年収は高いという結果になります。

看護師の平均年収が保健師より高いことには、いくつかの理由があります。まず、保健師の平均年齢は「38.6歳」、看護師の平均年齢は「41.9歳」でやや看護師の方が高くなっていることがあげられます。その点を考慮すると、平均年齢が高くなっているため、看護師の方が平均年収もよくなっているといえるでしょう。

またそれ以外にも、看護師のほうが年収が高くなる要因には下記のような理由が考えられます。

  • 夜勤が多いため、夜勤手当があること
  • 専門分野のスキルが作用し、手当などにより給与があがりやすいこと
  • 保健師よりも年齢が比較的高いことから役職に就いているケースが多いこと

単純に平均年齢だけではなく、働き方の違いやスキル・役職等の有無などによって平均年収に差が出ているといえるでしょう。

また、あるアンケートによると下記のような結果も出ています。

  • 看護師:平均年齢30歳:平均年収400万円以上500万円未満
  • 保健師:平均年齢32歳:平均年収300万円以上400万円未満

年齢やキャリア、勤め先によっても年収は大きく変わってくる場合がありますが、基本的には「看護師」の方が年収が高いという結果がでています。一方で、年齢やキャリア、勤め先によっても年収は大きく変わってくる場合があるため、「看護師」「保健師」どちらが年収が高いかは、一概にはいえません。

【保健師との違いは?】看護師が年収アップするための方法

【保健師との違いは?】看護師が年収アップするための方法

ここからは、看護師が年収アップする方法を紹介します。世間一般に看護師は高年収といわれていますが、個人によって求める年収の水準は異なるものです。年収アップの方法は保健師と異なる部分もあるため、下記のポイントを意識して、現在の収入より上を目指しましょう。

専門分野のスキルを磨く

看護師は関連資格の取得による資格手当を支給しているところがあります。例えば「認定看護師」や「専門看護師」は看護師の上位資格にあたり、取得することで基本給アップや手当をつけるところもあります。

また「臨床心理士」や「糖尿病療養指導士」といった専門性の高い分野の資格を取得すれば、昇給時にアップする金額が増えたり、専門職としてのキャリアが開けたりします。

管理職を目指す

どの職業でも、役職や管理職に昇進することで給与の大幅なアップが期待できます。看護師の場合は、看護部長・看護師長・看護主任といった役職が代表的です。ただし給与があがる分、求められるスキル水準は高くなり、大きな責任も伴います

また管理職はマネジメント業務を兼任するため、他の看護師を取りまとめて業務を遂行しなければなりません。

夜勤手当を受ける

夜勤は通常の賃金から割増されるため、夜勤の回数を増やすことで給与をアップできます。専門資格の取得や管理職は求められるハードルが高いため、比較的短期で給与をあげたいなら夜勤がおすすめです

ただし夜勤は生活リズムが乱れるため、身体や精神の不調が起きやすくなります。基礎体力の向上やメンタル管理のスキルを磨き、体調を崩さないようにしましょう。

まとめ|年収だけではなくやりがいや働き方で保健師になるかを決めよう

保健師と看護師、医療系の職業を目指す際にはどちらを目指すか迷う人は少なくありません。そこで今回の記事では、とくに年収に重きをおいて解説をしました。年収だけをみれば保健師よりも看護師の方が高い傾向にあります。保健師を目指す人のなかには、給料よりもやりがいやワークライフバランスを求める人が多くいます。

保健師と看護師とでは、仕事内容にも大きな差があります。また、看護師には夜勤が多いなど、保健師にはない大変さがあるのも事実です。そのため単純に年収だけで決めるのではなく、仕事の内容や生活と仕事のバランスを踏まえて進む道を決めた方がよいでしょう。

看護師の資格をもっていれば保健師も目指せるため、本当にやりたいことや自分が望む働き方を自己分析で見極めたうえで、転職を検討するのもいいでしょう。

自己分析と聞いて「自分のやりたいことや望む働き方ってなんだろう......?」と悩む方は多いのではないでしょうか。そうした悩みを感じた場合には、自分一人で抱え込まずに転職エージェントの利用も検討していきましょう。

アポプラス保健師では、医療専門の転職支援サービスを提供しています。経験や実績豊富な転職エージェントが、一人ひとりの悩みや特性に合わせて転職活動のサポートをします。自分が本当に望む働き方がわからず不安を感じた場合には、ぜひアポプラス保健師にご相談ください。

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