【保健師】求人・転職情報【例文テンプレ付き】保健師の志望動機完全ガイド|市町村・企業・学校別の受かる書き方
公開日:2026年01月15日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
「就職先への志望動機がうまく書けない」「産業保健師を志望したいけど、どんな志望動機なら採用担当者に伝わるんだろう」といったお悩みはありませんか? 保健師の志望動機は、自治体や企業など、志望先によって重視されるポイントが大きく異なります。
この記事では、志望動機の基本の型から、市町村・企業など志望先別の書き方、看護学生向けの整理方法、実践で使える例文までを紹介し、最終的に「あなた専用の志望動機」を1本仕上げるところまでをゴールとしています。
具体的には、1)志望動機で評価されるポイントを理解し、2)基本の型に沿って自身の経験を書き出し、3)志望先(市区町村・企業・学校)に合わせて言い換え、4)例文を参考に面接でそのまま話せる文章に整えていく。という4ステップです。読み進めながらメモを取っていけば、読み終える頃には応募書類に使える志望動機のたたき台が完成するでしょう。転職・就活をスムーズに進めるためにも、ぜひ活用してみてください。
【この記事で得られること】
- 採用担当者に響く志望動機の「基本の型」と作成手順がわかる
- 市町村・企業・学校など志望先別のアピールポイントが理解できる
- 書類や面接ですぐに使える志望動機の具体的な例文が見つかる
- 面接での効果的な伝え方やよくある質問への対策がイメージできる
目次
- 保健師の志望動機が選考を左右する理由
- 失敗しない保健師志望動機の作り方|4ステップの基本型と注意点
- 志望先でどう変わる?|市町村・企業・学校における保健師志望動機のポイント
- 保健師の志望動機の例文
- 面接で志望動機を伝えるコツ|保健師ならではの質問対策
- 保健師の志望動機でよくある質問
- 保健師の志望動機に悩んだら転職エージェントへ相談しよう
- まとめ|保健師の志望動機は応募先に合わせて作成しよう
- 監修者
保健師の志望動機が選考を左右する理由
保健師の就職・転職先はさまざまで、自治体や企業など志望先によって重視されるポイントが大きく異なるため、志望動機をうまく書きわける必要があります。まずは、保健師の志望動機が重要視される背景と理由について解説していきましょう。
保健師の社会的使命と役割
社会の高齢化や生活習慣病の増加、メンタルヘルス問題の深刻化など、健康課題が多様化・複雑化する中で、保健師の役割はますます重要性を増しています。厚生労働省が令和4年に実施した衛生行政報告例(就業医療関係者)によると就業保健師の年々増加しており、保健師の役割は、自治体・企業・学校とさまざまな場で活躍し、人々の健康を守ることです。
そのためにも、保健師は人々の病気を未然に予防し、健康意識を高め、個人だけではなく集団にアプローチし、必要に応じて多職種と連携しなければなりません。保健師には、高いコミュニケーション能力、柔軟性や適応力が求められます。採用担当者は、応募者に対して「どのような健康課題に、どう取り組んできたか」「その経験からなにを学んだか」といった点を書類選考や面接で見極めます。
他職種より志望動機が問われやすい理由
病院を受診するときは、身体のどこかに不調が発生し、その不調を取り除きたいという明確な目的があります。しかし、予防の場合は元々不調がなく、目に見える変化がほとんどないため、予防のおかげで健康を保てていると実感するのが難しいのが一般的です。そのため、予防を通して健康作りをサポートしたいという強い動機が重要視されます。
また、対象が個人や集団であるため、それぞれの特性を理解し、対応方法を変える必要もあります。他の職種以上に柔軟性や適応力が求められるため、これまで保健師として培ってきた経験や理念が問われるケースが少なくありません。
失敗しない保健師志望動機の作り方|4ステップの基本型と注意点
ここからは保健師の方が志望動機を作成する際に知っておきたい、8つのポイントを紹介します。
保健師の業務内容を理解する
就職・転職を問わず、志望動機は保健師の業務内容を理解したうえで作成しましょう。保健師の仕事内容はさまざまで、応募先の企業によって少しずつ異なります。そのため保健師としての仕事の概要を踏まえたうえで、各企業で求められる業務内容に即した志望動機を組み立てましょう。
応募先企業が求める人材を把握する
志望動機を作成する前に、応募先の企業が求めている人材を把握しましょう。求人や募集要項、公式ホームページに求める人材や人物像が記載されているケースがほとんどです。
たとえば「主体的に取り組める人材」と記載がある場合は、自分の主体性を示す具体的なエピソードを交えながら、志望動機に組み込んでいく必要があります。応募先企業が求める人材の把握が難しい場合は、転職エージェントに相談しアドバイスを受けるのもひとつの手です。
地域のニーズや課題を把握する
自治体に就職を目指す場合、どういった保健活動を実施できるかを考えてみましょう。その地域が抱える課題を把握することが大切です。そのためには地域住民と積極的に関わり、信頼関係を築くことができる人材が求められます。自治体のホームページを参考に地域の課題を把握し、保健師としてこういった保健活動を行いたいと示すのが良いでしょう。
自分の経験やスキルと応募企業のニーズを結びつける
志望動機では「企業にどのように貢献できるか」を第一に考えますが、そこには自分の経験やスキルを含む必要があります。企業のニーズと自分の強みを掛け合わせることで、「うちの会社で〇〇に貢献してもらえるだろう」という具体的なイメージをもってもらえます。自分の経験やスキルについては、志望動機を作成する前に一度洗い出しておくのがおすすめです。
志望動機の「基本の型」を理解する
志望動機では、「職場を選んだ理由」や「入職後にどのように貢献できるのか」を、採用担当者が短時間で理解できる構成が求められます。多くの応募書類に目を通す採用側は、結論が後回しになっている文章や、話の流れが見えにくい志望動機に対して、評価を下げてしまうケースも少なくありません。
そのため、志望動機は、結論(志望動機)→ きっかけ(原体験)→ 自己PR(経験・スキル)→ 入社後のビジョンの順に書くのが「基本の型」になります。の順番で書くことで、採用担当者は志望動機の全体像を素早く把握でき、応募者の意欲や適性を判断しやすくなるでしょう。
まず、志望動機の冒頭で、「貴社を志望する理由は◯◯だからです」と、まず結論を示してみてください。明瞭かつ簡潔な一文になるよう意識することがポイントです。続いて、その職場を選んだ背景やきっかけを述べ、自身が取得しているスキルや実績を交えながら、意欲の高さをアピールしてみましょう。最後に、どのような活躍や成果を出そうとしているのかを伝えれば、採用後の活躍イメージを持ってもらいやすくなります。
採用担当者がイメージしやすい表現を心がけましょう。ワークショップに参加して、参加者同士で意見交換を行い、自身の志望動機を深めたり、質問リストを作成して志望動機を整理したりするなど、自分自身を見つめなおす機会を持つこともおすすめです。
自己PRとの違いを正しく理解する
志望動機と混同されやすいものに自己PRがあります。志望動機は「企業のどのようなポイントに魅力を感じて志望するのか」「入社後に実現したいことはなにか」を記載するものです。それに対し、自己PRは、自分の長所を主張し「どのように業務に役立てるか」を表現し、あなたの価値を理解してもらうためアピールする必要があります。
志望動機のNG例
志望動機のNG例がいくつかあります。たとえば、待遇面にばかりフォーカスするのはNGです。企業側から「仕事内容より待遇重視なのかな?」という印象を与えます。 福利厚生や待遇はあくまで補足情報で、仕事内容への熱意や貢献意欲をメインに伝えましょう。
「御社の成長性に魅力を感じ、貢献したい」といった抽象的な表現は、どの企業にも当てはまるので、なるべく避けたほうが良いでしょう。具体的な事業やサービス、企業文化に触れることで、説得力が増します。
具体的な経験を交えて志望動機を語ることが重要であるため、実体験に基づかない志望動機もNGです。未経験や経験不足な分野については正直に伝え、新たに学ぶ姿勢や意欲を示しましょう。
新卒・看護学生が志望動機を作るときのポイント
新卒の場合、大学や専門学校での学びや実習での経験を活かし、具体的なエピソードを交えながら志望動機を作成することで説得力が増します。自分の看護観を明確にし、将来自分自身はこういった活躍をしたい、どのように活かすことができるのかと前向きな意欲を示すと好印象になりやすいでしょう。
志望先でどう変わる?|市町村・企業・学校における保健師志望動機のポイント
ここからは、あなたの志望先別ごとに「どう志望動機を変えるべきか?」を解説していきます。自信の志望先に近いパートを中心に読み、志望動機を効果的に伝えるために必要なキーワードやエピソードのヒントを拾ってみてください。加えて、いずれの志望先も保健師免許は必須ですが、プラスアルファでどういったスキルや資格が必要となるか、向き不向きについても紹介していきます。
市町村保健師の志望動機|具体的なスキルや資格
地域住民のニーズは多様化しています。昔ながらの住民が多いが高齢者割合が増加している地域、土地開発により若い世代が多く住む地域、外国人を含めて転入転出者が著しい地域など、特性はさまざまです。まずは住民から求められているニーズを把握しましょう。
ニーズに応じた柔軟な対応を行うとともに、自治体の施策方針と照らし合わせ、地域を包括的にとらえる幅広い視点が必要です。地域住民の健康課題に応じて保健・医療・福祉・介護との連携を行うことが求められます。住民のライフステージに応じた支援が必要となるため、住民に寄り添える人が向いているでしょう。
保健所保健師の志望動機|具体的なスキルや資格
管轄している複数の市町村と連携を取り、その地域の健康課題の調査や対策、施策の運営、管理を行うことが主な業務です。感染症対策や精神保健対策を取りまとめたり、危機管理業務の研修を企画・運営したりと、関係者たちのまとめ役としての力が求められます。
他部署とのやり取りが主となるため、市町村保健師とくらべると、地域住民との関わりはあまりありません。そのため住民と接しながら地域の課題に取り組みたい人には向いていないかもしれません。マネジメント能力に長け、制度を作りあげていくことが得意な人にはおすすめです。
産業保健師の志望動機|具体的なスキルや資格
産業保健師の主な業務は、企業で働く従業員の健康を日常的に支えることです。具体的には、健康相談や面談で従業員の体調やメンタルヘルスの不調に対応し、必要に応じて医療機関、産業医、衛生管理者など、関連部門と連携します。健康診断の結果に基づく生活習慣改善の助言や再検査の案内、長時間労働者やメンタルヘルス不調者のフォローも産業保健師の重要な役割です。
また近年、「健康経営」も注目されており、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する企業が注目されています。産業保健師には、従業員に寄り添った健康支援を行うだけではなく、健康経営推進の中心となって企業をマネジメントしていく能力も必要です。
学校・大学保健師の志望動機|具体的なスキルや資格
学校保健師は、主に学校の中での健康診断のサポートや、感染症対策、保護者や地域と連携した健康管理を行います。保健師の専門知識を活かして、子どもたちの病気やけがの予防に力を入れているのが特徴です。学校保健師は、子どもたちの健康問題を未然に防ぐための対策を考え、ときには保護者や学校と話し合うこともあります。
学校保健師には、子どもの発達段階に応じたメンタルヘルス対策も求められます。保健師として幅広い知識を活かしながら、子どもたちが安全に学校生活を送れるようにサポートする能力が必要です。
未経験・ブランクがある場合の志望動機|具体的なスキルや資格
保健師の資格は取得しているものの看護師としての臨床経験しかなかったり、保健師経験があるが数年間のブランクがあったりする場合は、まず自分のスキルにどういった不足があるのかを認識してみてください。新たな分野に挑戦するため、学ぶ意欲を示すことは必須です。積極的に研修制度を活用したいという意思表示や、前職での経験をどのように活躍させたいのかを示すと良いでしょう。
保健師の志望動機の例文
ここからは、保健師の志望動機に関する例文(質問に対する回答)を紹介し、内容のポイントを解説していきます。
志望動機をお聞かせください
○回答例文
学生時代に、カウンセラーの先生にお世話になった経験があります。自分の悩みを親身に聞き、寄り添ってくれた保健師の先生が、その後の人生においても大きな支えになりました。私もそのように社員の皆さまを支え、サポートをしたく保健師の仕事に就きたいと感じています。
また、海外留学経験もあるため、異国に一人で暮らすことの不安もわかるつもりです。そこで、海外赴任の方も多くいらっしゃる貴社で、国内外問わず社員の皆さまが健康に働けるためのサポートをしていく仕事に就きたいと考えました。
■解説
志望動機は、どのような職場に就職を目指す場合も必ず尋ねられる内容です。「志望した理由」は誰にでもあるでしょう。「ほかの職場ではなく、この企業(もしくは学校や病院、行政など)に勤めたいのはなぜか」を意識して伝えるのがポイントです。
ただし、「メンタルヘルス不調の発症が増えている若い層をサポートしたいと考えているため、平均年齢の若い貴社に就職したい」といった内容を書く場合には注意をしてください。面接の際に「年齢層の高い役員層の担当になった場合どうしますか」といった質問をされる可能性があるからです。そのような質問を受けたときであっても、前向きな気持ちで受け答えができるよう、あらかじめ答え方を考えておきましょう。
なぜ保健師になろうと思ったのですか?
○回答例文
私は生まれたときからこの地域で暮らしています。子どものころから、地域の方々に見守られて育ちました。そのような毎日の中で、腰痛に悩む高齢者や、自分で歩けなくなってしまった方などを多く見てきました。
そのような方の荷物をもってあげたり、車いすを押したりするうちに、「もっと根本的な問題の解決を目指したい」と感じるようになりました。そこで、予防医療に携わって健康寿命を延ばし、QOLを高めていく活動をしたいと考えて、保健師の資格を取りました。
■解説
保健師は、それほどメジャーな働き方ではありません。そのため、「保健師を志したきっかけ」を、誰でも必ずもっているでしょう。「身近に保健師の方がいて、その方に憧れていた」「学校で保健師の仕事を知り、興味をもった」「保健師の方に助けてもらったことがある」など、「どうして保健師を知り、興味をもったのか」を説明しましょう。
なお、事実ではないエピソードを答えると、面接の際の質問への受け答えや他の書類に記載した内容との矛盾が出る可能性もあるため、本当のことを話すようにしてください。聞かれる可能性の高い質問ですから、何度も内容を見直して、丁寧に作り込むようにしましょう。
前職を辞めた理由は何ですか?
○回答例文
契約期間満了での退職です。夫の転勤予定があったため、派遣社員として1年契約で働いていました。
■解説
派遣社員や契約社員の場合、契約期間満了での退職は珍しいことではありません。とくにおかしな理由ではないため、マイナスイメージにとられることはないでしょう。しかし「なぜ派遣で働いていたのか」という点や、「なぜ派遣から正社員になろうと思ったのか」については、面接で追加の質問がされる可能性があります。
また、家族の転勤などが理由であった場合は、「うちに就職してもまた転勤で辞められるのでは」と危惧されるおそれがあります。あらかじめ「今後の転勤はありません」と書いておくようにしましょう。ただし、実際には転勤するかもしれないのに、「転勤はありません」と書くのはおすすめできません。後々問題になる可能性がありますから、嘘はつかずに自分の状況や気持ちを正直に記載することが大切です。
また、正社員として勤めていた会社を辞めた場合は、ネガティブな印象にならない回答を用意しておく必要があります。異なる職種を目指す場合は、どうしてもその職種を目指したかった理由を交えてアピールするのがおすすめです。
あなたの成功エピソードを教えてください
○回答例文
前職では、企業に勤める社員のメタボ対策とロコモ対策を積極的に行いました。運動を習慣付けるプログラムや社員食堂のメニュー改善、生活習慣のアドバイスによって、社員のメタボ率を2年間で7%減少させました。また、病気による休暇を取る社員も13%減少しました。はっきり数字として結果が残せたことで、保健師としての仕事に大きなやりがいと誇りを感じました。
■解説
保健師の経験がある方であれば、将来の働きを期待させるエピソードを書くのがおすすめです。また、新卒や第二新卒など若い世代の場合は、サークル活動や学生時代の課外活動についてのエピソードでも構いません。
ただし、「○○大会で優勝しました」というだけでは、自分がどのような努力をして結果に結びついたのかがわかりません。成功エピソードを伝えるときは、経過と結果をあわせて記載するようにしましょう。
志望動機におけるエビデンスの活用例としては、成功エピソードを加えることは重要です。過去に行ってきた保健指導の実績や工夫した点についてご紹介するのが良いでしょう。自分の強みや価値観をアピールし先方に合った価値観であること、入社後のビジョンや目標を明確にし、将来の貢献度を示しましょう。これらのポイントを押さえれば、より説得力のある志望動機を作成できます。
あなたの長所は何ですか?
○回答例文
何事にもコツコツ真面目に取り組むことです。これまでも、保健師としての仕事はもちろん、書類の確認や作成といった事務作業も率先して行ってきました。
■解説
とくに、行政で働く保健師の場合、保健師としての仕事のほかに、窓口業務や書類の処理も行う必要があります。そのため、事務作業が苦にならず、真面目に取り組んでいけるとアピールするのはプラス評価になるでしょう。また、「ポジティブ思考でいつも前向きである」「面倒見が良いと言われる」といったことも、保健師としての素養があると感じてもらえる回答です。
とはいえ、長所に関しては、あまりに非常識な回答や嘘でなければ、どのように答えても大きな問題はありません。大切なのは「簡潔かつわかりやすく、整理された形式で必要な情報を漏れなく記載する」ことです。不必要な文章を書いたり、疑問を残すような記載をしたりせず、読み手にとって要点が伝わる文章にしましょう。
面接で志望動機を伝えるコツ|保健師ならではの質問対策
ここでは、面接において志望動機を効果的に伝えるコツを解説していきます。
応募する企業や施設について調べる
保健師といえども、一般企業への就職を希望する場合は一人の求職者です。自分の保健師としての仕事への取り組み方についてだけでなく、応募する企業についての情報も集めておきましょう。面接で聞かれたときに答えられるように、どのような事業を行っている企業なのか、事業規模や従業員数、支社の有無や場所、成り立ち・沿革など、基本情報について押さえておく必要があります。
学校保健師の求人に応募するときも同様に、その学校の種別(公立か私立か)、規模や理念についても調べておきましょう。企業・学校のウェブサイトやパンフレットを熟読しておくのがおすすめです。
また、地域包括センターへの就職を希望している場合は、時間を見つけて実際に訪れてみるのもおすすめです。実際の様子を見れば、採用されて働くことになったあとのイメージをつかみやすくなり、同僚の様子やケアをしていくことになる患者の様子も見られます。
公務員の保健師を目指す場合は、該当の市区町村についてのデータ集めが重要です。市区町村内にある保健施設の種類や場所、自治体の保健に関する取り組みについて確認しておきましょう。ほかにも、ニュースに目を通して、保健師の仕事に関する時事問題についてもチェックしておくことをおすすめします。
服装や身だしなみを確認
面接当日の服装や身だしなみは、面接官の第一印象を左右します。服装は全体に清潔感のある明るい印象になるよう心がけましょう。女性の場合、派手なメイクやネイル、ヘアスタイルは避け、ナチュラルメイクと落ち着いたトーンの髪色を意識してください。髪が長い方は、ひとつにまとめるとすっきりした印象になります。服装は黒やグレー、紺などのスーツが基本です。足元は、高すぎないヒールのパンプスに自然な色合いのストッキングがおすすめです。男性の場合は、清潔感のある髪型と髭の処理、スーツの着こなしに注意しましょう。
態度や話し方の確認、非言語コミュニケーションのポイント
保健師の主な業務は、病気予防の指導やアドバイスをしたり、相談を受けたりすることです。住民や利用者の不安や悩みを丁寧に聞き取る場面が多くなるため、「人あたりがいいか」「会話のキャッチボールができているか」は、面接官のチェックポイントだと考えられます。
面接では、うなずきや相づち、相手の話を最後まで聞く姿勢、穏やかな表情などの非言語コミュニケーションも評価対象になる可能性が高いでしょう。自分の主張ばかりで面接官の話を聞く姿勢が見られない、会話のキャッチボールができていないようであれば、保健指導に向いていないと判断されるかもしれません。相手の話を遮らず、落ち着いて耳を傾け、相手に安心感を与える落ち着いた態度で受け答えができるよう意識しておくとよいでしょう。
相手が聞き取りやすい適度な声の大きさや高さ、話す速度、話しているときの姿勢・表情、視線の位置などは、すべてチェックポイントとなります。好印象を抱いてもらえるよう、鏡の前でチェックをしたり、親しい人に見てもらったりして問題がないか確認しておきしょう。また、予想外の質問をされたときも、慌てず穏やかな笑顔で答えられるように心がけておくことも大切です。
志望動機を深掘りされる質問への対策
「なぜうちなのか」は必ず質問されます。よそにはない、志望先独自の魅力を伝え、魅力を感じる理由も説明しましょう。ほかとの比較をしながら説明すると効果的です。場合によっては、自分の経験を交えながら話すのも良いでしょう。とくに行政(市町村)採用試験では、その地域にどれだけ関心をもっているのかが注目されます。試験前までにホームページに目を通し、どういった特徴のある市町村なのかを把握しておきましょう。
エピソードの説得力を高める方法
今までの経験を活かすことを話すとき、過去の実績を紹介するのも良いでしょう。行動の具体化としてわかりやすいのは、保健指導実施件数や最終評価実施件数について数値で表すことです。
実施した保健指導により目標達成率や件数を数値で示し、生活習慣の改善に繋がった具体的な成功事例を紹介するのも良いでしょう。たとえば以下のようなケースが紹介できるかもしれません。
仕事帰りに一駅前で下車し歩く習慣を増やした
晩酌をビール350ml2本飲んでいたところ500ml1本に減らした
毎日の間食を止めるのではなく200kcalまでなら食べても良いと許容範囲を決めた
こうした、対象者の背景に応じた生活習慣の改善を促したことや、支援終了後も継続できる指導を実施したことなどを、保健師としての専門的な視点を盛り込みましょう。
保健師の志望動機でよくある質問
ここでは、保健師の志望動機でよくある質問をご紹介します。
Q. 市町村保健師と産業保健師では志望動機の書き方はどう変わりますか
A.市町村の場合、幅広い年齢層への対応が求められ、仕事内容も多岐に渡ります。企業の場合、産業医や人事労務と連携し従業員の健康を管理します。応募先が求めている人材について調べ、自分の強みや経験を絡めて書きましょう。
Q. 実務未経験の場合、保健師の志望動機はどのように書けば良いですか
A.前職での経験をどのように活かしたいのか、新たな分野を学ぶために積極的に研修制度を活用したいことを示しましょう。もちろん経験者であっても向上心を示すべきですが、未経験者はとくに学ぶ意欲を示すことが大切です。
Q. 志望動機と一緒に書くべき資格・研修・取り組みはありますか
A.前職で活かしていた資格で、今後も活用していくものがあれば書きましょう。たとえば、産業カウンセラーや衛生管理者の資格を取得していることは大きなアピールになります。
保健師の志望動機に悩んだら転職エージェントへ相談しよう
志望動機の作成に悩んだ場合は家族や友人だけでなく、転職エージェントの利用もおすすめです。ここでは転職エージェントを利用することで得られる3つのメリットを紹介します。
転職エージェントがもつ豊富な知識を取り入れられる
転職エージェントに相談すると志望動機を作成する際に、豊富な知識をもとにアドバイスを受けられます。たとえば、企業に評価されやすい言い回しや、自身の強みの伝え方に加えて、過去にエージェント経由で転職した人の実例なども踏まえながら志望動機を作成できるため、より説得力のある文章を作成できるでしょう。
自分では気付かない理由を発見できる
転職エージェントに相談することで、自分では気づかなかった志望動機や強みに気付くこともできます。自分の考えや気持ちは自分が一番わかっていると思っていても、人に話すことで新しい解釈にたどりつくこともあるものです。
転職エージェントに「なぜこの企業を選んだのか」を伝える中で、自分で思っていた理由以外のものが見つかる可能性もあるでしょう。志望動機に含められる情報が多くなると、より深みのある文章を作成するきっかけにもなりえます。
文章のチェックとともに面接対策をしてもらえる
転職エージェントを活用すると志望動機の作成だけでなく、面接対策まで一貫して対応してもらえます。就職も転職も面接対策を事前にしておかなければ、本番での対応に困ってしまったり自分の伝えたいことをうまく伝えられなかったりと後悔する可能性があります。転職エージェントで事前に面接対策をし、質問への回答を用意しておけば、自信をもって面接に挑めるでしょう。
まとめ|保健師の志望動機は応募先に合わせて作成しよう
保健師の志望動機を書く際には、事前に応募先の理念や求められる人材について調べたうえで、自分の強みや経験を絡めて志望動機を示すことがポイントです。応募先に合わせた適切な志望動機を作成できれば、その後の面接にも落ち着いて臨むことができるでしょう。
一方で、自身の力のみで志望動機を作成するのは想像以上に難しいものです。適切な書き方がわからなかったり、「これで合っているのか」と不安になったりする場合は、転職エージェントを利用することも視野に入れてみましょう。アポプラス保健師は、産業保健師の転職に特化した経験豊富なコンサルタントが、一人ひとりの特性や応募先に合わせて転職活動のサポートをします。志望動機の作成や面接に少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。
実際に転職を成功させた方々の体験談もぜひ参考にしてください。
監修者
執筆者:阿部 春香(あべ はるか)
保健師
日本産業衛生学会、日本産業保健師会に所属。広島大学大学院(博士課程前期)を修了後、健診施設や中小企業の保健師として勤務。日本産業衛生学会の産業保健看護専門家制度登録者として「働くすべての人に産業保健を届けたい」と思い、産業保健の社会的認知を広げる活動を行っている。
保健師専門の転職サポート!32年の実績!
転職サポートに登録(無料)【新着】お役立ちブログ
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