【保健師】求人・転職情報看護師を辞めたい人の7つの理由と対処法3選!辞めるべきかの判断基準も解説
公開日:2024年10月18日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
看護師として日々せわしなく働いていると、ふとした瞬間に「なぜ看護師を続けているんだろう」と思ってしまう方も少なくないでしょう。日勤と夜勤の繰り返しや、日々課される書類作成や委員会活動で疲れてしまうこともあります。とはいえ、看護師を辞めたくなっても「つらいのは自分だけ?」と転職に二の足を踏むことも多く、辞めるかどうかの判断に困っている方もいるでしょう。
この記事では、看護師を辞めたいと感じる理由や辞めるかどうかの判断基準、辞めたいと感じたときの対処法について紹介します。記事の内容を通じて、新しいステージに進むための力を身につけましょう。
目次
看護師を辞めたいと感じる7つの理由

看護師は患者の看護や書類作成、委員会活動と業務が多く多忙を極めます。そのため、ワークライフバランスの不安定さを感じる方は多いのではないでしょうか。ワークライフバランス以外にも、仕事を続けていくうえで不満に思うこともあるでしょう。ここからは看護師を辞めたいと感じる7つの理由について紹介します。
業務内容が激務でつらい
護師の業務と一言でいっても内容は多岐に渡ります。あまりにも業務が多すぎるため、この先も看護師を続けていけるか不安になるケースもあるでしょう。
病棟看護師であれば、患者のケア以外にも病室の準備やオーダーの確認、看護計画書やサマリーの作成と時間に追われます。外来看護師であれば、医師のオーダーに沿ってせわしなく動き回らなければなりません。そのうえ、委員会活動や研究報告も任されるようになれば、毎日息つく暇なく働き続けなければなりません。
看護師は、一般的な職種に比べると給与が高い傾向にあります。しかし、抱えている仕事量に見合った金額とは言い切れず、疲労と不満が溜まってしまう場合もあります。
夜勤で生活リズムが崩れる
夜勤があると生活リズムは崩れます。夜勤が終わると疲れ果てて、家に帰れば寝るだけの生活になる場合もあります。夜勤は緊急対応しなければならない場面が多く、新人であればあるほど精神的にも肉体的にも大きな負担を感じます。そのため日中は体力回復のために費やしてしまい、気づけば夜のようなケースが多く、昼間の時間を有効活用できません。
また、夜勤を繰り返す生活であれば、家族や友人と予定が合わないことも多々あります。さらに子どもを育てていれば、夜勤シフトのタイミングで面倒を見てくれる人がいなければ、今まで通りに働けなくなるかもしれません。
理由は様々あれど日勤と夜勤を繰り返せば、自分の体調的にも周囲との関係性にも問題が発生する可能性があります。夜勤によって生活リズムがずれる点は、看護師として働くうえでのデメリットでしょう。
休みが取りづらい
看護師はシフト制のため、休みがとりづらい環境であるといえます。1人が連休をとれば必然的に他の人が連勤になる確率が高まるため、休みがとりづらくなるからです。
さらに、休日でも急な呼び出しがあったり、研修があったりと落ち着いて休めない日もあります。休息をしっかりとって仕事の疲れやストレスをケアしないと、心も身体も疲れが溜まってしまい、看護師を続けたくない気持ちにつながってしまいます。
ただでさえ人の入れ替わりが激しい世界であり、どの病院でも人手不足は深刻です。仕事を回すうえで周囲に迷惑をかけないためにも、休みをとりづらく感じてしまう人は少なくありません。
責任の重さに耐えられない
医療現場は、常に命の危険と隣り合わせの状況です。自分がした行動が患者の命を左右するため、常に気を緩められません。小さなミスであっても大きな事故につながるケースは少なくないため、たとえ経験を十分に積んだとしても、医療ミスを引き起こすリスクがついてまわります。
もちろん、仕事をするうえで適度な緊張感はよりよい成果を生み出すために必要ですが、極度の緊張感が常につきまとっていれば、よほどタフな精神でなければプレッシャーに押しつぶされてしまいます。
とくに急性期病院や緩和病棟といった容体の急変が起こりやすい現場であれば、死と向き合わなければならない場面が多々あります。経験が浅ければ浅いほど「つらいな、辞めたいな」と思う傾向が強くなります。
患者と接するのがしんどい
日々過酷な環境で働き続けると、患者対応がつらい、しんどいと感じることもあります。看護師になりたい理由は様々ですが、多くの人が「誰かの役に立ちたいから」と考え、看護師として働き始めるのではないでしょうか。しかし、日々の激務と精神的なプレッシャーから初心を忘れてしまうこともあるかもしれません。
また、患者全員が穏やかな人ばかりではありません。病気や怪我によって苦しんでいるのを十分に理解していたとしても、患者から理不尽な仕打ちを受けるのはつらいものです。そういった場合に、何のために自分が看護師として働いているのかわからなくなってしまう人も少なくないでしょう。
看護師である前にひとりの人間であるからこそ、上手くいかないことや嫌なことがあれば目を背けたくなるのは当然です。
人間関係の悩みで苦しい
看護師に限ったことではありませんが、職場の人間関係が原因で退職したいと思うことは少なくありません。就職したてのころであれば上手くできないことが多く、その結果、先輩看護師から心無い言葉を投げかけられることもあるでしょう。
在籍年数が長くなれば、ライフスタイルの変化から結婚・出産による長期休暇が増えます。子どもの病気で突発的な休みをとることもあるため、休みのしわ寄せを受ける看護師との仲が悪化するケースも少なくありません。
とくに看護師は、慢性的な人手不足により一人ひとりの業務量が多く、忙しすぎて人間関係が悪くなり業務に支障が出てしまうこともあります。人間関係が悪化すれば、おかれた環境から抜け出したくなるのも仕方がないでしょう。
やりたいことが他にできた
看護師以外にやりたいことができた場合、新たなステップに進みたいと感じます。また、将来性や昇給が見込めないような職場であれば、よりよい環境で働きたくなるでしょう。さらに新人看護師であれば、ミスによって叱責されることも多くなる傾向があります。そういったとき「自分は看護師に向いていないな、看護師以外の仕事の方が自分にとってはいいのでは」と考えてしまうときもあります。
世の中には数多くの仕事があるため、努力して勝ちとった看護師資格を活かしたキャリアアップ・キャリアチェンジも可能です。ふとしたときに見た求人票に心奪われる人も少なくないでしょう。
看護師を辞めるかどうかの判断基準

看護師を辞めたいと感じたとき「せっかく取得した資格を捨てて他の仕事に就くのはもったいないのでは?」と考える人も多くいます。また「自分の考えが甘く、経験が足りないから今の環境が苦しいのではないか?」など、転職に踏み切るうえでの心理的ハードルを感じることも少なくありません。
自分の工夫しだいで状況が好転することももちろんあります。しかし、外部要因によって苦しい環境に身をおかれていたり、精神的に追い詰められていたりする状況であれば、速やかに行動するべきです。
たとえば、次のようなケースであれば看護師を辞めることをおすすめします。
- 気分が沈んだり、怒りっぽくなったりと精神的に不安定になった
- なかなか寝つけず体調を崩すことが増えた
- 理由もなく不安な気持ちになる
- 残業があまりにも多すぎる
- パワハラやセクハラといったハラスメントが横行している
もしひとりで抱え込んでいる状況であれば、周囲の力を頼りましょう。自分の体調や人生を大事にできていないと感じたときが、看護師を辞めるタイミングかもしれません。
看護師を辞めたいと感じたときの対処法3選

看護師を辞めたいと感じても、看護師という職業に対する誇りがある場合には、今の自分の気持ちを振り返ることが重要です。自分の気持ちを改めて整理し、なぜ辞めたくなったのかの原因を特定することで、とるべき対策方法が明確になります。少しでも前向きな気持ちが残っているのであれば、衝動的に行動して後悔しないために、これから紹介する3つの対処法を試してみてください。
休みを取ってリフレッシュする
仕事を辞めたいと感じるとき、多くの場合は肉体的にも精神的にも疲労困憊になっています。疲れ果ててマイナスのイメージを持ったまま働き続ければ、ネガティブな考え方になるためです。ネガティブな考え方を払拭するためにも、意識的に休息を取ってリフレッシュしましょう。
趣味に没頭したりのんびり過ごしたりして、心身の回復に努めることでネガティブな思考が和らぎ、ポジティブな考え方ができるようになるかもしれません。
状況を改善する方法を考える
今おかれている状況が自分で改善できそうであれば、行動に移すことを検討してみましょう。問題が解決できれば、事態は好転するかもしれません。
自分で状況を打開できるケースは、いくつかあります。
たとえば、仕事のスキルが足りていないことが原因であれば、仕事の経験を積んだり勉強したりすることで克服できます。作業効率が悪くて自己嫌悪に陥るのであれば、仕事に慣れて手順が改善されれば、心に余裕を持って仕事ができるかもしれません。
自分で解決できる部分については、自分で努力して改善することで自信にもつながります。いつか転職するとしても、努力したことで身につけた意識やスキルは必ず役立ちます。
自分のやりたいことを明確にする
自分のやりたいことがわからなくなった場合、やりたいことを明確化するため情報収集に徹しましょう。調べていく過程で、自然とやりたいことが見つかるかもしれないからです。
今の環境から抜け出したくても「せっかくとった資格なのに手放すのはもったいない」と感じることが足かせになる場合もあります。そういった場合には、看護師資格を活かしたキャリアチェンジやキャリアアップを模索してみてはいかがでしょうか。
たとえば、看護師資格を活かした職種に「保健師」があります。保健師の資格を別途取得しなければなりませんが、看護師として身につけた経験や知識を活かせる仕事です。また、待遇面や給与においても、夜勤がなく収入も安定しているためおすすめです。
まとめ|看護師を辞めたいと感じたときは自分を見つめなおそう
今回、看護師を辞めたいと感じる理由や辞める際の判断基準、辞めたいと感じたときの対処法について紹介しました。仕事量が多く、重いプレッシャーを感じやすい看護師を辞めたいと感じる人も多いでしょう。
とはいえ、突発的に行動に移すのはおすすめしません。なぜ辞めたいのかを突き詰めて考え、自分で対策ができないかと一度は自問自答することが重要です。その際、もしひとりで抱え込んでいる状況であれば、周囲の力を頼ることも検討してみてください。身体に不調が見られるような場合には、無理せず早い段階で仕事から距離を置きましょう。
仕事が原因で体の不調が出てきたり、看護師を辞めたいと感じたりした方は、アポプラス保健師を利用して転職を検討しましょう。専任のコンサルタントが求人の提案や面接対策、入社後支援などを一貫してサポートするため、転職経験が少ない方でも安心して転職活動を進められます。無理して頑張りすぎる前に、早い段階で一度お気軽にご相談ください。
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