【保健師】求人・転職情報主婦から保健師になるには?資格取得の4つのルートと学費・年齢の現実を解説
公開日:2026年01月15日

こんにちは、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームです。
「子育てが落ち着いたので、社会貢献できる仕事に就きたい」
「主婦から保健師を目指すのはハードルが高すぎる?」
「家事や育児と両立しながら資格を取れるか不安」
このような悩みを持つ人のために、保健師転職のアポプラス保健師ライターチームが疑問解決につながる記事を執筆しました。
主婦から保健師への転身は決して難しくはありません。むしろ、子育てや生活の経験が現場で活きる強みになります。本記事では、主婦が保健師を目指すための具体的なルートや、メリット・デメリット、資格取得に必要な費用感まで詳しく解説します。
資格取得には家族の協力や資金計画が必要ですが、事前に正しい情報を知ることで不安は解消できます。自分に合った働き方や学習プランを見つけ、新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
【この記事からわかること】
- 未経験や主婦から保健師を目指すための具体的な4つのルートとそれぞれに必要な年数・学費
- 家事・育児経験が強みになる理由と資格取得の現実的な難易度
- 学費を抑える制度や家族の協力を得るためのポイント
目次
- 主婦でも保健師になれる?仕事内容と働き方・必要資格をまずは整理
- 主婦が保健師になる4つの方法|最短ルートや働きながら目指すルートを比較
- 主婦が保健師を目指すメリット・デメリット|現場目線で本音を解説
- 主婦が保健師を目指す3つの準備|学費・家族の協力・志望動機
- 主婦が保健師を目指す際によくある質問|年齢制限・学費・子育てとの両立は?
- まとめ|主婦から保健師を目指すために今すぐできること
主婦でも保健師になれる?仕事内容と働き方・必要資格をまずは整理
子育てや地域での経験を活かし、「社会に貢献できる仕事がしたい」と考える主婦の方は少なくありません。結論から言えば、主婦から保健師への転身は十分可能です。実際に、家事や育児の経験を強みにして活躍されている方も多くいます。
ここでは、保健師の仕事内容や働き方の種類、資格取得の流れについて解説します。
ママさんナースから保健師に転職し、保健師のパートとして働くお母さんたちの生の声を聞いてみましょう。
保健師の仕事とは
保健師は、人々が病気になるのを防ぎ、健康に暮らせるようサポートする専門職です。病院で「治療」を行う看護師とは異なり、保健師は「予防」と「生活」に重点を置いています。
赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代を対象に、乳幼児健診や健康相談、家庭訪問、生活習慣病の予防教室などを実施。行政の施策と連携しながら、医療・福祉・教育などの専門家と協力し、誰もが安心して暮らせる地域づくりを担う「健康の橋渡し役」と言えます。
保健師の種類
保健師の活躍の場はさまざまで、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。例えば、次のような仕事の種類があります。
- 行政保健師
- 産業保健師
- 学校保健師
中でも行政保健師は特に一般的な働き方です。地域住民の身近な相談役として、育児相談や高齢者の介護予防など、生活に密着した支援を行います。
企業の医務室などで、働く人々の健康管理やメンタルヘルス対策を担う保健師もいます。原則として夜勤がなく、土日休みが多いため、家庭と両立したい方に人気の働き方です。
学校の保健室や、福祉施設、健診センターなどで働く道もあります。「子どもに関わりたい」「障がい福祉に貢献したい」など、自分の関心に合わせてフィールドを選べるのが魅力です。
保健師になるための資格
保健師として働くには、国家資格である「保健師免許」が必要です。ただし、保健師になるには前提として「看護師免許」を持っている必要があります。
後ほど詳しく解説しますが、これから目指す場合、大学や統合カリキュラムのある専門学校に入学し、卒業時に「看護師」と「保健師」両方の国家試験を受ける必要があります。すでに看護師資格がある場合、保健師養成学校(1年制など)に通い、保健師国家試験を受けることになります。
社会人や主婦の方でも、養成学校で学び直して資格を取得するケースは珍しくありません。目標に合わせて、自分に合ったルートを検討してみましょう。
主婦が保健師になる4つの方法|最短ルートや働きながら目指すルートを比較
主婦の立場から保健師を目指すには、家事や育児とのバランスを考えながら、自分に合ったルートを選ぶことが大切です。ここでは代表的な4つのルートを紹介し、それぞれの特徴や向いている人を整理することで、「自分はどのパターンに当てはまりそうか」を具体的にイメージできるように解説します。
【最短】看護師と保健師を同時に取得できる学校へ進学する
4年制大学や、統合カリキュラムのある専門学校に入学する方法です。最大のメリットは、卒業と同時に「看護師」と「保健師」両方の国家試験受験資格が得られること。一度の進学で済むため、最も効率的なルートです。
ただし、4年間で両方の単位を取得し、実習もこなす必要があるため、スケジュールはかなりハードになります。家事や育児と並行する場合は、ご家族の協力や徹底した時間管理が不可欠です。「忙しくてもいいから、最短距離で資格を取りたい」という方に適しています。
看護師免許取得後に1年制の保健師養成課程へ進学する
すでに看護師免許を持っている方や、「まずは看護師として働いて現場を知りたい」という方に適したルートです。看護師としての基礎を固めた後、保健師養成学校(1年制)に進学し、地域看護や予防医療を専門的に学びます。
「看護」と「保健」の学びを分けられるため、一つひとつ着実にステップアップできるのが利点です。ただし、養成学校は定員が少なく、倍率が高くなりやすい傾向にあります。入試対策をしっかり行い、1年間集中的に学ぶ覚悟が必要です。
短期大学・看護専門学校から専攻科などに進学する
3年制の短大や看護専門学校を卒業(看護師資格取得)した後、1年制の「専攻科」や「養成学校」へ進学するパターンです。「最初は4年制大学に通う余裕がない」「まずは最短3年で看護師になりたい」という方が、後から保健師を目指す場合に選ばれます。
注意点は、在学中の成績や出席状況が進学時の評価に大きく関わることです。また、改めて入学金や学費がかかるため、経済的な計画も必要です。段階的に資格を増やしていきたい人にとって、現実的な選択肢の一つです。
保健師養成課程を併設している大学院に入学する
大学院の修士課程(2年間)の中に、保健師養成コースを設けている学校(東京大学大学院など)へ進学するルートです。ここでは資格取得だけでなく、公衆衛生の理論、データ分析、研究能力など、より高度で広範なスキルを身につけることができます。
期間は2年かかり学費も必要ですが、将来的に大学の教員や研究職、行政の幹部などを目指したい方には最適です。「保健師として社会課題を解決したい」という高い志を持つ方におすすめの道です。
主婦が保健師を目指すメリット・デメリット|現場目線で本音を解説
「子育てや家事の経験を活かし、地域の健康を支えたい」 そんな想いを持つ主婦の方にとって、保健師は非常に現実的で魅力的な選択肢です。働きやすさや安定性が注目されがちですが、資格取得の道のりや、働き方の変化など、事前に知っておくべき現実もあります。
主婦が保健師を目指すメリット
まず大きな強みとなるのが、主婦として培ってきた「生活者としての経験」です。日々の家事や子育て、近所付き合いや親の介護といった経験は、教科書だけでは学べない貴重なスキルです。住民の悩みに寄り添う際も、生活の実感を伴ったアドバイスができるため、相手の心に響く支援ができるでしょう。
また、家庭と仕事を両立しやすい環境も大きな魅力です。行政や企業の保健師は、基本的にカレンダー通りの日勤が多く、病院勤務のような夜勤や急な呼び出しがほとんどありません。そのため、子どもの学校行事や家族の時間に合わせて生活リズムを整えることが可能です。
さらに、ライフステージに合わせて「子育て中は扶養内のパート勤務」「手が離れたら安定した正職員」といった柔軟な働き方を選べる点も、長くキャリアを続けるうえで心強い要素といえます。
| 働き方の種類 | 主婦との相性 | 主な勤務先の例 | 勤務時間の傾向 | 給与の目安 | 向いている人の特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 常勤 (フルタイム) |
△ | 市区町村保健センター 企業の健康管理室 病院など |
1日8時間前後・週5日 土日休みの職場が多い |
安定した月給 (ボーナスあり) |
安定収入・長期的なキャリアを重視する人 |
| 非常勤 (パート) |
◎ | 行政の母子保健 学校保健 健診センターなど |
週2〜5日 短時間勤務あり |
時給/日給制 | 家庭最優先で働きたい人 ブランクから再就職したい人 |
| 派遣 | ◯ | 企業健診・特定保健指導 イベント・巡回健診など |
シフトや期間を選べる 単発勤務あり |
時給が比較的高め | 子どもが大きくなってから稼ぎたい人 色々な経験を積みたい人 |
主婦が保健師を目指すデメリット
一方で、資格取得には相応の覚悟が必要です。保健師になるには「看護師」と「保健師」両方の資格が必須であり、これから目指す場合は数年間の通学や実習が必要となります。すでに看護師資格を持っていても、保健師課程で学び直す期間が必要なため、家事や育児と勉強を両立するには家族の協力が欠かせません。
また、就職の難易度にも注意が必要です。保健師の求人は病院の看護師に比べて数が少なく、「土日休みで安定している」ため非常に人気があります。資格を取れば必ず希望の職場に入れるとは限らず、高い倍率を突破しなければなりません。企業の健康管理部門、健診センター、学校、産業保健分野など民間の求人も視野に入れ、複数の志望先を持ちながら就職活動を進めることが現実的な対策といえるでしょう。
さらに、仕事内容は「予防」や「相談」が中心となるため、職場によっては採血などの医療行為を行う機会は激減します。「看護師としての手技が鈍るかもしれない」という不安や、臨床現場とは異なるやりがいに順応できるかどうかも、事前に考えておくべきポイントです。
主婦が保健師を目指す3つの準備|学費・家族の協力・志望動機
主婦の方が保健師を目指すには、勉強への意欲だけでなく、家庭生活や経済面といった「現実的な基盤」を整えることが大切です。安心して学びに集中するために、事前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
家族にサポートしてもらう
主婦が再び「学生」に戻るには、家族のチームワークが不可欠です。通学や実習で家にいない時間が増えるため、スケジュールの共有はもちろん、子どもの送り迎え、家事の分担、子どもが急に熱を出した時の対応などを具体的に話し合っておきましょう。
また、学業に専念することで世帯収入が一時的に減る可能性もあります。事前に家計を見直し、無理のない資金計画を共有しておくことも大切です。家族の応援と協力体制があれば、精神的な負担が減り、勉強や実習に全力で取り組めるようになります。
必要な費用を理解する
進学ルートによって学費は大きく異なります。授業料だけでなく、実習費や教材費、通学費などの「隠れた出費」も含めてシミュレーションすることが重要です。
- 看護専門学校(3年): 総額 約300〜350万円
- 保健師養成学校(1年/看護師免許あり): 年間 約100〜200万円
- 私立大学(4年/統合カリキュラム): 総額 約450〜700万円
これらはあくまで目安ですが、決して安い金額ではありません。しかし、学び直しの費用負担を軽減するための制度もあります。
代表的なのが「専門実践教育訓練給付金」です。一定の要件を満たしたうえで、厚生労働大臣が指定した講座を受講・修了した場合、支払った教育訓練費用の一部が国から給付されます。通常は受講中に支払った費用の50%が支給され、条件を満たすとさらに追加支給が受けられるなど、最大受講費用の70〜80%程度の給付が見込める場合もあります。
また、病院や自治体の奨学金制度、学費サポート制度なども利用できる場合があるため、進学前に情報収集をして無理のない資金計画を立てましょう。
保健師を目指す動機についてしっかり考える
資格取得までの道のりは平坦ではありません。家事や育児と両立する中で、くじけそうになることもあるでしょう。そんな時の支えになるのが、「なぜ今、保健師になりたいのか」という確固たる動機です。
「病院での治療(看護師)」ではなく、あえて「地域の予防(保健師)」を選ぶ理由は何か。これまでの主婦としての経験や、地域での生活実感をどう活かしたいのか。これらを自分自身の言葉で整理しておくことが大切です。明確な動機は、学習のモチベーション維持になるだけでなく、進学時や就職時の面接において、あなただけの強力なアピールポイントになります。
主婦が保健師を目指す際によくある質問|年齢制限・学費・子育てとの両立は?
「看護師の経験がなくても大丈夫?」「学費や子育てとの両立は?」 保健師への道を考え始めたとき、期待と同じくらい不安が浮かぶのは当然のことです。ここでは、主婦の方が保健師を目指す際によくある5つの疑問について、制度や現実的な対策を整理して回答します。
看護師の経験がなくてもなれる?
法律上、保健師になるには「看護師免許」を持っていることが絶対条件です。そのため、看護師免許を持っていない場合は、まずそこから取得する必要があります。
学費を抑える方法はある?
社会人の学び直しを支援する制度がいくつかあります。代表的なものが「専門実践教育訓練給付金」です。厚生労働大臣が指定する講座を受講する場合、学費の一部が国から給付されます。修了後に資格を取得し就職すると、追加給付が受けられるケースもあります。
また、学校によっては「病院奨学金」などが利用できる場合もあります。志望校を選ぶ際は、これらの支援制度が使えるかどうかを必ずチェックしましょう。
年齢制限はある?
養成学校の入試には年齢制限はありませんが、就職時には年齢制限を設けている自治体が多いのが実情です。一般的には、新卒・一般枠は30代前半までとしている自治体が多く、若年層を中心に採用される傾向があります。
一方で、近年は社会人経験者枠(中途採用)を設ける自治体も増えており、40代〜50代前半まで応募可能なケースもあります。看護師としての実務経験や社会人経験が評価されやすいのが特徴です。
30代後半以降で行政保健師を目指す場合は、社会人枠の有無や年齢条件を事前に確認し、複数の自治体を比較しながら受験先を選びましょう。企業や健診センター、学校などの民間保健師求人も視野に入れておくことで、キャリアを設計しやすくなります。
子育てと勉強を両立できる?
両立は可能ですが、生活面の負担が増えます。養成学校に通うと、平日の講義に加えて長期間の実習があり、登校時間が不規則になったり、朝から夕方まで家を空ける日が続いたりします。課題や試験前は自宅学習の時間も必要になり、家事・育児をそのまま続けるのは現実的ではありません。
この状況を一人で抱え込むと、時間的にも精神的にも限界が来やすいのが実情です。そのため、実習や試験のスケジュール感を把握し、忙しい時期を家族と共有しておくことが大切です。また、送迎や家事の分担、頼れる親族や外部サービスの活用など、「支えてもらう前提」で環境を整えましょう。
決して楽な道のりではありませんが、家庭内で役割分担と協力体制を築ければ、子育て中の主婦でも資格取得は十分に目指せます。まずは「自分の家庭で、どこまでサポートが得られるか」を整理したうえで進学を検討しましょう。
保健師資格を取った後の転職先は?
保健師の活躍の場は、自治体の保健センター、企業の健康管理室、学校、健診センターなど多岐にわたります。これらの職場は、病院勤務に比べて「夜勤がない」「土日祝休み」「残業が少なめ」といった条件が揃っていることが多く、子育て中の主婦にとって非常に働きやすい環境です。
「バリバリ働きたい」「扶養内で働きたい」「親の介護と両立したい」など、ライフステージの変化に合わせて働き方を選べるのも保健師の大きな魅力です。
主婦でも目指しやすい保健師養成課程の学校・施設は?
「社会人入試」や「社会人学生が多い学校」が狙い目です。学校の中には、主婦や社会人が学びやすい環境を整えているところがあります。
- 社会人入試枠: 一般入試より学力試験の負担が軽く、面接や小論文を重視する
- 多様なカリキュラム: 夜間や週末の講座、通信制などを取り入れている
- 給付金対象講座: 学費負担を抑えられる指定講座を持っている
学校説明会やオープンキャンパスに参加し、「社会人学生の割合」や「子育て中の学生へのサポート」を確認してみましょう。同じ境遇の仲間がいる学校なら、悩みも共有しやすく、モチベーションを維持しやすくなります。
まとめ|主婦から保健師を目指すために今すぐできること
主婦から保健師を目指すことは、決して不可能な挑戦ではありません。むしろ、家事や育児、地域での生活経験を持つ主婦だからこそ、働く人の悩みや生活背景に寄り添い、実体験に基づいたアドバイスができる産業保健師として活躍できる可能性があります。
もちろん、資格取得までの道のりには、勉強時間の確保や学費の準備など、乗り越えるべきハードルがあります。しかし、自身のライフスタイルに合わせて進学ルートを選び、家族と協力体制を築くことで、着実にキャリアチェンジを実現している方も少なくありません。
産業保健師への就職を検討している方は、アポプラス保健師をご活用ください。産業保健分野に特化したコンサルタントが、求人紹介から選考対策まで一貫してサポートします。初めて産業保健師としての就職・転職に不安を感じている方も、安心してご相談いただけます。
保健師専門の転職サポート!32年の実績!
転職サポートに登録(無料)【新着】お役立ちブログ
- 2026年01月15日 主婦から保健師になるには?資格取得の4つのルートと学費・年齢の現実を解説
- 2026年01月15日 【2026最新】看護師のスキルアップ資格15選|働きながら取れる?難易度・費用・年収を全比較
- 2026年01月15日 【2026年最新】保健師の就職先10選|行政・企業・病院の違いと選び方
- 2026年01月15日 保健師と看護師の違いとは?|向いている人・年収・働き方・転職ルートを解説
- 2026年01月15日 【例文テンプレ付き】保健師の志望動機完全ガイド|市町村・企業・学校別の受かる書き方










